毎週火曜深夜24時30分からは、ドラマチューズ!「なれの果ての僕ら」を放送!
「テレ東プラス」では、第10話をプレイバックする!
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夢崎みきお(犬飼貴丈)が、四ノ塚小学校元6年2組の同窓会で仕掛けた残酷な実験は、ネズこと真田透(井上瑞稀 HiHi Jets/ジャニーズJr.)に引き継がれてしまった。
ネズは、恋人の桐嶋未来(大原櫻子)を失った今、復讐へと突き進んでいく――。
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事件から2カ月後。拘置所の面会室で、ネズとジャーナリストの星野薫子(森カンナ)が対峙していた。
「あなたが夢崎みきおの実験を引き継いだ、本当の理由を教えてほしい」
ネズは、未来を殺した犯人を殺したかっただけだと答え、
「大切な人を失った時、何も考えられなくなる」とつぶやく。すると星野は、
「分かります。私も大切な人をあなたに奪われたので」と話すのだった。同窓会3日目の朝。ネズが、みきおが遺したパソコンで監視カメラの映像を見ると、そこには、理科室で未来がみきおを殺す一部始終が録画されていた。
一方、生き残った面々は、「生きて帰ろう」「ネズを止めよう」という思いで団結しつつあった。
未来を殺したのは誰なのか? ネズは、一人ひとりに尋問するが、全員が自分ではないと否定し、根拠を主張する。この中に嘘をついている人間がいる…ネズは苛立ち始める。
そしてその様子を、夢崎亜夜子(雛形あきこ)が監視カメラを通して見つめていた。
「力を貸してあげる」
前の晩、ネズは亜夜子と取引をした。心理学者の亜夜子は、みきおの実験を手助けし、監視カメラの映像をすべて見ていた。ネズは亜夜子に、犯人を突き止める方法を教えてもらう。
ネズは何人かを屋上へ連れて行き、手掛かりを探させる。
水野カイト(矢花黎 7 MEN 侍/ジャニーズJr.)は、隙を突いてネズから銃を奪おうとするが、失敗。
教室に残っていた面々は、ネズが戻ってきた時に不意打ちしようと相談していたが、及川龍雄(草野大成)が、ネズに告げ口してしまう。
ネズは、みきおの手を離れた二丁の銃の行方から犯人をあぶり出そうとする。一丁はネズが持っているが、もう一丁は行方不明だった。監視カメラの映像で、未来はみきおを殺した後に銃を奪っていた。
「未来を殺したヤツが銃を持ってる。お前らの中に“嘘つきの殺人鬼”が紛れてるんだよ」
緊張感が高まる中、サイレンの音が近づいてきた。消防車が学校の校庭に入ってきたのだ。小山内彩(椛島光)と月岡小紅(吉田伶香)が屋上で火を焚き、それを見た人が消防署に通報したようだ。
助かった…。一瞬安堵する一同。しかし、ネズはそんな彼らを絶望させる。
「まだ終わりじゃない。みきおが入念にトラップを仕掛けてくれたからな」
助けが教室にたどり着くまでにはまだ時間がかかる。ネズの追及は続いた。
「もしかしたら、俺たち以外に誰か…」
水野は、元6年2組以外の第三者が学校の中に潜んでいるのではないかと言い始める。その意見に橘公平(ゆうたろう)も同意。
実験は、みきおの綿密な計画通りに進んでいたはずだったが、みきおにとって想定外のことも起きた。みきおは、坂本大聖(倉本琉平)を殺したのは自分ではないと否定していた。
それぞれの発言を聞いているうちに、ネズはある人物の嘘を見破り、銃を突きつける。
「お前が殺したんだな」
ネズが犯人と名指ししたのは誰か? なぜ未来は殺されたのか? そして、復讐に取り憑かれたネズは、ついに一線を越えてしまうのか――!?