自給自足ファミリーを見守り続ける石丸謙二郎「みんな常に動いていて忙しいから、喧嘩もしないし反抗期もない。これは面白いなと思いました」:自給自足ファミリー2023夏

公開: 更新: テレ東プラス

9月3日(日)よる6時55分からは、「自給自足ファミリー2023夏~秘境で発見!仰天生活~」(BSテレ東)を放送!

毎回高視聴率をたたき出す「自給自足ファミリー」シリーズが、芽吹きの春、収穫の秋に加え、今回初めて「夏」の取材に挑戦!!
北海道の広大な大地で動物たちと暮らす子どもたち、古民家で30種類以上の野菜を作る20代カップルなど、魅力的な面白家族に密着。「春」「秋」とはひと味違った里山の魅力と大自然の絶景とともに、彼らの仰天生活に迫ります。

「テレ東プラス」は、ナビゲーターとナレーションを担当する石丸謙二郎を取材。番組に対する思いや見どころはもちろん、自給自足ファミリーへのリスペクトまで…たっぷり話を伺いました。

昔の人たちのように、たくさん食べてたくさん動けば、人間ってこうなるんだ、美しくなるんだと思いました


――初めての夏特番になりますが、猛暑の中のロケはいかがでしたか。

「僕は和歌山県に行かせていただきましたが、ロケに出て、“あースタッフのみんなは、こういう画が撮りたかったんだな”と実感しました。濃い緑…野菜が生き生きと育ち、“夏こそ自給自足の真の姿があるんだな”と。この番組をやっているからには、やはりそれは見ておかないといけませんから。
畑に出ると暑くて大変でしたが、自然の中はやっぱりいいですね。でもね、どんなに暑くても、古民家って涼しいんだなぁというのを改めて感じました。10分ほど畳の上で一休みすると、風がスースー入ってくるんですよ。小さい頃、大分県の田舎に住んでいた時のことを思い出しました。夜になったら蚊帳を吊って寝て、“そうか、本来これが正しい姿なんだ”というのが、夏のロケでわかりました」

自給自足ファミリーを見守り続ける石丸謙二郎「みんな常に動いていて忙しいから、喧嘩もしないし反抗期もない。これは面白いなと思いました」:自給自足ファミリー2023夏
――改めて、田舎の良さを満喫されたと。

「そもそも僕は田舎育ちで、冷暖房がないところに住み、自然のものを食べて暮らしていました。昔の人は半分自給自足してるようなもので、この番組は、幼い頃の生活を思い出させてくれるんですよ。
だからロケも、全く仕事だと思ってなくて、遊びに行っているような感覚(笑)。自給自足する方たちとお会いするのが楽しいから、待っている間もいろんなお話をします。そもそも僕の旅のスタイルがそうなんだけど、“仕事で来たんじゃないんだよ、お友達になりたくて来たんだよ”っていう感じが好きなんですよ」

――皆さんとの触れ合いを通して感じたことは?

「彼らの生活は楽ではないと思うんだけど、“好き”というのが伝わってくるんですよね。雨の日もあれば雪が降る日もある。でも基本、人間って好きなことをしていたいわけじゃない? 僕はアウトドアが好きなんだけど、キャンプだって決して楽ではないんですよ。でも好きだからやる、わざわざやってる。おそらく、自作自演の苦労が好きなんでしょうね。
で、どうせ同じ自作自演の苦労だったら、人間関係で悩まない、ストレスが溜まらないものの方がいいに決まってるんですよ。

ロケに出て毎回思うのが、好きなだけ食べているにも関わらず、みんなスタイル抜群で、女性はすっぴんなのに美しい。それは、好きなことをやっているからというのが土台にあるんだけど、昔の人たちのように、たくさん食べてたくさん動けば、人間ってこうなるんだ、美しくなるんだと思いました。
あと、みんなとにかく働き者で忙しいの。ロケの合間も、カメラなんて全く気にせず、常に動いていて『今やらないと、あれが腐っちゃうから…』と(笑)。みんな何かしらしているし、夜も働いてるから、子どもたちは反抗する暇もないし、夫婦は喧嘩する暇もない(笑)。3日喧嘩して口をきかずにいたら、生きていけないですからね。これは面白いなと思いました」

――これまでのシリーズでも、震災やコロナ禍を機に、移住したという方が何組かいました。温暖化が進む中、このような選択をする方は増えていくのではないかと…。

「僕も、その可能性はものすごく高いと思っています。地球的な規模で将来を見つめている人は、行動に移すかもしれませんね」

――番組を見て、子育てに生かしたくなる親御さんも多いのではないでしょうか。以前のシリーズで、お父さんが「もしも子どもたちがこの家や畑を出て行ったとしても、何かあったときのセキュリティエリアとして維持し続けたい。いつ帰ってきてもいいんだよ」と話していたのが印象に残っています。都会の家庭が学ぶべき教訓が詰まった番組ですよね。

