ハゲたら「植えます!」バカリズム×東京03飯塚が将来のシミュレーション!?

公開: 更新: テレ東プラス

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仲良しのバカリズム飯塚悟志東京03)の番組「バカリヅカ」(月曜深夜24時30分)。ネタやコントに定評のある2人が、ネタでもコントでもなく…ただただ遊ぶ30分! バカリズムが想像力を働かせて考える“その時やってみたいこと”“今後のためにやっておいたほうがいいこと”“やってみないとどうなるかわからないこと”などを、2人で自由に試します。

第1回目のロケに密着&2人のインタビューをお届け!

初回ロケに密着!


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記念すべき最初のロケは、東京スカイツリー前からスタート!

「バカリズムです」
「飯塚です」
「バカリヅカです!」

まるでアイドルの自己紹介のようなタイトルコールに、首を捻るバカリズムさん。一方、飯塚さんは「毎回これやりたい」とノリノリ!

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初回のテーマは「20年後の飯塚さんに似合うファッションをシミュレーションしておこう」。
「数十年後、飯塚さんの頭皮が寂しくなってしまったら、今着ているファッションは似合わないかもしれない…」と心配するバカリズムさん。飯塚さんの老後をより良いものにするために、頭皮が薄くなった飯塚さんでも似合うファッションを考えます。

想像しやすいよう、飯塚さんはハゲヅラをかぶってロケ。いろんなタイプのハゲ方がありますが、2人が選んだのは…?

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途中、フードコートでジュースを飲んだり、たこ焼きを食べたり、だらだらするだけのシーンも。あまりのゆるさに、「こんなロケ許されるの⁉」と心配になる2人。

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バカリズムさんのコーディネートで、飯塚さんが大変身!
数十年後のために、ハゲた姿で宣材写真を撮っておこうと提案するバカリズムさんですが…撮影現場はまさかの場所だった!?

バカリズム&飯塚インタビュー


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初ロケ後を終えたばかりの、バカリズムさん&飯塚さんにインタビュー! 同時期に芸人としてデビューし、売れない時代からずっとネタにこだわり続けてきた2人の、この番組への思いは?

――お疲れ様でした!まずは、お2人での番組が決定した時の感想を教えてください。

バカリズム「20歳そこそこの時に出会って、テレビに全然出られなかった頃から知っているので、こうして2人で番組をやらせてもらえるなんて夢みたいです。つい先日も、東京03の福岡公演を観に行って、一緒に大浴場に入りましたから。僕たち、そういう仲ですから」

飯塚「”そういう仲”って言うと、勘違いされそうだよ(笑)」

バカリズム「そのくらい気心知れた仲ということです。だから2人で番組ができるなんて、夢みたいですよね。お互いに、テレビではなく舞台で細々とやっていくタイプだと思っていたので、こんな未来が来るとは思わなかった」

飯塚「しかも『バカリヅカ』って、自分たちの名前が番組タイトルになって。感慨深いです」

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――初回は「東京ソラマチ」でのショッピングロケ。収録はいかがでしたか?

バカリズム「『飯塚さん、すごいツッコむなぁ』って思いました。普段、一緒にご飯を食べてる時はそんなにツッコまないから、『飯塚さん怒ってんのかな?』って」

飯塚「ツッコむのが仕事なんだよ!(笑) 僕は升野くん(バカリズム)に任せっぱなしで、何の準備もなくここに来て、ずっとイジられて…そりゃツッコみますよ」

バカリズム「こっちは打ち合わせからずっと考えていたから、ある程度慣れてきちゃってるというか、そんなにボケてるとも思ってなくて。だからすごく新鮮でしたね。『こんなにツッコまれるんだ〜!』って」

飯塚「やめろよそれ! めちゃくちゃ恥ずかしいよ!」

バカリズム「(笑)」

飯塚「僕はハゲのカツラをかぶってロケをしていたんですけど、升野くんが『ウケようとするな』とか『それで笑わせようとするな』とか言ってくるんですよ。僕としては、ハゲた以上はウケたいし、笑わせたいわけですよ」

バカリズム「そこで若干の価値観のズレがあったというか。今はもう、ハゲを笑う時代じゃないんですよね。だからそこをイジる企画じゃなくて、あくまでもファッションの企画なので」

飯塚「ファッションの企画は嘘だろ!」

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――ロケの際、通行中の方々が飯塚さんの頭を二度見していました。そういった視線は感じてらっしゃいましたか?

バカリズム「『飯塚さんって、普段ああなんだ…』っていう視線ですよね」

飯塚「それを一番恐れてたんだよ!しかも、ほとんどの人が僕のハゲに違和感を抱いていないというか、当たり前のように受け入れていた人が多かったので…」

バカリズム「でも、将来的にはそうなるわけだから、いいシミュレーションになったと思いますよ」

飯塚「ハゲるって決めつけないでよ!」

――バカリズムさんは、将来髪が薄くなったらどうしますか?

