毎週水曜深夜3時20分からは、ドラマ「私と夫と夫の彼氏」を放送。
“夫の浮気相手は、私の教え子でした”。セックスレスを抱えた夫婦と夫の彼氏…いびつな三角関係を描くヒューマンラブストーリー。
「テレ東プラス」では、第5話をプレイバックする。
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高校教師の仲道美咲(堀田茜)は夫・悠生(古川雄輝)とのセックスレスに悩んでいたが、ある日、悠生の浮気が発覚。しかも相手は男性で、美咲の元教え子・伊奈周平(本田響矢)だった。高校時代、美咲に告白した周平だったが、今は美咲と悠生、2人とも愛しているという。
美咲との話し合いの末、悠生は周平と別れることに。セックスレスも解消され、胸をなで下ろす美咲だったが、悠生と周平がまだ別れていないことを知らされ、愕然とする。
そんな中、悠生と連絡がつかなくなり、思い詰めて自殺してしまうのではと焦った美咲は、周平と一緒に悠生を探すことに。2人は、橋の上からぼんやりと線路を見つめる悠生を発見してしまう。
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悠生と周平の出会いは1年前…。
(僕が最初に好きになったのは男の子で、最初に付き合ったのは女の子だった。好きになるのに男か女かは関係なく、そこに違いなんてなかった。それが僕にとっての…普通だった…)
そんな自分を理解してもらえず、恋人・美緒(大谷凜香)の部屋を追い出された周平。
行くあてもなく、夜道でしゃがみこんでいると、見知らぬ男性が「風邪引くよ? 泊まるとこないの?」と声をかけてきた。それが悠生。この時の周平は、悠生が美咲の夫であることを知らなかったが、悠生の笑顔はどこか美咲と似ていた。
性差関係なく、複数の人を同時に本気で愛することができる周平。だが、世間にはそれを理解されないこと、自分が普通じゃないと思われて嫌われることに悩んでいた。
子どもの頃から自分に違和感を抱えて生きてきた悠生は、そんな周平に共感、2人はお互いの存在を確かめるように抱きしめ合う。
橋の上で悠生を見つけた美咲と周平。美咲が必死で悠生を止めると、「俺、死ぬつもりなんか…ただ、消えたいなって…」と悠生。すると周平が「いいじゃん、死んでも」という。
「なんなら3人で死のうよ」と歩き出す周平に、戸惑いながらついていく美咲と悠生。
着いたのはビルの屋上で、周平は「死んじゃおうよ、ここで」と寝転がる。周平に促され、ゆっくり寝転がってみる2人…。
「僕たちは今から死体です。死体は何も考えない、何も感じない…ただ、そこにあるだけ…」
目を閉じて、死体になりきる…。すると、周平のお腹が鳴る音がして、3人は思わず笑ってしまう。この時、美咲は周平と悠生が笑顔でじゃれ合うのを目の当たりにし、悠生には周平が必要なのではないかと気づくのだった。
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美咲の提案により、仲道家で一緒にご飯を食べる3人。
「3人で暮らしてみない?」と告げる美咲に、悠生と周平は驚く。
「あそこで私たち死んだでしょ? で、生き返って閃いたの。私の知ってる悠生は浮気なんかしない。そんなことできる人じゃない。周平くんのこと、本気で好きなんでしょ? 私は悠生の気持ちは軽んじたくない。それに悔しいけど、今の悠生には周平くんが必要なんだと思う。私だけじゃダメなの」
「先生…」
「勘違いしないでね。私は今でも悠生のことが好きだし、これからも一緒に生きていきたい。だったら、3人でうまくやっていく方法がないか探していきたいの」
「本当に大丈夫なの? 3人で暮らすとか…」という周平に、「大丈夫なわけないでしょ。でも、嘘ついて大丈夫なふりをするより、全然まし!」と返す美咲。戸惑う周平だったが、美咲の意を汲み、引っ越しを決意するのだった。
こうして3人の同居生活がスタートした。美咲にすべてを打ち明け、穏やかな表情に戻った悠生。美咲はそんな悠生を見てホッとするが、それも束の間、周平は熱い眼差しで美咲を見つめ…
「僕、本気で先生のことが好きなんだ…」
そう、素直な気持ちを打ち明けるのだった。