超巨大!担々麺とは違うご当地名物「担々やきそば」!具材丸ごと!?特製オムレツも

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ニッポンの「リアルなご飯」にスポットをあて、「あなたのご飯見せてください」を合言葉にリポーターが旅を敢行する「昼めし旅」(毎週月~金曜 昼12時00分)。その土地ならではのお昼ご飯や人気店、魅力的なご飯を紹介します。

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11月6日(月)は神奈川県湯河原町でご飯調査。湯河原の特産品といえば、今旬を迎えるみかん。湯川のみかんの特徴は、なんといっても味の濃さ! 収穫後貯蔵することで、より濃厚になるそうですが、年を越すとさらに濃厚になるそうです。また街中では、みかん最中やみかんジャムなど、さまざまなみかんの商品を販売しています。そんな湯河原町でご飯調査するのは、お笑いコンビ・デカダンスの芦名秀介さんです。

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ご長寿の秘訣!?中華食堂を営む老夫婦が食べる「たぬきラーメン」


訪れたのは、昭和42年創業の「高松食堂」。店を切り盛りする河西孝さんは82歳、妻・照美さんは77歳で今も現役! およそ60年間、ご夫婦で力を合わせでお店を営んできました。こちらで提供している、湯河原の密かな名物「担々やきそば」とは、はたしてどんな料理なのでしょうか? せっかくなので注文することに。

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カリッと揚げた麺にふんだんに野菜が入った餡がたっぷりの「担々やきそば 揚げ麺」(※ご飯はセットではありません)。特徴は、少しピリ辛の調味料、「担々やきそばの素」を使うこと。現在、湯河原町では、「担々やきそば」を10店舗以上で提供しており、お店ごとに工夫したさまざまな味が楽しめます。「担々麺とは全然違う味わいです。餡の味がしっかりしていて美味しい」と、芦名さん。ご飯茶碗が小さく見えるほど巨大な、高松食堂ならではの担々やきそばをいただいたところで、例のお願いを…。

「あなたのご飯、見せてくださ~い」!

交渉成立!

営業が終わった午後3時にあらためて伺いました。照美さんが作る「たぬきラーメン」は、寒くなると毎日食べるという定番のメニュー。

まず、醤油タレに、お店でも使っている牛骨ベースのスープを合わせます。牛骨スープは、照美さんの出身地・九州の味にあやかってのことだそうです。茹でた麺を入れ、仕上げにたっぷりの揚げ玉とネギを入れたら出来上がり!

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こちらが高松食堂のまかない「たぬきラーメン」。

「たぬき」とは揚げ玉のこと。うどんやそばではおなじみですが、ラーメンにもベストマッチ。揚げ玉を入れることで、ラーメンのコクがさらに増して毎日食べても飽きない味に。これからもご夫婦でますます元気に、お店の切り盛りを頑張ってください!

愛情たっぷり!味の決め手はココナッツシュガー!?


時刻は夕方4時半。昼間、みかん畑で収穫をしていたところに声をかけ、ご飯を見せていただく約束をした神戸崇雄さんのご自宅へ。するとパートナーである榎本朱美さんが出迎えてくれました。お2人はもともと同じ職場で知り合ったそうです。

難病の母親を介護していた神戸さん。38歳で仕事を辞め、13年間、母親の看病をしていたといいます。しかし2年ほど前に母親が他界。神戸さんが気力を失っていた時に助けてくれたのが榎本さんでした。神戸さんをなんとか元気づけようと、毎日食事を作るようになったのだとか。そんな榎本さんが作る本日のお2人のご飯は?

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さっそく豚汁作りから。先に豚肉をゴマ油で炒めて旨みを出します。火が通ったところで、タマネギ、ジャガイモ、エリンギなどたっぷりの野菜と、水を加えて煮込んでいきます。味付けは顆粒のカツオ出汁と味噌。これで普通よりもコクが増した豚汁の出来上がりです。

続いて作るのは、インゲンのゴマ和え。茹でたインゲンをすりごまと醤油と砂糖で作っておいたタレで和えます。味付けに使う砂糖はココナッツシュガー。ヘルシーで甘さもまろやかなのだそうです。

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最後は特製のオムレツを作ります。フライパンで豚肉を炒め、タマネギを加えたら味付けします。カツオ出汁(顆粒)と醤油、ココナッツシュガーを投入。味付けした豚肉は一度取り出し、卵を焼いていきます。ほどよく焼けたところで豚肉を戻して包んだら出来上がり!

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こちらが神戸さんと榎本さんの本日のご飯。

メインのオムレツのほかに、きゅうりの酢の物やヘルシーな五穀米など、榎本さんの神戸さんへの愛情が詰まったご飯が並びました。ご相伴にあずかった芦名さん。特製オムレツを食べ、「ご飯が進みますね」と絶賛! これからも仲良く支え合っていってくださいね。ごちそうさまでした!