バカリズム「植えます!」

飯塚「それがアリなら俺もそうするよ!」

バカリズム「本当は、もうカツラにしたいんですよね。散髪に行くのが面倒なので、スキンヘッドにして、カツラをかぶるだけにしたい」

飯塚「わかる。散髪って面倒くさいよね」

――テレビ東京では「ウレロ☆シリーズ」などでの共演はありますが、今回はコントではなく、ロケ番組での共演。いつもと違う感覚はありましたか?

バカリズム「普段はスタジオや舞台上での共演なので、外で飯塚さんの声を聞くと、すごく大きいなと思いました。『声、張るなぁ』って」

飯塚「僕はいつも通りなんですけど、そもそも地声が大きいのと、声を張らざるをえないシチュエーションだったというのはありますよ」

バカリズム「大人が大きな声で怒鳴ってるから、みんな振り返っていたよね。しかもハゲてて貫禄があるし、遠目には『バカリズムが大御所を怒らせてる』って見えたかもしれないですね」

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――旧知の仲のお2人ですが、お互いに『昔と比べて変わったな』と思う部分はありますか?

バカリズム「飯塚さんはすごく丸くなりましたよね。優しくなったというか、こんなにニコニコしてなかったですよ」

飯塚「そうだね(笑)」

バカリズム「もともとは、後輩にもそんなに慕われるような人じゃなかったと思うんですよ。笑いに対して厳しいというか、ストイックだから。でも、今はみんなに優しくなりました。結婚したからですかね」

飯塚「それもあるけど、東京03になって、芸風や人間性が変わった気がする。人間を扱うコントをするようになって、ちょっと人間が好きになったのかも」

バカリズム「そう。なんかね…愛に満ちあふれているというか」

飯塚「いやいや、恥ずかしいよ! 升野くんはずっとストイックです。ドラマの脚本を書いたり、CMに出たりと状況は変わったけど、根っこは何にも変わってない」

バカリズム「ダメじゃないですか(笑)」

飯塚「いや、ダメじゃない。結局、ずっと凄かった人に世間が追いついただけなんですよ。この人はよく『センスの人』って言われますけど、ただ根性がすごい人なんだと思います」

バカリズム「僕の一番のスキルは根性だったんですね」

飯塚「そう。負けず嫌いで、根性がめちゃくちゃある。だから誰よりも頑張るし、それがどんどん評価を得て、やっと世間が追いついたんだと思います」

バカリズム「自分なりに、優しくなったとは思うんですけどね。いろんなことを許せるようになったし、愛情を持って接することができるようになったと思うんだけど…」

飯塚「本当?変わんないよ。でも、それが凄いなと思ってる。いい人で真面目だし、曲がったことが嫌いだから、道を外れた人にはめちゃくちゃ厳しい。そして、道を外れた人を見つけるのもすごく早い」

バカリズム「それはお互いそうでしょ!」

――最後に、視聴者へメッセージをお願いします!

バカリズム「毎回違うことをやっていくので、それを楽しんでほしいです。その時にハマったことや、気になったことをやっていくと思いますので、気軽に観てください」

飯塚「ただただ2人が楽しくやってるのを、気長に見守っていただけたら嬉しいです。とにかく長く続いたらいいなと思う番組です!」

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ネタやコントとは違う、2人のただただ楽しむ様子は、「バカリヅカ」(月曜深夜24時30分)で!

番組公式X(旧Twitter):@bakarhyduka

 
(取材・文/みやざわあさみ)

【プロフィール】
バカリズム
1975年11月28日生まれ、福岡県出身。1995年、お笑いコンビ「バカリズム」を結成、解散後、2005年よりピン芸人「バカリズム」として活動。「バズリズム02」(日本テレビ系)、「家事ヤロウ!!!」(テレビ朝日系)、「私のバカせまい史」(フジテレビ系)などレギュラー番組多数。脚本家としても活躍し、ドラマ「ブラッシュアップライフ」(日本テレビ系)が「東京ドラマアウォード2023」で作品賞(連続ドラマ部門)グランプリと脚本賞を受賞。多忙な中でも年に一度の単独ライブを必ず行い、発売と同時に即完売となる人気を誇る。
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X(旧Twitter):@ BAKARHYTHM

飯塚悟志(いいづか・さとし)
1973年5月27日生まれ、千葉県出身。1995年、豊本明長とお笑いコンビ「アルファルファ」を結成、2003年、角田晃広も加わりトリオ「東京03」に。2009年、念願の「キングオブコント」王者となり、2021年からは同大会の審査員を務める。コントにこだわり続け、近年は単独公演の全国ツアーで4万人もの観客を動員。“ライブで食える”を実現させた、全コント師の憧れの存在。
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