アツいの大好き消防士が、念願の活火山山頂で襲われた悲劇とは?:YOUは何しに日本へ?

公開: 更新: テレ東プラス

日本を訪れる外国人たちを空港で勝手に出迎え、アポなしインタビュー!そのまま密着取材を行う「YOUは何しに日本へ?」(月曜夜6時25分~)。今回のテーマは「YOUはもう・燃えているSP」。夢に向かってがんばる”熱いYOU”が大集結する95分で、はたしてどんな面白YOUに出会えるのか?

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羽田空港で声をかけたのは、アメリカ(カリフォルニア)から来日したジャスティンさん(25歳)。滞在2週間の旅の楽しみは、火山に登ることだという。小さい頃、家族によく連れられて行くうちに、いつしか火山が好きになった。「煙が出てる様子やマグマのボコボコを見てると、地球が生み出すエネルギ―を感じるんだ」と目を輝かせる。

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しかし活火山に登ることは、正直危険じゃないのだろうか? すると、「実は僕…消防士をやってるから、灰や熱さも屁でもないよ。だから仕事でもプライベートでもいつも熱いんだよね」と笑った。さらに、火山のそばにある良質の温泉や、地熱を利用したスポットを巡るのも楽しみだという。そんな火山の旅について行きたいとお願いすると、大歓迎してくれたので密着決定!

それから3日後、ジャスティンさんと鹿児島で再会。

旅先を鹿児島にしたのは、「日本でもトップクラスに火山活動が活発な地域で、去年は大小含め200回以上も噴火が観測されている」からだという。なにしろ桜島・霧島山・硫黄島など、活火山の1割を占める山がたくさん集まっているのだ。
深夜発の夜行フェリーに乗って島へ渡ることにしたジャスティンさんは、「今回行く活火山は頂上まで行けば火口を見られるみたいなんだ。火口まで覗ける活火山は中々ないからスゴく楽しみにしてる」と、ワクワクが止まらない。

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こうして7時間かけやってきたのは、トカラ列島にある中之島。鹿児島市から南に約200㎞、面積約34k㎡の島で、139人が生活している(23年3月1日時点)。上陸したとたん、「火山のエネルギーを感じるよ!ゾクゾクするね」と興奮状態のジャスティンさんは、宿泊予定の宿で朝ごはんをいただいたり、車を借りたりして、準備が整いしだい火山へ向けて出発した。今回登るのは御岳(通称・トカラ富士)で、標高は979m。阿蘇山などと並び、日本でも数少ない火口まで登れる活火山の1つで、1914年には噴火した過去も。はやくもジャスティンさんは、「山頂からの絶景をこの目で絶対に拝むんだ」とメラメラ気合いが入る。記事画像
とはいうものの、登山口からはいきなり舗装もない険しい山道が続く。登り始めて5分も経たぬ間に、番組カメラマンや通訳たちは、もう息があがってしまった。ジャスティンさんは「大変な分、山頂の景色もスゴいはずさ」と励ましてくれるが、足場もないけもの道が30分以上続き、みんなヘトヘトに。が、15分ほど登ったあたりから、ようやく過去の噴火で噴き出た火山岩が見つかり始めた。ということは、火口はもうすぐか!

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ついに、御岳の頂上に到着!
…と喜んだのもつかの間、辺りは突然の霧に包まれ、見渡すかぎり一面真っ白になってしまった。火口が覗けるはずの場所からは、もはや何も見えない。この後2時間ほど、霧が蒸発するのを待ってみたが、1時間経つと雨まで降り始めてしまった。

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が、2時間半経ったころ、急に晴れて霧が消え始めた。「2時間前は真っ白だったのに信じられないよ。火山からの贈り物だね」と、喜ぶジャスティンさん。臨めるようになった巨大クレーターを前に「これだけ巨大なクレーターを作る噴火って一体どんなものなのか想像もできないね」と、自然の驚異に感激する。さらに、ここは島なので、「水平線まで見える海と、火口を同時に楽しめる最高の火山なんだ」という。トカラ富士は陸から離れた“島”にある珍しい火山なので、遮るものがなく絶景を拝めるのだ。

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天然温泉がボコボコと噴き出る様子を見つけ、「こんなに自然を感じられる場所はないよ、地球が生きてるのが伝わってくるね」と、満足そうだ

ジャスティンさんはアウトドア好きの家庭に育ち、火山にも家族とよく遊びに行った。火山でしか味わえない自然の神秘やエネルギーに惹かれ、どんどんハマっていった。「こうやって、火山にエネルギーをもらって消防士もがんばれてるんだ」と明かすジャスティンさんは、これまでに世界の7つの火山に登ってきた。「それぞれに違う顔があるから、世界中の火山を巡っていろんなことを経験するのが夢なんだ」と語る。

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火山を降り、次にやってきたのは鹿児島県指宿市。ここは “スメ広場”といって、温泉の蒸気で蒸すカマドの“スメ”が設置された、いわゆる公衆キッチンだ。野菜など、好きな材料を持ち込むだけで誰でも利用可。ジャスティンさんはスーパーで買った卵やジャガイモなどを地熱で蒸し、できた蒸し野菜に舌鼓を。

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続いて砂風呂を堪能。砂むし会館『砂楽』で、火事現場並みのホットな砂風呂を楽しんだ。

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シメはもちろん、地元の温泉!「とにかく湯がアツい」で有名なツウが集まる公衆浴場で、温度は45℃。入湯してみれば、いくら熱いの好きなジャスティンさんでも「熱すぎる」とポロリ (笑)。しばらく浸かってすぐにあがり、「火山からのエネルギーを100%感じた気がするよ。ただ…もう熱いのはしばらくいいかな(笑)」と、最後に本音をこぼしながらも、火山エネルギーを十分すぎるほどチャージした1日となった。
というわけで、今回の密着はここまで。ジャスティンさん、また日本の火山に登りに来てね!