木曜深夜1時30分からは、「占いなんて信じない」(MC:加藤浩次)を放送!
「テレ東プラス」は、「占いなんて信じない」に出演する、修験者占い師・法演さんを直撃取材! 歯に衣着せぬ鑑定が持ち味の法演さんですが、一体どんな人なのでしょうか?
法演さんが占い師になるまでの道のりから半生まで、じっくり話を伺いました。
占い師になりたくて占いを覚えたのでなく、自然な流れで身に付いた
――的を射たズバッと鑑定が魅力の法演さん。実際にお会いしてみると、チャーミングでとても朗らか! 周囲がパッと華やかになる優しい笑顔が印象的です。
「そっ、そうですか?(笑) なんというか...そう言っていただけるとうれしいです」
――修験者占い師の法演さん。まずは占い師になるまでの半生をお伺いしたいのですが、幼少期はどのようなお子様でしたか?
「小さい頃は愛情乞食で、親の気を引きたいがあまり、よく嘘をついていました。幼少期は体が弱く、入院ばかりしていたので、いつも本を読んでいたように思います。
三姉妹の末っ子で、12歳と14歳離れている姉たちがずっと話しかけながら育ててくれたこともあり、2歳の頃には周囲がびっくりするくらいおしゃべりができたそうです。
また、2人の姉がものすごくモテたので、同級生のお兄さんたちにお姫様扱いされ、調子に乗っていた時期もありましたね(笑)。
母が真言密教で修行をしていたので、誰も子守りができない時は、山に私を連れて行ったんです。そのため、幼少期からお寺参りや護摩焚きは身近なものでした。2歳の私が、『山歩きなんてしたくない! 修行なんて大嫌いだ! 家に帰る!』とプリプリ怒っていると、修験者のおじさんたちが面白がって、私を抱えて山を登ってくれたことをよく覚えています。そんな環境で大人に囲まれて育ったので、とにかく口が達者で理屈っぽい子どもでした」
――幼少期の環境が、今の法演さんに影響を与えている部分もありますか?
「そうですね。10歳の頃に父が亡くなり、母は4回離婚しているので、親に愛されたい人の気持ちも分かるし、家族の中で孤独を抱えている人の気持ちもよく分かる。満たされてない人の気持ちが分かるのかなと。苦難を乗り越えてここまで来ることができたので、そういう複雑な思いを抱えている方にアドバイスできるのかもしれません。
私、20歳の時に人間が変わったんですよ。それまでは警戒心の塊で、世界中の全てが敵だと思っているようなところがありましたが、20歳の時に出会った友達の影響で、『あれ? 私が思っているほど世界って怖くないんだ』と思うようになり...そこからは何も頑張らない子になっちゃった(笑)。できることをすればいい、役割は人と分け合えばいいんだということを、その友達が教えてくれました。
それまでの私は、お節介で人との距離感が分からず、人間関係を上手く築くことができなかったんです。20歳の頃のさまざまな出会いによって、人との距離を学ぶことができた。『そんなことを言ってるから、わがままだと思われるんだぞ』と注意されたり、私が人のお喋りを泥棒すると『負けず嫌いやな』と指摘されたりして...(笑)。お説教というより、関西特有のツッコミなのですが、そうやって言いにくいことをズバッと言ってくれる友人たちと出会えたおかげで、一つずつ学ぶことができました」
――周りの人に恵まれたこともあると思いますが、助言を突き放さず、スポンジのように吸収してきた法演さんの人間性も大きいですよね。
「私が欲しかったものを、周りの人がちゃんと与えてくれたんですよね。寂しさやつらさを口にしていいんだということも分かったし、周りの人を頼っていいんだということも学びました」