毎週水曜深夜1時からは、水ドラ25「君に届け」を放送。
真っ黒の長い髪と青白い肌から“貞子”とあだ名をつけられ、怖がられている黒沼爽子(南沙良)と、クラスの人気者・風早翔太(鈴鹿央士)が織りなす初々しい恋愛と青春を、瑞々しく描く傑作。
【動画】まぶしすぎる!鈴鹿央士が爽やかな風早くんを熱演!
「テレ東プラス」は、“理想の男子”風早くんを演じた鈴鹿央士さんに、作品への思いやデビュー前の秘話、お芝居への熱い思いなど、話を聞きました。
進路に悩む風早は、自分自身の高校時代と重なる
――今回、クラスの人気者・風早を演じ、“自分と似ているな”と感じたところはありましたか?
「似ていると感じるところはなかったんですけど、“風早翔太というキャラクターはとても魅力的だな”と思いながら演じていました。彼はみんなの人気者ですが、人に見せたくないような人間臭い部分もあります」
――そういうところに共感したのでしょうか。
「そうですね。黒沼が風早の親友・龍(櫻井海音)と話すのを見て、嫉妬のような感情が湧いてしまうこともあり…。クラスで浮いていた黒沼が誰かと仲良くなるのは良かったなと思う反面、好きな人が別の誰かと近付くことに内心ザワザワしてしまう気持ちは、よく理解できました」
――大人気漫画が原作で、これまでアニメ化、実写化もされています。鈴鹿さんは、作品の魅力をどこに感じましたか?
「自分が高校生の時、当たり前だと思っていた日常は、二十歳を過ぎ、社会人になってから振り返ると、一瞬一瞬がものすごくキラキラしていたなと。この作品には、そういう高校生の青春がまっすぐに描かれていて、その描き方や切り取り方がすごく丁寧で素敵だなと思いました」
――鈴鹿さんは、どのような高校時代を過ごしましたか?
「楽しい高校生活でした。僕にも風早のように親友がいて、その友達の恋愛相談に乗ることもありました。高校2年生の時にスカウトされ、それまで東京で進学することは考えていませんでしたが、“芸能活動をするなら東京の大学の方がいいのかな”と悩んだ時期もあり…。ドラマの終盤、風早が進路について悩むシーンが出てきますが、そこは自分自身の高校時代と重なりました」
――「君に届け」に出演したことでの変化、得たものがあれば教えてください。
「学園もので、最初から最後まで同じメンバーと現場を過ごすのは、今回が初めてでした。同世代のキャストのみんなの熱量を体感し、自分ももっと頑張ろうと思いました。また、地上波放送の前にNetflixで配信されたこともあり、“自分が出演した作品が世界中の人に届く”という感覚を、初めて体感することができました」
――同世代の共演者の方から刺激を受けたんですね。
「このドラマをやるまで、同世代の役者さんたちの中でお芝居する経験がそんなに多くなかったので、現場で誰がどうやってまとめていくのかを考えましたし、みんながどんなたたずまいでいるのかを見ていました。ずっと地方ロケだったので、一緒にご飯を食べる機会も多く、絆が生まれたような気がします。先輩方と作品を作っている時とはまたちょっと違う感覚でしたね」