11月2日(木)夜10時より、本好きのための情報番組「あの本、読みました?」(BSテレ東)を、4週連続で放送!
MC は、大の本好きで自らもエッセイ本を出版している俳優・鈴木保奈美。鈴木と親交の深い作家・吉本ばななとの対談企画や、ある文学賞の歴代受賞作を全部並べて紹介する特集など、“明日読みたい本が見つかる”1 時間をお届けします。
「テレ東プラス」」は、収録後の鈴木保奈美と、番組アシスタントを務める山崎怜奈の対談をお届け。本好きな2人が、番組、そして本への愛情を語ってくれました。
【動画】鈴木保奈美がMCを担当!「新たな1冊」を手に取りたくなる“本好き”のための情報番組
鈴木保奈美が“子育て世代”におすすめしたい1冊とは?
――本を愛する鈴木さんと山崎さん。ゲストとの貴重なトークから、お2人の素顔が垣間見られる素敵な番組ですね。
鈴木「本当に、怜奈ちゃんのトークが素晴らしくて…」
山崎「いやいやいや、保奈美さんには、以前私のラジオ番組にもゲストで来ていただいたことがあり、“またご一緒できるんだ!”と思ったらうれしかったです」
鈴木「こちらこそ。もうすべて怜奈さんに任せようと(笑)」
山崎「そう言っていただけるとうれしいです」
――鈴木さんは、「鈴木保奈美さんを行きつけの本屋さんに放ってみた」というロケパートにも出演しています。こういった番組のロケに参加するのは珍しいことですよね。
鈴木「そうですね。元々本が大好きで、本屋さんのロケだからこそ、やれたのかなと」
山崎「“時間があったらずっといたかった”とおっしゃっていましたよね」
鈴木「そうですね。ほとんど仕事とは思わずに撮影していた感じです。ロケが終わって、“あれ? 何で今日は本を買ってこなかったんだろう。買えば良かった”みたいな感覚で(笑)」
――もしも番組でまたロケがあれば、「保奈美さんが本気で本を買う!」という企画もありそうですね。次のロケは、山崎さんも一緒に?
山崎「えーっ、いいんですか? だって、保奈美さんにとってどんな本が琴線に触れるのかを見ることができるなんて、そんな贅沢なことはないです」
鈴木「でも、ロケの最後まで、“もう二度と会えない”ってことになるかもしれないよ? 本屋さんでばらけた途端、お互い選ぶモノや選ぶジャンルが全然違うかも知れないから(笑)」
――鈴木さんのロケはもちろんですが、吉本ばななさん、島本理生さんとの対談、最新ランキング、「推し作家」について有識者の皆さんのトーク、さまざまな本の楽しみ方を発見できる番組です。
鈴木「本当に楽しいことばかりでした。番組の中で紹介した、村上春樹さんの小説に登場するサンドウィッチは、ぜひ作ってみたいと思いました。調教されたレタス、無反省なトマトケチャップ…」
山崎「ハルキストの皆さんがやっている聖地巡りにも興味がわきました。村上春樹さんだけでなく、星新一さんの作品を愛する方も登場してくださって、推しについてトークすると、皆さんあれほど饒舌になるのだなと」
鈴木「誰も止められないという…(笑)。でもちょっと、気持ちは分かります」
山崎「貴重なお話がたくさん登場しました」――お2人が、本を読む時のシチュエーションやこだわりなどはありますか?
鈴木「こだわり…うーん、なんでしょう」
山崎「保奈美さんは、お風呂で本を読みますか?」
鈴木「読みますね」
山崎「私も読みます。しけった紙にまた愛着がわくというか。保存状態的には良くないんですけど(笑)」
鈴木「あと、飛行機や電車の中でよく読みます。なので、お仕事で遠くに行くと聞くと、“本が読めてうれしいな”となります(笑)」
山崎「特に新幹線はいいですよね」
――読むジャンルについて、その日のメンタルに左右されることもありますか?
