ジャマイカの超危険な猛毒料理とは?笑顔の裏に潜む壮絶人生も激白:YOUは何しに日本へ?

公開: 更新: テレ東プラス

日本を訪れる外国人たちを空港で勝手に出迎え、アポなしインタビュー! そのまま密着取材を行う「YOUは何しに日本へ?」(月曜夜6時25分~)。今回のテーマは「雪バンバーン!火ゴンゴーン!毒ビ~リビリ!画ヂカラスッゲ~ぞ!…マジで!!SP」。マジなチャンレンジに度肝抜かれる95分で、はたしてどんな面白YOUに出会えるのか?

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空港を飛び出し、東京都内の街でYOUを直撃、イチオシの母国メシを自宅でゴチさせていただく「YOUの自慢の母国メシは?」

都内で声をかけたのは、ジャマイカから24年前に日本に移住したという、レゲエミュージシャンのジョーさん(56歳)。自慢の母国メシは、「アキー&ソルトフィッシュ」という馴染みのないメニュー。なにやらアキーとは危険なフルーツらしく、妻の愛子さんからは「毒があるっていわれてるみたい。食べると死んでしまう」と、物騒な証言も…。というのも、3月2日付のジャマイカの新聞には、アキーの毒による犠牲者が5名も出たという注意勧告がされたのだ。なんと1人が死亡、4人は病院で治療を受けたというから恐ろしい。

だが、ジョーさんは、「大好きです、美味しいです。国民食、ジャマイカで有名」と、実に平和。気になるお味は、「味は…レゲエかな」というが、なんのこっちゃ。この謎の“猛毒のアキーと塩漬けの魚を合わせたジャマイカの代表料理”を、「時間があったら家に来なよ、作ってあげる」とお誘いいただけたので、ゴチ決定!

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4日後、番組担当Dがジョーさんのご自宅を訪ねた。愛子さんの実家稼業(印刷会社)の社宅で暮らしているそうで、1階には紙などの資材がたくさん保管されている。ジョーさんちは、その4階部分。お邪魔すると、愛子さんと、息子さんが迎えてくれた。

実は愛子さんは離婚しており、7年前にジョーさんと出会って交際へ。後に愛子さんの2人の子どもたちと、新しい家族として4人で暮らし始めた。ジョーさんの明るい人柄のおかげで、仲良しファミリーなのだ。

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さて、いよいよ猛毒料理の調理がスタート。まず取り出したのは、メイン食材となるアキーの缶詰。ジョーさんによれば、生のアキーはジャマイカ政府が輸出を禁止しており、日本では手に入らないのだそう。そこで愛子さんが、アキーの画像を見せてくれた。食べ頃になるとパックリと実が開くアキーだが、もしも閉じている実を食べるととんでもないことになるという。痙攣、昏睡、脳症などを誘発し、最悪の場合は数時間で死亡することも! だから、むしろ缶詰のほうが安全なのだ。

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缶詰からドロっと出てきたのは、こんな黄色いアキー。ジョーさんはニオイを嗅ぎ、「ア~、ジャマイカが目に浮かぶよ」と、満足気だ。ジャマイカならナマ1個約15円というお手頃価格だが、日本では入手困難なため、1缶で2000円もするという高級品だ。実は来月の愛子さんの誕生日に使う予定だったそうで、母国メシに使わせてすみません(汗)!

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そんな貴重品に合わせるソルトフィッシュ(鱈の塩漬け)は、ワイルドに手でむしって身をほぐし、刻み玉ねぎとニンニクを炒めたフライパンに投入。即席で作ったアキーの歌をノリノリで歌いながら、炒め続ける。慣れた手さばきに、料理を習ったのはご両親から?と尋ねると、実は3カ月の頃に失っているという。実は、ジャマイカの貧困層が多く暮らすスパニッシュ・タウン生まれのジョーさん。経済的な理由から、生後3カ月の頃に養護施設に預けられて育った。その食堂の調理人を見て興味が湧き、やらせてもらったのが料理との出会い。自分が作った料理を喜んでもらえることにやりがいを感じたジョーさんは、18歳で施設を出て屋台で生計を立て始めた。そんなとき、「(日本人が)僕の料理を食べて美味しい!って。日本に来なよ“って言われたんだ。君の料理は日本で人気が出るよ!って」と言われ、来日を夢見るようになった。

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そして24年前、それは現実に。原宿のジャマイカ料理店で働き始め、7年前に知人を通じて愛子さんとも出会った。「彼の料理に一番惹かれて。スゴい愛がこもった料理を作るので、そこで信頼しましたね」と、当時を振り返る。ジョーさんに、突然子どもの父親になる不安はなかったかと尋ねると、「なかったよ。子どもたちが大好きなんだ。成長する姿や笑顔を見てると、それだけで嬉しいんだ」と目を細めた。毎日のご飯も、息子のお弁当も作ってきたジョーさん。ジャマイカでは孤独だったが、日本に来て愛する家族を手に入れたのだった。

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さて、炒めた野菜の中に、いよいよアキーを投入。柔らかいので、崩れないように混ぜるのがコツだ。アキーはカルシウムや食物繊維が豊富で、朝食にもよく食べられる栄養満点の国民食。間もなく実食!かと思いきや、まだまだ次の料理が続くんだって。

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「ジャマイカ料理をいっぱい食べてほしいからね」と、鶏肉も焼き始めた。炊き立てのご飯はライス&ピーズ(豆ご飯)、油で揚げるのはフェスティバル(揚げパン)、素晴らしいフルコースだ! 出来上がったところで、いただきます!

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「めちゃめちゃ美味しいです」と太鼓判のジョーさんに続き、いただいた番組担当Dは、「うんうんうん、グッド!」と言いつつ、「これ難しいなあ。ど、どう表現すればいいんだろう。アキーは…、なんか柔らかいみたいな」と、表現に困って、家族の皆さんに助け舟をお願いした。すると、「柔らかさ的にはたまごに近い。甘さ的にはちょっと甘い」と息子さん。愛子さんは「クリーミーなアキーとソルトフィッシュの混ざった感じがスゴいハーモニー」と、微妙なコメント(笑)。すると、そんなコメントの難しさを払拭するかのように、ジョーさんが即席でレゲエを歌い始めるのだった。毒じゃなくて、ラブ&ピースなジャマイカの母国メシ、ごちそうさまでした!