「向いていないと思ったことも…」ドラマ初出演から30年、西田尚美の上京物語、メモリアルイヤーに思うこと

公開: 更新: テレ東プラス

ドラマチューズ!「くすぶり女とすん止め女」(毎週火曜深夜24時30分)で、異様なまでのモラハラ夫・武(勝村政信)に苦悩し、自立するために一念発起! 仕事で奮闘する郁子をコミカルに演じている俳優・西田尚美。今や映画・ドラマに欠かせない存在の西田は、今年、俳優デビュー30周年を迎えた。
そんな彼女がメモリアルイヤーに思うこととは? さまざまな作品で存在感を放つ西田に、演じることへのこだわり、50代を幸せに過ごすためのスタンスなどを聞き、その素顔に迫った。

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「向いていないと思ったことも…」ドラマ初出演から30年、西田尚美の上京物語、メモリアルイヤーに思うこと

夫の武は最低最悪!私だったら即離婚です


――今回の脚本をご自身と重ね合わせながら読んだと伺いましたが、どのようなところに共感しましたか。

「ドラマの原案になっている『くすぶり女のシンデレラストーリー』を書いたふちいく子さんは私と同世代で、同じ時代を生きてきました。私はたまたま俳優という仕事に就き、ずっと働いてきましたが、いく子さんはほんの少し会社員を経験した後、家庭に入り、くすぶっていたと。私たちが社会に出たのは90年代前半、いく子さんのように結婚して家庭に入り、そのまま社会に出るきっかけを失ってしまった…という女性は、世代的に多いのかなと思います。そんな時代背景に、自分を重ね合わせました」――西田さんも、もしかしたら、郁子のような道を歩んだ可能性もあったと?

「そうですね。私は広島県出身で、親は公務員、親戚も役所関係に勤めているという家庭環境で育ったので、上京していなければ親と同じ道に進み、そのまま結婚していたかもしれません。相手が優しい人なら幸せだったかもしれないけど、外に出たいのに“ずっと家にいなければダメ”と縛るような人だったら、そのままくすぶってたかもしれないです」

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――夫の武は、郁子を家庭に縛りつけるだけでなく、「何をやってもダメ!」と罵倒します。SNSでも話題になるほどひどいモラハラ夫ですが、西田さんは武のような夫をどう思いますか?

「最低ですよ。最低最悪! 私だったら絶対、即離婚です(笑)。ただ、家族で楽しそうにしている写真もあり、良い時期もあったので、何をきっかけにいつからこの状態になってしまったのだろう…と気にはなります」

――郁子のように、経済面やさまざまな事情で夫から自立できず、苦しんでいる女性は少なくないのではないでしょうか。

「そうですね。“一人じゃ何もできないから、このままの方がいいのかも…”と迷う人もいるでしょうし、我慢するのが当たり前と思っている人もいますよね。そういう方たちが少しずつでもいいから、自立を目指せるような社会になるといいのですが…」

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――このドラマは、バブル世代の郁子と令和女性のほのか(香音)がお互いに刺激し合い、共に高め合っていくという“女性同士の連帯”も描かれています。西田さんにも、心の支えになるような女性の友人がいますか?

「高校からの付き合いで東京に出てきている友人がいますが、彼女には、モヤモヤすることを吐き出したり、いろいろ本音で話しています。MEGUMIさんが演じているチーママのように、『大丈夫よ』と背中をポンと押してくれる存在。すごく助かっていますし、そういう友達がいなかったら、今の自分はいないと思っています」

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