「千葉・富津…生海苔の贅沢飯&栃木・野木…11品目!具たくさん豚汁」

公開: 更新: テレ東プラス

ニッポンの「リアルなご飯」にスポットをあて、「あなたのご飯見せて下さい」を合言葉にリポーターが旅を敢行する「昼めし旅」(毎週月~金曜 昼12時00分)。その土地ならではのお昼ご飯や人気店、魅力的なご飯を紹介します。

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1月30日(火)は、千葉県富津市で昼めし旅。富津市は東京湾に面した漁師町。海苔の養殖も盛んで、千葉県の中でも、そのおよそ8割を占める一大産地です。

【動画】「ごいしのりラーメン」や「はかりめ丼」…地元ならではの人気メニュー!

市内では、海苔をふんだんに乗せたラーメンも人気。なんと、麺にも海苔が練り込まれているので、磯の香りが口いっぱいに広がるひと品です。そんな漁師町、富津市でご飯調査するのは、フリーアナウンサーの笠井信輔さん。2021年に悪性リンパ腫から完全復活し、精力的に活躍中です。

教習生に人気!富津産のアナゴ入り巻き寿司のまかない


富津漁港を訪れたあと、住宅街に移ってご飯調査。
店の庭に水やりをしていた、雨笠正昭さん(82歳)に声をかけました。雨笠さんは、地元で愛されること52年、割烹や寿司などのお店「味のかん七」を営んでいます。それでは、さっそく例のお願いを…。

「あなたのご飯、見せてくださ~い」!

すんなり交渉成立!

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店の人気メニューは、富津産のアナゴを乗せた「はかりめ丼」!

アナゴの細長くて白い模様が市場で使われていた棒はかりの目盛りに似ていたことから、この辺りではアナゴを「はかりめ」と呼んでいたそうです。

実は、こちらのお店のすぐ向かい側は自動車教習所。女性専用の合宿所があり、2週間の短期合宿をする教習生の食事をサポートしているそうです。

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こちらが「味のかん七」のまかない。

「大根と鯛のアラ煮」は、メニューの刺し身で余った鯛のアラと、自家採れ大根を煮込むこと20分ほど。この日は教習生の好みに合わせて少し甘めに味付けしてあるとのこと。マグロや富津産のアナゴを入れた「巻き寿司」や「いなり寿司」は手軽に食べられることもあり、教習生からも人気のひと品。さらに旬の「白菜の漬物」も並びました。こちらは家庭菜園で栽培している白菜を、かつお節と生姜で味付けしています。

地元ならでは!生海苔の意外な食べ方


引き続き、富津市でアポなしご飯調査。この日は、気温が5℃ほどと冷え込んでいるせいか、なかなか人に出会えず…。漁港か町中へ移動するか思案していたところ、笠井さんが地元住民の保坂靖幸さんを発見し猛ダッシュ! さっそく例のお願いを…。

「あなたのご飯、見せてくださ~い」!

仕事に出ている妻・裕美子さんへ連絡してもらい、交渉成立!
夕飯準備の時間まで待って、ご飯を見せていただくことになりました。

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まずは白菜と豚バラ肉をカット。風味を良くするために、ごま油を引いたフライパンで炒めていきます。火を通すことで甘みが強くなる白菜、この時期は鍋だけではなく炒め物にすることも多いそうです。味付けはめんつゆ。にんにくと水溶き片栗粉を入れたら、「豚バラ肉と白菜のクタクタ煮」の出来上がり! 水溶き片栗粉を入れることで、寒い時期でも冷めにくく、アツアツのまま食べられます。

2品目は「玉ねぎとヨーグルトのサラダ」。玉ねぎをスライスして水にさらします。そこへ塩コショウで味付け。さらにプレーンヨーグルトを入れます。健康のためにヨーグルトは毎日のように食べているそうです。

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3品目。冷蔵庫から取り出したのは、生海苔! この時期は、友人の漁師さんからいただくことが多いとのこと。しっかりと水洗いをして、ポン酢を入れたら、「生海苔のポン酢和え」の出来上がり。鮮度がいい富津市ならではの生海苔。塩味がありますが、ポン酢は多めにするのが保坂さんのお好みです。

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こちらが、保坂さん家の晩ご飯。

ご相伴にあずかった笠井さんは新鮮な生海苔の味に「岩海苔とはまた全然違う」とびっくり! 「玉ねぎとヨーグルトのサラダ」は玉ねぎの辛みをヨーグルトで和らげたやさしい味わい。味付けは靖幸さんの健康を考え、控えめにしているとのこと。仕事の関係で出会った保坂さんご夫婦は、今年で結婚24年目を迎えたそうです。

取材に協力していただいた皆様、今回もごちそうさまでした!