九州の頑固オヤジに草食系YOUが覚悟の結婚挨拶!「お前ら帰れ」!?直談判の一部始終:YOUは何しに日本へ?

公開: 更新: テレ東プラス

日本を訪れる外国人たちを空港で勝手に出迎え、アポなしインタビュー!そのまま密着取材を行う「YOUは何しに日本へ?」(毎週月曜夜6時25分~)。今回のテーマは「勝つか!?負けるか!?本気のYOUが日本で人生賭けた大勝負SP!」。ピンチに立たされながらも人生の大勝負に出たYOUを追う95分で、はたしてどんな面白YOUに出会えるのか?

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東京・羽田空港で声をかけたのは、オーストラリア出身のジャックさん(30歳)と、鹿児島県出身の真理菜さん(35歳)の美形カップル。コロナ禍のため、2年7カ月ぶりに成田国際空港で再会できたという。「再会できた時は人生で最高の瞬間だった」と感激のジャックさんの来日目的は、鹿児島にいる彼女の両親に会いに行くこと。それも、「僕たちの結婚を正式に認めてもらいたい」というのだ!

お父さんについて、「スゴく厳しい人って聞いてる」と心配そうなジャックさんの横で、真理菜さんは「頑固です。九州男児って感じ」と解説してくれた。しかしここで搭乗時間となり、いったん取材終了。
...が、どうしてもその後が気になった担当Dは、九州に到着したころを見計らって真理菜さんに電話し、取材のお願いをすると、快諾してくれたので密着決定!

YOUたちを追って、鹿児島県姶良(あいら)市へゴーだ!

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2時間後、指定されたお店に到着すると、「本当に来るんですね」とふたりが笑ってお出迎え。そのまま中へ通してくれたが、ここはいったい?

実はこちら、真理菜さんの母・千佐子さん(60歳)が営む居酒屋さん。ジャックさんは千佐子さんを「優しくて温かくて心の広い人だよ。真理菜だけじゃなくて、彼女の家族も大事にしたいんだ」とベタ褒めだ。一方、千佐子さんは、「(ジャックさんは)我慢強いのかもしれない、娘はキツいこと言うから。もらってくれてありがとう」と、すでに結婚に賛成してくれていた。うれし涙を拭うジャックさんは、「僕は真理菜が大好きで、鹿児島に来ることが一番重要だったんだ」としみじみ語った。

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実は両親が5歳で離婚し、父親のいる家庭に憧れたというジャックさん。4年前に留学中の真理菜さんと出会い、はっきり物を言う性格に一目惚れした。しかし2回目のデートでプロポーズしてきたのは、まさかの真理菜さんだった。「この先どんなことが起きても彼女を愛し続けられると思った。真理菜の家族とも繋がりの強い家族になりたい」という願いを叶えるため、絶対にお父さんに認めてもらいたいのだ!

肝心のお父さんがどんな人か聞き取りすると、妻の千佐子さんは「気が短い」と言う。一方、店の常連で、地元ラジオDJのスマイリー園田さんは、「頑固は頑固ですよ。仕事も1人で立ち上げて全部自分でやってるし、スゴく芯が通ったおっちゃん」と話すが、真理菜さんは「怖いよ」と譲らない。結婚したらオーストラリアに住もうとしているのに、本当に一人娘を行かせるのか...。

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翌日、いよいよお父さんと会うため、車に乗って会場の日本料理店「活魚旬彩 馬酔木(あしび)」へ。ここは真理菜さんファミリーの顔なじみのお店で、個室で会食だ。30分前になって落ち着かないジャックさんは、お父さんに出すお茶が入った容器を確認するなど、入念なリハーサルをした。「スゴく緊張してる」と心配する真理菜さんにも、「大丈夫だよ、準備は万端だ。何が起きても僕がなんとかする」と勇気づけた。

そこへ、ついにお父さんが登場! ジャックさんはすぐに挨拶をするが、お父さんの真一さん(61歳)はチラ見して、「まだ料理来てねえんだ」と言って座った。担当Dも続けて挨拶をすると、「はい、聞いてます」と答えてくれたので、たぶん撮影OK...。みんなで着席するが、お父さんもジャックさんもチラ見してはすぐ目をそらし...を繰り返し、個室には凍りつくような冷たい空気が流れる(苦笑)。

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5分後、勇気を出したジャックさんが「この日を待ち望んでいました。僕のことを知ってほしかったです」と英語で話しかけ(真理菜さんが翻訳)、お父さんは「あー」と言葉少なに耳を傾けた。

ようやくビールや料理が揃いはじめ、何杯か飲んだお父さんが、ようやく「久しぶりに緊張しよる。焼酎飲める?」と話しかけてくれた。促されたジャックさんはジョッキのビールを飲み干し「アリガト」と言うと、お父さんは吹き出して、「何がアリガトや、ございます付けんか! わいと友だちか」とツッコんだ。お父さんのお酒が進むと徐々に場はなごやかな雰囲気に変わり、大学生になるまで真理菜さんの送り迎えを続けたことなど、「大事に大事に育ててきたの」と、親心を明かした。

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ジャックさんからも話があると切り出し、思いのたけを日本語でまとめた手紙を読みはじめた。

「今日はお父さんに会う大事な日です。私は真理菜さんを愛しています。2018年、私たちは初めてケアンズで会いました。真理菜の第一印象はシャイで静かだけど良い人だって思い(ま)した。私は真理菜と一緒にいたいです。娘さんを僕にください」と。

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これを聞いたお父さんは、しばし無言の後に涙を拭い「飲まんか!」とジャックさんに酒をススめ、担当Dには「お前ら帰れ、もう!」と訴えた(笑)。そして改めてジャックさんと乾杯し、「良か殺し文句かけに来たでこら! がんばって」と、快いお許しをいただくことができた! お父さんはジャックさんとの会話に笑い、「笑わす良か男やね♡」と、すっかり気に入ってくれたようだ。

さらにジャックさんからお父さんへ、好みのゴルフ用品とお酒をプレゼントした。お父さんは「ゴルフに使ったらすぐなくしちゃうぞこれ! もしなくしちゃったら、おれはどうしたらいいんだ!」とうれしそうだ。もらったお酒も、家に飾っておかなきゃと大切に抱きかかえてくれたところで、今回の密着は終了。

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最後に、お父さんがジャックさんに「孫!」と訴えると、「お父さん、1年後には!」と宣言も飛び出した。家族仲良くみんなでお幸せにね~!

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