林遣都、佐藤隆太に嫉妬!?撮影現場でこっそりやっていることとは?

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林遣都、佐藤隆太に嫉妬!?撮影現場でこっそりやっていることとは?
ドラマ「MALICE」が、9月14日(木)より U-NEXT独占配信! トリプル主演の林遣都さん、高梨臨さん、佐藤隆太さん鼎談【後編】では、タイトルの「MALICE」にちなんでのトークを!

【前編】:林遣都&高梨臨&佐藤隆太、改めて感じた俳優としての魅力

“悪意”との向き合い方


林遣都、佐藤隆太に嫉妬!?撮影現場でこっそりやっていることとは?
――タイトルの「MALICE」は悪意、敵意、恨みという意味ですが、みなさんは “悪意”や“恨み”という苦しい感情とはどう向き合っていますか?

高梨「普段からイライラすることもないし、そういう感情があまりないんです。でも、今回“谷村夏帆”を演じたことで、夏帆の感情が自分に移ってしまったところがあって。夏帆は、いつも何かにイライラしていて、何かを抱えているタイプの人間で、自分とはかけ離れているところが多かったので、かなり台本を読み込んでいて。そうしたら、だんだん影響されてきて、家でもイライラするようになっちゃったんです」

「それこそが“悪”ですよね」

高梨「でも、先日クランクアップしたので、ここからは通常の自分に戻れるなと、気持ちがちょっと楽になっています(笑)」

「よかった(笑)。僕は普通にイライラすることはあるんですが、基本的に外にあまり出さなようにしています。表に出してしまうと、結果、自分に返ってくると思っているんです。自分の価値を自ら下げて、負の連鎖が起こって、良い方向にはいかない気がするので、そういう感情はなるべく持たないように心がけていますね。自分の気持ちを穏やかに保つことで、自分を守るという意味もあるかもしれないですね」

佐藤「そうだね。僕も割と神経質な方なので、気になり出したら抜け出せなくなってしまうことがあるんですよ。だから、自分が今1番やりたいこと、やるべきことに集中することで、余計な雑音をシャットアウトしている感じですかね。それでもダメなら寝る。とにかく、そこから意識を離すこと、忘れるまで待つこと、ですね」

林遣都、佐藤隆太に嫉妬!?撮影現場でこっそりやっていることとは?
――ストーリーでも重要になってくるのが“嫉妬”という感情ですが、最近“嫉妬”した出来事はありますか?

佐藤「改めて質問されると考えてしまいますね。ありそうなんですけどね…」

「僕は隆太さんに対して嫉妬がありますよ」

佐藤「えっ!? 何!?」
「隆太さんの笑いのセンスには常々嫉妬しています」

佐藤「やめてくれよ! 僕の笑いのセンスなんて本当に大したことないですからね(笑)」

高梨「いやいや、隆太さんの笑いのセンスは絶妙ですからね!」

「そうなんですよ。現場の空気を和ますことの出来る笑いのセンス、これは隆太さんにしか出来ないことですから。隆太さんみたいな現場でのやり取りをやってみたいんですが、なかなかできないんですよ。密かに、隆太さんのツッコミを聞きながら、心の中で“今のとこ、僕だったらこう言うな”とかこっそり思いながら隣で聞いていたりするんです(笑)」

佐藤「ははは! そこ、声に出して言おうよ!(笑)」

高梨「そうだよ。言ったらいいのに(笑)」

「いや、まだ修行が足りなくて、恥ずかしいので無理です(笑)。アドリブでのボケも余裕があるからこそだと思うので、そういうとこは嫉妬していますね」

佐藤「キュートな嫉妬ですね(笑)。遣都くんらしくて好印象な嫉妬だと思います」

高梨「たしかに(笑)。嫉妬=自分が出来ないことをやれる人のことを羨むということで考えると、現場で周りに気を遣える方や、自然にコミュニケーションを取っている方を見ると、“自分もあんな風に振る舞えたらいいな”と思いますし、いい作品を観ると“自分も演じてみたいな”と思ったりします。昔、オーディションに落ちた時には、悔しい気持ちになったりもしました。

