難関大学への現役合格者多数!桐光学園 中学校・高等学校“夢中になれることが見つかる教育”

公開: 更新: テレ東プラス

名門校の知られざる姿を、生徒や親、教師など、さまざまな視点を通して紐解く情報ドキュメンタリー「THE 名門校!日本全国すごい学校名鑑」(BSテレ東 毎週土曜午前10時30分)。「名門とはいったい何か?」常識を打ち破る教育現場に密着する。

【動画】名門校にカメラが潜入!

今回紹介する名門校は、「桐光学園 中学校・高等学校」。創立は1978年、男子と女子が別々に学ぶ「男女別学」の中高一貫校だ。
サッカー部や野球部などが全国大会で活躍するスポーツの強豪校として知られるが、学力も一流! 例年、国公立大学や早慶上理などの難関私立大学に多数の合格者を輩出している。その強さの源「夢中になれることが見つかる教育」に迫る。

さらに番組は、文化祭実行委員長を務める高校2年生に密着。コロナ禍が明け、4年ぶりとなる制約のない文化祭。「是が非でも成功させよう!」と燃えるリーダーと生徒たちの姿をカメラが追った。

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神奈川県川崎市。小田急多摩線の栗平駅から徒歩12分ほどの丘の上に、「桐光学園 中学校・高等学校」はある。
1978年に創立された男女別学の中高一貫校で、全校生徒は2889人。2023年の春の大学合格実績は、国公立大学に101人、早慶上理に247人、GMARCHに521人と、難関大学に多くの合格者を出している。

到着すると、まず圧倒されるのがその広さだ。豊かな自然に恵まれた環境で、約80000平方メートルの敷地に、4つの男子棟と2つの女子棟が並び、男女共用の「20周年記念館」もある。
広々としたグラウンドは、サッカーコートと野球場を含めて3つ。その他、屋根付きの人工芝テニスコートなども揃う充実ぶりだ。

男女別学の校舎はどうなっているのか…早速見ていこう!

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女子棟のサロンやテラスには、カフェのようなテーブルと椅子が並べられ、女子生徒たちは、お弁当を食べながらおしゃべりを楽しむ。

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こちらは、女子棟にある「コミュニケーション・スペース」。赤本がズラリと並び、気軽に進路相談ができる場所になっている。

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女子専用の体育館もあり、教室も女子生徒のみだ。

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4号館まである男子棟へ。「情報ラウンジ」は、生徒と先生が一緒になって将来の夢を語り合う、開放的な空間。

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教室は男子生徒のみで、全員が授業に集中。男子も女子も、高校2年生からは、進路別に4つのコースに分かれる。

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昼休みは、「20周年記念館」内にある「カフェテリアTOKO」で、男子も女子も大にぎわい! 人気メニューは「温玉唐揚丼」(430円)で、おいしい食事を食べながら、みんな笑顔に。桐光の大きな特色である「男女別学」について生徒たちに聞くと、「異性の目を気にせずに授業を受けられるので、のびのびできる」、「男子だけだと気兼ねなく冗談を言い合える。勉強面でも、すごくいい効果を得られると思う」と教えてくれた。
中村浩校長先生は、「男女には特性適性の違いがあるのではないかと。例えば、文学的な文章、小説や詩歌を試験に出すと、男子よりも女子の方が平均点が高いことが多い。逆に説明的な文章、評論やエッセイを試験に出すと、女子よりも男子の方が平均点が高いことが多い。そこに適性特性の違いがあるのではないか」と話す。

桐光が高い合格実績を誇る秘密は他にも…。

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校内を回っていて気づいたのが、職員室の数が多いこと。男子棟・女子棟を合わせて、全部で10室もある。中・高全クラスに担任と副担任の先生がつき、生徒一人一人に合わせた、きめ細かな指導が行われている。

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放課後、ある教室をのぞくと、希望者に向けた数学の演習が行われていた。これは放課後に行われる講習の一つで、生徒の希望や目的に応じて受講できる講座が、年間約600も用意されている。生徒の学力をサポートするため、なんと200人以上の教員がいるのだ。

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取材した日は、男子棟にある「TOKOホール」に、男子・女子を問わず、大勢の生徒が集まっていた。
桐光では、大学教授や著名人の講義が受けられる「大学訪問授業」を実施。年に20回ほど開催され、これまで、将棋の羽生善治さんや池上彰さん、故・坂本龍一さんなどが講師を務め、生徒に深い興味を与えてきた。

この日の講師は、精神医学者で京都大学大学院の准教授・松本卓也さん。「心の病気にとって『治る』とは何か」という講義に出席した生徒は、「興味本位で参加したが、本で読むのとは違い、思っていた以上に面白かった」と話す。
さまざまな分野の専門家が、世界の広さと多様さを教えてくれる大学訪問授業も、生徒たちが“夢中になれることを発見できる”大きなチャンスなのだ。

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桐光は、スポーツの強豪としても知られ、部活動も盛ん。サッカー部は、2019年の「インターハイ」で優勝を飾り、中村俊輔選手をはじめ、多くのプロサッカー選手を輩出している。
さらに野球部は、5回も甲子園に出場! 「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」で活躍した松井裕樹選手も在籍していた。

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文化部もハイレベル! 競技かるた部は、去年、創部初の全国大会出場を果たしている。

「他者との関わりの中で自己を高めていく…」そんな目標を持つ学園とあり、校舎の中は生徒たちが日々、楽しく仲間との交流を深められる場がいっぱい。
毎日仲間と切磋琢磨し、さまざまな体験から“大切な夢”を見つけ、勉強に打ち込む推進力へとつながっていく…それこそが、桐光の生徒たちが持つ“強さ”なのかもしれない。

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授業は男女別学でも、学校行事では男女が力を合わせる桐光。今年の文化祭では、コロナ禍で3年間中止だった模擬店が復活! 広い校内で、演劇やコンサート、展示などさまざまな催しが行われる。一般公開日には、なんと1万人以上の来場が見込まれるというから驚きだ。

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文化祭の実行委員長を務めるのは、高校2年生の行松将誠くん。実行委員は、高1と高2を合わせて89人おり、将誠くんはリーダーとして、文化祭を成功させようと燃えていた――。

番組ではこの他、大学訪問授業や文化祭の様子、将誠くんのリーダーとしての思いなどを紹介する。

毎週土曜午前10時30分放送! 「THE名門校!日本全国すごい学校名鑑」(BSテレ東)をどうぞお見逃しなく!

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