「そうなんですよね。“こういう暮らしをしていたら、都会で生きていけないのでは?”という人もいますけど、実は皆さん、パソコンの使い方はものすごくうまいんですよ。なぜかというと、パソコンに限らず、学ぶことにものすごく貪欲だから。
親が自給自足をしているから、子どもたちは自然にお手伝いをするようになる。お手伝い一つも、楽しく効率よくできるようにそれぞれが工夫しながらやるし、自給自足自体が遊びになっているから、たくましく何でもできる。吸収する力もスゴイんですよね。経験や想像力が豊かだから、“こうしたらこうなる”ということを自然と学んでいくわけ。
仮に、自給自足家族の子どもたちが都会に出たとしましょう。最初はオタオタするだろうし、ちょっと変わってるからいじられるかもしれない。でもきっと、すぐに乗り越えていくと思います。海外に行っても、いち早く言葉を覚えて馴染むでしょうね。
今は何でも基礎から教えますけど、彼らは応用力を身につけたたくましい大人になっていくような気がします」

自給自足ファミリーを見守り続ける石丸謙二郎「みんな常に動いていて忙しいから、喧嘩もしないし反抗期もない。これは面白いなと思いました」:自給自足ファミリー2023夏
――この番組のもう一つの見どころは、石丸さんのアグレッシブさ。軽快に木登りをしたり、急勾配の山を登ったり…あっという間に、その土地の暮らしに溶け込んでしまうのがさすがだなと。

「アウトドアが好きなので、あまり仕事だと思ってないんですよ(笑)。チェンソーを使ってテーブルを作ったり、竹かごを作ったり…子どもの頃を思い出すのもありますけど、好きなんですよね」

――石丸さんの中で、理想のライフスタイルはありますか?

「僕はすぐに飽きちゃって1カ所にいられないタイプなんです。元々放浪するのが好きだし、海も山も好きなので、いずれは北海道と九州、長野あたり、3カ所ぐらいに住まいを置いて、3ヵ月毎に暮らしていけたらいいなと思います。自給自足までいかなくても、似たような暮らしは、やはり憧れます」

――最後に、今回の見どころをお願いいたします。

「この番組は、必ずといっていいほど動物が出てくるんですけど、今回登場する北海道の家族も、ヤギやブタ、犬など、多くの動物たちに囲まれて自給自足生活を送っています。番組を見ていて、やはり印象的なのは、鶏の命をいただき、食事する時の子どもたちの姿。これだけリアルに教えるというのは、今の世の中あまりないことですから、そういう部分も見てほしいなと思います」

自給自足ファミリーを見守り続ける石丸謙二郎「みんな常に動いていて忙しいから、喧嘩もしないし反抗期もない。これは面白いなと思いました」:自給自足ファミリー2023夏▲北海道・録澤家

自給自足ファミリーを見守り続ける石丸謙二郎「みんな常に動いていて忙しいから、喧嘩もしないし反抗期もない。これは面白いなと思いました」:自給自足ファミリー2023夏▲和歌山・片岡家

「そして、和歌山県の里山に移住した20代のカップル。彼らはとにかく感覚が違って、今までにはない新しさがありました。一番驚いたのは、『世界中が、食べられる森になったらいい』という言葉。恥ずかしくて、今の若者が口にしないような言葉を、2人ともさらっというんですよ。純粋さというのは、やはりこういう場所や生活の中で生まれるんだなと思いました。
この番組は、毎回驚くことばかりで、とても面白い! 僕自身も番組を見るのが楽しみだし、周りの人たちにも『自給自足、面白いね』といってもらえるので、ぜひ楽しんでください」

(取材・文/蓮池由美子)

【番組内容】
北海道・録澤家
【北の大地で動物達と暮らす仲良し家族】
▼北海道初取材!旭川の山奥に何と200羽のニワトリ・6頭のヤギ・3頭の黒犬などたくさんの動物たちと暮らす4人家族が。
卵や羊乳は自給自足、畑で夏野菜もたくさん収穫。その全てに大活躍なのが10歳の長女。あらゆる作業を自分でお手伝い。3歳の長男の面倒もよくみる働き者だ。
今回はそんなどうぶつ家族に新たに生後2か月の子豚2頭が仲間入り。果たしてどうなる?

和歌山・片岡家
【20代カップルが楽しむ里山ライフ】
▼わずか10軒ほどの小さな里山集落に昨年移住してきた26歳のカップル。理想の自給自足生活を作ろうと奮闘中。そんな2人のもとを石丸謙二郎が訪れ、実に楽しそうに暮らす彼らの生活をリポート。
築120年の古民家を手作りで改修しながら暮らす。年間30種類もの野菜作りやコメ作りにも挑戦中。なんと昔ながらの養蜂箱で蜂蜜まで自給自足! 石丸は2人が使うドラム缶風呂に感動!

石川・小林家
【アイデア満載夫婦の美味しい自給自足】
▼能登半島の最先端に位置する狼煙町。山と海に囲まれた最果ての地に毎日アイデア満載の暮らしをする夫婦が。
手作りの鶏小屋はタイヤがついていてなぜか動く!?これ自給自足に役立つナイスアイデア煮炊きの道具も自分で手作り。自家製小麦を石臼で挽いた粉を焼いたパンは最高の美味。
家のすぐ裏の海で獲ってきた海の幸や採れた夏野菜を奥さんが最高の料理に!まさに美味しい生活だ。