そうした感情が負の方向に向かうと“嫉妬”に変わるんだと思いますが、私は“羨ましいな”“いいな”という感情までで、それが“嫉妬”になることはないですね」

佐藤「普段こういう話をしないから、臨ちゃんの考え方が聞けてすごくうれしい気持ちになってます、今。本音で話してくれてる気がして、なんかすごくうれしい!」

高梨「まさしく本音です(笑)。隆太さんは、嫉妬することありますか?」

林遣都、佐藤隆太に嫉妬!?撮影現場でこっそりやっていることとは?
佐藤「今、臨ちゃんが話してくれた感情はすごく分かるし、共感します。そういう意味で言うなら、今回のドラマで遣都くんと臨ちゃんが写っているシーンのモニターチェックでは、毎回嫉妬に近い感情はあったよ。“2人ともいいな〜!カッコイイなぁ〜!”って。臨ちゃんは本当に綺麗だし、遣都くんはめちゃくちゃフォトジェニックなんだよね。カメラが回るとスイッチが入る。今回のドラマでは特にそれを感じて、めちゃくちゃカッコイイ!」

高梨「それ、すごく分かります! 支度場に入ってくるときは、なんかオーラを消しているというか…全くオーラがないんです(笑)」

林・佐藤「はははは(大爆笑)」

佐藤「でも臨ちゃんの言ってること、すごく分かるよ!(笑) 頭ボサボサだし、メガネだしね。でも、カメラの前に立つとめちゃくちゃカッコイイんだよ。やっぱね、“俳優”って感じがする。いい具合に個性的な癖があるんだと思うんだよね」

高梨「そうなんですよ。本当にスイッチが入る感じがする」

佐藤「だから遣都くんと2ショットとか、実は嫌だもん(笑)」

「なんですか、それ(笑)。自分ではそんなの意識してないですから、分からないですよ」

佐藤「だから自然とやれているんだよ。それって、すごい! そういうギャップを見せられると、“職人っぽいな”“すごいプロ根性だな”と思う。そこは嫉妬の対象だね」

高梨「残念ながら、ドラマの本編ではそのギャップは見られないと思いますが(笑)、実は裏側にそんなギャップが存在しているんだなと想像すると、より人間っぽさを感じながらドラマを楽しんでいただけるのではないかと思います。ぜひ、ご覧になって下さい!」

「すごいまとめ上手!」

佐藤「リアルに成長を感じたね(笑)。ぜひ、ドラマの中での3人の関係性も楽しみにしていて下さい!」

ドラマ「MALICE」は、9月14日(木)より U-NEXT独占配信!

【プロフィール】
林遣都(はやし・けんと)
1990年12月6日生まれ。滋賀県出身。2007年、映画「バッテリー」主演で俳優デビュー。「火花」(Netflix)、「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)、「初恋の悪魔」(日本テレビ系)などに出演。現在、ドラマ「VIVANT」(TBS系)に出演中。映画「アリスとテレスのまぼろし工場」(2023年9月15日公開)、映画「隣人X 疑惑の彼女」(2023年12月1日公開)、映画「身代わり忠臣蔵」(2024年2月9日公開)など出演作が控える。

高梨臨(たかなし・りん)1988年12月17日生まれ。千葉県出身。2008年「GOTH」で映画デビュー。ドラマ「花子とアン」(NHK)、「恋がヘタでも生きてます」(読売テレビ)、大河ドラマ「西郷どん」(NHK)、「PICU」(フジテレビ系)、「バツイチがモテるなんて聞いてません」(MBS)、主演映画「ライク・サムワン・イン・ラブ」(2012年公開)などに出演。現在、ドラマ「VIVANT」(TBS系)に出演中。映画「Cottontail」が公開待機中。

Instagram:@rintakanashi_official

佐藤隆太(さとう・りゅうた)
1980年2月27日生まれ。東京都出身。1999年、舞台「BOYS TIME」で俳優デビュー。「木更津キャッツアイ」、「ROOKIES」(ともにTBS系)、「純愛ディソナンス」(フジテレビ) 、主演映画「ガチ☆ボーイ」(2008年)、「漫才ギャング」(2011年)、「THE3名様〜リモートだけじゃ無理じゃね?〜」(2022年)など出演作多数。「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」(日本テレビ系)などバラエティ番組のMCも務める。現在、待望の再演となる一人舞台「エブリ・ブリリアント・シング」上演中。

Instagram:@ryutasato

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