最近の晩酌は?

――栗山さん演じる主人公・伊澤美幸の飲みっぷりがとても気持ちよくて、シーズン2も楽しみです。
「ありがとうございます。身近な人からは『よく飲んでるね』『普段のまんまじゃん』と言われます(笑)」
――ご自身でも「普段のまんま」と思われますか?
「そうですね。お芝居なので多少誇張はしていますが。私も日々の晩酌が大事で、翌日の晩酌のことを前の晩から考えていたりするんです(笑)。楽しみにしていた晩酌の時間になるとうれしくなるし、食べたいものを食べられる幸せを感じますね」
――晩酌シーンのお芝居で意識していることはありますか?
「1カットでプシューとお酒の缶を開け、グラスに注いで飲むのが毎回の定番ですが、美味しそうにお酒を注ぐところは、いつも緊張します。視聴者の方にも『あー飲みたい!』という気持ちになっていただいて、美幸が飲む。皆さんの“飲みたい欲”を刺激したいという思いで演じると、自然に『飲みっぷりがいい』と言っていただける飲み方になるのかなと思います」
――撮影では、いろんな角度から撮るため何度も飲まなくてはならないと思うのですが、大変だったりしないですか?
「そうでもないですよ。晩酌シーンの撮影は3~4時間かかっていますが、普段も毎日晩酌していますから(笑)」――劇中に登場した料理をご自身の晩酌にも取り入れたとおっしゃっていました。シーズン2でもオススメの料理はありますか?
「シーズン1」では、第6話の『豚キムチ納豆スンドゥブ』でスンドゥブに納豆を入れる食べ方を知って家でもマネしています。第1話の『麻辣ニラ玉』も、撮影で作った時にコツをつかんで美味しく作れるようになりました。今回もオススメしたいものがたくさんあります。家では難しいと思っていた料理も、美幸が作っているところを見ると“できるんだ”と思っていただけるはずなので、皆さんにもぜひ試してほしいです」
――最近の栗山さんの晩酌事情は?
「お酒は全般的に好きなので、食事に合わせて選びます。和食だったら焼酎や日本酒、イタリアンはワイン、中華だったら紹興酒。おつまみは、家でちょっと一工夫することが増えた気がします。調味料にも目が行くようになって、珍しい調味料を見つけると買ってみたり。このところ暑くなってきたので、そうめんや麺のつけ汁に使う、エビと昆布のだしのたれを買いました」
――今、一番好きなおつまみは何ですか?
「貝が大好きなんですが、貝の中でもどれが一番か、また迷うんですよ(笑)。赤貝も、つぶ貝もカキも好きで…貝類は欠かせないですね」
【動画】一年の最後に、最高の一杯!美幸の年末の飲みっぷり公開中!
【後編】では、釣りやボルダリングにも挑戦した話を。
【プロフィール】
栗山千明(くりやま・ちあき)
1984年10月10日生まれ。ティーン向け雑誌のモデルを経て、1999年から女優としても活動。映画「バトルロワイヤル」(2000年)出演をきっかけに、映画「キル・ビル vol.1」(2003年)でハリウッド進出。「サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻」シリーズ(BSテレ東)、「ラブコメの掟〜こじらせ女子と年下男子〜」(テレビ東京系)、「ワタシってサバサバしてるから」(NHK)、「リエゾン -こどものこころ診療所-」(テレビ朝日系)などドラマ、映画、舞台など幅広く活躍。
(取材・文/伊沢晶子)