<独占>東京駅前の新名所「ミッドタウン八重洲」ニッポンのいいもの大集合:ガイアの夜明け

公開: 更新: テレ東プラス

3月31日(金)に放送された「ガイアの夜明け」(毎週金曜夜10時)のテーマは、「ニッポンの玄関口“八重洲”が変わる!~密着!三井不動産の野望~」。
3月10日のグランドオープン以来、連日大盛況の「東京ミッドタウン八重洲」に、「ガイア」のカメラが半年前から独占密着。「ミッドタウン」は三井不動産が仕掛ける複合施設のブランド。六本木、日比谷に続く八重洲では、“移動するための街”から“人が集まる街”へと変えようと“街づくり”に挑む。さらにテーマは“ニッポンのいいものをプレゼンする場所”。
飲食店からブランドに至るまで、ニッポンのものにこだわる。その全貌を取材した。

八重洲を“素通り”される街から“人が集まる”街へ! カギは1杯2300円のかき氷!?


東京駅は、駅を挟んで2つのエリアに分かれている。皇居側の丸の内は、レンガ造りのクラシカルな駅舎だけでなく、再開発でできたおしゃれなビルが建ち並び、国内外の観光客が訪れる人気のスポットに。
反対側にある八重洲は、新幹線のホームが近く、高速バスの乗り場も集中。多くの人にとって移動するための街になっていた。

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現在、八重洲エリアは大規模な再開発の真っ最中。先陣を切って開業するのが、「東京ミッドタウン八重洲」。その商業エリアの全てを任されているのが、「三井不動産」商業施設本部の安田嵩央さん(35)だ。安田さんは「東京ミッドタウン日比谷」の開業にも携わった人物。その経験を買われて責任者に抜擢されたのだ。

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「ミッドタウン八重洲」のコンセプトは、“日本の良さを発信する場”。安田さんが重要視したのが2階フロアで、待ち時間や隙間時間を有効に使える公共の場「八重洲パブリック(=ヤエパブ)」を作り、日本中から店を誘致、名品を国内外に発信しようと考えていた。

「ヤエパブ」の目玉として選んだのが、日本らしくていま人気の「かき氷」。しかも安田さんは、短期間で全国の名店が入れ替わる企画「かき氷コレクション・バトン」をやろうとしていた。
去年10月には100年以上の歴史を持つ和菓子の名店「小布施堂」(長野県・小布施町)を、12月には、これまで300種類以上のメニューを開発してきたかき氷専門店「ひみつ堂」(東京・台東区)を訪れ、自ら出店交渉。

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「かき氷コレクション・バトン」のトップバッターは「ひみつ堂」に決まった(4月10日まで出店)。3月のオープンに合わせ、八重洲にふさわしいオリジナルメニューを出すというが…。1杯2300円! 驚きの新メニューが人を呼ぶことに!

ニッポンのいいものを発信! 一等地の“顔”を“西陣織”で彩れ!


施設の顔となる1階の商業エリア。普通は、海外の有名ブランドが軒を連ねる場所だが、安田さんは、福井県鯖江市の眼鏡店や東京発祥のカバン店など、ニッポンのブランドを集めようと考えていた。

特に期待していたのが、道路に面した立地の良い店舗を任せる西陣織「細尾」。京都で江戸時代から300年以上続く老舗だ。着物の帯に使われていた西陣織に生地としての可能性を見出したのが「細尾」12代目・細尾真孝さん。いまや「細尾」の生地は一流ブランドのファッションや高級家具に使われるなど、国内外から注目を浴びている。

“日本の顔”として、ぜひ八重洲の1階に出店してほしいと口説いた安田さん。細尾さんも「新しい挑戦になる」と意気込む。
職人たちもやる気満々で、工房はフル稼働。高価な金や銀の糸を使った大胆なデザインの生地の製作に挑む。今年1月。店の内装工事にその生地が運ばれたのだが、なんと大胆にも店の壁紙に使うという。その数7種類。さらに商品棚やラックは京都の金物職人が仕上げたものだ。細尾さんが「世界に向けて恥ずかしくないよう、隅の隅まで手は抜けない」とこだわったのだ。

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1階の顔ともいうべき店を細尾さんに任せた安田さんも気になって店舗を確認。隅々まで目を凝らした安田さんは、「きれいですね。インテリアからにじみ出る上質感を感じていただける。いいデザインをしていただいたなと思います。安心しました」と笑顔を見せた。

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さらに「細尾」の西陣織は、1階メインエントランスのゲートにも使用されていた。背後からLEDで光を当てると、色彩が何パターンにも変化する。新しい日本らしさの表現だ。

いよいよ開業が迫った2月、安田さんの上司、「三井不動産」アーバン事業部の牛河孝之部長が「ヤエパブ」の視察にやってきた。書面上では確認していたが、牛河さんが実際に現地を見るのは初めて。果たしてその反応は…。

オフィス供給過剰の中、“来たくなるオフィス”でアピール


不動産業界でささやかれているのが、「2023年問題」。オフィスの供給が過剰になり余るのではという懸念だ。
東京中心部(千代田・中央・港・新宿・渋谷区)の2月オフィス空室率は6.15%(三鬼商事調べ)で、供給過剰の目安となる5%を2年以上にわたって上回っている。

「ミッドタウン八重洲」のオフィスフロアは7~38階で、1フロアが約4000平方メートルと東京駅周辺で最大級の広さ。しかし、東京都心では、今後も大型物件の開業が次々と予定されており、オフィスを巡る闘いは厳しさを増す一方だ。
そんな中、「ミッドタウン八重洲」が目指すのは、「来たくなるオフィス」。コロナ禍で一変した生活様式でも快適に働けるよう、さまざまな仕組みを導入している。

20年間、東京・蒲田に拠点を構えてきたIT企業「JBCC」グループ(社員約2000人)は、「ミッドタウン八重洲」への移転が決まっていた。

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2月、13階の新本社を訪れた社員たちは、広くておしゃれなオフィスに興奮気味。ある男性社員は「自分の会社じゃないみたい。同じ東京でも蒲田とは違う」と笑顔で話す。
さらにコロナをきっかけに定着したデリバリーを運んでくるロボットなど、快適に働ける仕掛けが社員たちの目を釘付けにしていた。

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別のフロアで引っ越しをしていたのは、本社を移転する「住友生命」。床にはウォーキングコースの表示が。仕事の合間にオフィスを歩いて健康を維持できるという工夫だ。これが可能になるのも、「ミッドタウン八重洲」の広いフロアならではだ。

このほか、「三井化学」や「ダイキン」など、名だたる企業の入居が決定。オフィスを担当する「三井不動産」ビルディング事業三部の山口周平さんによると、入居率は“満床”で、「いろいろな企業の方々にオフィスを使っていただけるということで、非常にうれしい気持ち」と話す。

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3月10日、いよいよ「ミッドタウン八重洲」全面開業の日を迎えた。午前11時、オープンを待っていた約500人の客がなだれ込む。
番組では、施設内の全貌とオープン当日の盛況ぶりを伝えるほか、案内人の松下奈緒が、「三井不動産」菰田正信社長を直撃する。

※「ガイアの夜明け」20周年企画「3.11を忘れず 今を生きる」(3月10日放送)の特別版をYouTubeで配信中。