「あちこちオードリー」(毎週水曜夜11時6分放送)1月11日(水)の放送は、「元地下芸人の2組」マヂカルラブリー(野田クリスタル、村上)、ランジャタイ(伊藤幸司、国崎和也)が来店。ランジャタイ、ブレイクのきっかけは野田の言葉だった!?
トガりまくる伊藤、NSCクビの悲劇
「M-1グランプリ2021」決勝の舞台で強烈なインパクトを残し、人気者になったランジャタイ。2人の出会いは、NSC(吉本興業の養成所)。ジャングルポケットや渡辺直美らと同期の2人だが、伊藤がクビになってしまう。今はその片鱗はないが、当時の伊藤はトガリすぎていたという。
そもそも"松本人志と発想がかぶる"と鳥取から上京してきた伊藤。「テレビで見てても同じこというんですよ、僕と松っちゃん。ある時、松っちゃんより僕の方が早い時があって」と主張する。国崎から見ても、当時の伊藤は「90年代の松本だんでした」というトガリっぷりだったという。
そんなトガリまくっていた伊藤は、授業中に突然立ち上がり「ここは仲良しこよし倶楽部じゃねぇんだよ」と叫ぶ!
すぐにスタッフに羽交い絞めにされ部屋から連れ出されたが...
廊下からは「俺は面白いんだ~」という伊藤の悲痛な声が聞こえてきたという。
これにはオードリーらも大爆笑! かなり危ないヤツだが、面白いのは違いない!?
学長からクビを言い渡された伊藤は、ゴミ拾いをして許してもらおうとするが、やはりクビに。その時、ゴミ拾いを手伝ってくれたのが国崎だった。
その後、国崎も"チンコダンス"のレッスンの際、「チンコ!」とポーズを決める自分を鏡で見て「辞めよう」と決意し、自らNSCを辞める。2人は2007年にコンビを結成。ずっと地下ライブで活躍してきたが、マヂラブが2020年のM-1で優勝したことで地下芸人の扉が開き、ランジャタイのブレイクにも大きく繋がったという。
「ボケの衝動が制御できない」国崎の狂気
ランジャタイの芸風は、国崎の狂気じみたボケが特徴。「ダウンタウンDX」(日本テレビ系)に出演した際に、国崎は伊藤俊介(オズワルド)が話したエピソードを数分後に何度も語るという破天荒なボケを繰り出し、若林は驚いたという。
自分でも「ボケの衝動が制御できない」という国崎。同じ衝動を持っていたという東野幸治から「ブレーキを持っておかないと、お前は今にとんでもない目にあう」と警告されたことも。
東野に「俺は心のブレーキをつけることによって、ここまで来れた。お前はどうする?」と問われた国崎は「東野さんがブレーキをつける方に行ったなら、僕はつけずに変な方向に行きます」と答え、東野も「そうか...」とつぶやくしかなかったそう。
また、佐久間宣行プロデューサーのYouTubeチャンネルに出演した際には、途中でいなくなるという奇行も。「100回ボケて100回ツッコむ」というタイムレース中、ラスト1回を残し、「なんか帰ろうと思っちゃって」と自宅に帰ってしまったのだ。
ぶっとんだランジャタイは、"珍味"のように好きな人にはたまらないが、理解できない人も多いかもしれない。そこで野田は"ランジャタイを見やすくなる方法"を見つけたという。
その方法とは「架空の設定をつけて見る」こと。
とにかく大暴れするけど、なんだかんだ友達がいる奴が国崎
マジで友達がいないから、こんな奴でも友達になろうとしているのが伊藤
この設定だと、国崎が無茶苦茶やっても伊藤が止めないわけもわかる。野田がテレビでこれを説明してから、お客さんもそういう目でランジャタイを見るようになり、「急に見やすくなった」と国崎。伊藤も「それでM-1の決勝に行けたよね」と野田に感謝!
その他、実は若林と国崎は同じ芸風!?マヂラブが目撃した、若林の国崎と全く同じボケとは!!?また、一部で話題になった津田とランジャタイのコラボコントの裏側も。
次回の放送は、大人気企画「芸能界が生きやすくなる参考書を作ろう」。伊集院光、藤本美貴、どぶろっく(森慎太郎、江口直人)、井口浩之(ウエストランド)が来店し、芸能界で学んだ教訓を発表。収録はM-1優勝直前、井口の歪んだ教訓とは!?