鈴木「先ほど番組の中でもお話したんですけど、“元気がないと読めない”というのはあります」
山崎「体力がいりますよね。本と向き合うのは」
鈴木「疲れている時は、雑誌とか料理のレシピ本とか…」
山崎「いいですね!」
――“影響を受けた一冊”などあれば、教えていただきたいです。
山崎「私はずっと、妊娠・出産に対する恐怖心があったんですけど、先日、藤崎彩織さん(SEKAI NO OWARI)の『ざくろちゃん、はじめまして』というエッセイを読みまして…。たしかに育児と仕事を両立するのは大変だと思う、育児は両立しなくても大変だけど、こんなに豊かに色鮮やかに、面白く滑稽に描くこともできるんだなという気づきをもらいました。それで価値観がガラッと変わったかというとそうではないんですけど、新しい視点をいただけたなと」
鈴木「そういうことはありますよね。それこそ子育ての話でいったら、ブレイディみかこさんの『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』という本。息子さんとの向き合い方が書かれていますが、“私も、20年前にこれを読んでいれば、もうちょっと違ったのかな?”とは思います(笑)。これから子育てされる方は、ぜひ読んでほしいです」
――最後に番組の見どころをお願いします。
鈴木「本当に楽しいことばかりの収録でした。本が大好きな私たち二人が、本気で面白がりながら、いろいろな方からお話をうかがったり、実際に読んだ本の感想をおしゃべりしたり。本音のトークを楽しんでいただければと思います」
山崎「本屋さんの数も減っていますし、店内で平積みされているのはほとんど新刊なので、本との出会いはなかなか難しいなと思っています。そんな中でこういう番組があると、さまざまな角度から情報を知ることができるので、観てくださった皆さんに新しい出会いがあったらいいなと思いますし、まぁディープな話を一生懸命受け止めて咀嚼して、なんとか次に進めなくちゃいけないという私たちの葛藤も楽しめるかなと(笑)。それくらい白熱したトークをお届けしますので、皆さんぜひご覧ください」
<番組内容>
「書店1カ月張り込み売上ランキング」
小説、ビジネス書、絵本など、ジャンルを分けて売り上げランキングを作成します。
「昔どんな本が売れていたの?懐本ベストセラー」
今回は 1989 年を振り返ります。昭和天皇崩御、バブル絶頂期...実はこの年の売り上げトップ10 の中に 5 冊も吉本ばななの作品が! その理由を探ります。
「歴代受賞作全部並べてみました」
ある文学賞の歴代受賞作を並べ、時代背景や受賞作の傾向などを探ります。
今回取り上げるのは、『このミステリーがすごい!』大賞。選考委員をゲストに招き、選考の舞台裏が明かされます。
「鈴木保奈美さんを行きつけの本屋さんに放ってみた...」
大の本好きで、本屋には何時間でもいられるという鈴木保奈美。「丸善 丸の内本店」で、自由に本を選んでもらいました。どのジャンルから見るのか? どの作家に思い入れがあるのか? 鈴木保奈美のおすすめ本は? そして本に関する思い出話も! 俳優・鈴木保奈美の意外な一面が!
「対談企画1 作家・吉本ばなな&鈴木保奈美」
長年の吉本ばななファンであり、プライベートでも交流のある鈴木保奈美がどの様にばなな作品が生まれるのか? 誕生の秘密から、今後の作品の方向性に迫ります。
「対談企画2 作家・島本理生&鈴木保奈美」
若者に広く支持される人気作家、島本理生。鈴木保奈美が島本作品を読み、恋愛に揺れる女性を、繊細に、時には大胆に描く作家の素顔に迫ります。
【タイトル】「あの本、読みました?」
【放送日時】2023年11月2日、9日、16日、23日(木)夜10時~10時55分
【放送局】BSテレ東(BS7ch) BSテレ東4K(4K7ch) 全国無料放送
【配信】最新放送回の無料見逃し配信は、民放公式テレビ配信サービス「TVer」で!
【出演者】MC:鈴木保奈美
アシスタント:山崎怜奈
【公式HP】