【ドラマ飯再現】「何食べ2」シロさんの「ポテサラ」「カレイの煮つけ」を作ろう

公開: 更新: テレ東プラス

ドラマ24「きのう何食べた? season2」(毎週金曜深夜24時12分)。シロさん(西島秀俊)と、ケンジ(内野聖陽)の食卓を彩る温かい料理…家でも作ってみたくなりますよね。“マンガ飯”ならぬ“ドラマ飯”再現のため、本作に登場する料理を作っているフードスタイリスト・山﨑慎也さんにポイントをうかがいます。

今回は、第1話に登場した「ポテサラ」と「カレイの煮つけ」を紹介!

【動画】物価高騰でシロさん&ケンジの食卓にも危機

シロさんのかんたんポテサラ


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【作り方】
1.玉ねぎ半分、きゅうり1本を薄切りにし、それぞれ塩をなじませて10分くらい置く。
残っていたハム4枚を放射線状に切る。
2.じゃがいも4個を2cm角に切り、ひたひたの水で塩は入れずに茹で、粉ふきいもにする。
3.下味は、鶏ガラスープ…小さじ2、酢…大さじ2、砂糖…小さじ1、コショウ少々を合わせ、軽く洗って水気をきつくしぼった玉ねぎを入れる。
4.完全に水気飛ばした粉ふきいもを、3に入れてよくからめ、マヨネーズを投入。水気をよくしぼったきゅうりとハムも加える。お好みで黒コショウを振れば、2日分のポテサラ完成!

【山﨑さんからのアドバイス】
<ポイント1>
意外と手間がかかるポテサラですが、シロさんのレシピは2cm角に切ったじゃがいもを“粉ふきいも”にするのがポイント! 丸ごと茹でるより時短になりますし、味が入りやすいです。

<ポイント2>
水気を飛ばした粉ふきいもを“アツアツのまま”玉ねぎや調味料と合わせるのもポイント! こうすることで、玉ねぎの辛みが抜けます。

<ポイント3>
マヨネーズだけではなく、鶏ガラスープの素でベースを作るので失敗知らず。マッシャーで潰さないので、じゃがいもの食感も楽しめます。

「僕の場合、たくさん作って余ったら、翌日はパンに挟んでサンドイッチやホットサンドに。半熟卵を乗せてアレンジしてもいいですね」

カレイの煮付け


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【作り方】
1. カレイは皮に十字に切れ目を入れて、沸騰した湯にくぐらせ、水気をよく拭き取る。
2. フライパンに、水…1/2カップ、酒…大さじ3、みりん…大さじ2、しょうゆ…大さじ2、砂糖…大さじ1、あれば昆布を入れて火にかける。
3. 汁が沸騰してきたら、カレイを入れて落し蓋をして中火で15分煮る。
4. 煮上がる5分前くらいにショウガを加え、おたまで何度も煮汁をカレイに回しかけて完成!

【山﨑さんからのアドバイス】
<ポイント1>
煮魚はハードルが高いと感じるかもしれませんが、シロさんのように“切り身”を使えば簡単です。魚がぴったり入る小さめのフライパンを使えば、ひっくり返さないので煮崩れもなし!

<ポイント2>
落とし蓋を使うこと! 煮汁がふわっと回り、調味料が少なくて済みますし、上からも火が通ります。だんだん煮汁にとろみがついてくるので、こまめに魚に回しかけてあげましょう。

「カレイ以外にも金目鯛やブリなど、その日安く手に入った魚でOK。魚の臭みをカバーするために、ネギや梅と一緒に煮るのが一般的ですが、オススメなのがゴボウ。臭みを消してくれるだけではなく、煮汁を吸って立派な付け合わせになります」

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【撮影中のエピソード】
「このカレイの煮付けは、撮影中、カットがかかった後もお2人の箸が止まらず、骨周りや皮、生姜まで綺麗に召し上がっていました。台本には、ケンジが煮汁をご飯にかけて食べるくだりはなかったのですが、内野さんが「ケンジならやりそうだよ」とアドリブでやってくださって。煮魚のおいしさは煮汁にあるので、とても嬉しかったです」

もっと詳しくレシピを知りたい! 他の料理も作ってみたい!という方は、大好評のレシピ本第3弾「公式ガイド&レシピ きのう何食べた? ~シロさんの簡単レシピ3~」(講談社)を。詳しくはこちら!

【プロフィール】
山﨑慎也(やまざき・しんや)
1975年、生まれ。東北芸術工科大学 美術科彫刻コースを経て、情報デザイン学科映像コースを卒業。1999年、石森スタジオ入社。カメラアシスタントとして入社するが、フードスタイリストに転向。味の素冷凍食品「ギョーザ」、S&B食品「濃いシチュー」、ミツカン「カンタン酢」など、数々のCMでフードスタイリストを務めている。

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