こんなママ友は危険!?セールスからボスママまで...リアルなトラブルや事件を座談会

公開: 更新: テレ東プラス

ここ数年、ママ友同士の洗脳や共依存から痛ましい事件に発展するケースが、ワイドショーやニュースなどで取り沙汰されている。
子育て中のママが抱える孤独や孤立がママ友への依存を加速させるのか...特に夫が多忙、単身赴任中、実家が遠いママたちの育児の大変さや孤独は計り知れない。
すでに子育てを終えた身である記者からすると、洗脳まではいかなくとも、そんなママ友間の共依存関係というのは理解できなくもない。

mamatomo_20221005_01.jpgケイーゴ・K /PIXTA

そこで「テレ東プラス」は、都内在住、小学生1~6年生の子どもを持つ子育て中のママたちを緊急招集。「こんなママ友には要注意!」というテーマで座談会を実施し、リアルなエピソードを取材した。

最初に優しく接してくるママ友には注意するべき!

――今まで遭遇した"ママ友事件簿"はありますか?

A美「トラブルまではいかないですけど、私は今までいろいろと経験してきました。お恥ずかしい話ではありますが、元々世間を知らないところが多く、どちらかというとだまされやすいタイプ。新婚早々、ローンで購入した新築の家に悪質なリフォーム業者を招き入れてしまい、"床下に行きたいので..."と畳の下に穴を開けられたなんていうエピソードも体験済みです(笑)。産院から始まり、いろんなママ友と積極的に交流を持ってきたので、気がついたらセールスだったなんていうのはざらにあります」

B穂「わかるな~。私も結構いろんなママ友を見てきました。1度子どもを預かったら、自分の用がある度に子どもを置いていくような人とか...託児所じゃないのに。断れない私も悪いんですけどね。
ママ友との関係って、一度つながってしまうと、子どものことがあるからなかなか疎遠になるのが難しい。でも小学校に上がって、子どもが自由に遊べるようになったらだいぶ楽になりました」

C織「私は逆にママ友とは距離を置くようにして、幼稚園でもわりと一匹狼で生きてきたので、嫌な目に遭わされたことはあまりないですね。ただそのせいで、子どものイベントごとなどでは少し寂しい思いもしましたが...。ママたちが集まってワーキャー群れているのを、どこか冷めて見ていたところがあるので、ウォッチングはしっかりしてきたように思います(笑)」

――気がついたらセールス(笑)。なかなか興味深い話ですね。

A美「そんなのたくさんありましたよ。産院で出会ったママ友さんは、お互い子どもが第一子で、住んでいる駅も同じであることが発覚。しかも彼女は看護師さんで、入院中もいろんなことを教えてくれました。明るいお姉さん的な感じだったので、初産だった私にとってはとても頼りになる存在。退院後は、自然と週に2回は家でお茶をする仲になって...。でも思えば、会う時はたいてい私の家。あちらのお家にお邪魔したのは1回きりだったように思います。
予防接種や健診なども一緒に行っていて、子どもたちも順調に育ち、半年くらい経った頃だったかな? 『無料でエステしてくれる人がいるんだけど...』みたいな話になったんです。どう考えても胡散臭いんですけど、その当時はなかなか断りづらくて、1度家に来てもらったら、案の定化粧品のセールスの人。聞けば、紹介すると、ママ友にいくらかマージンが入るとのことでした。高級な化粧品でしたが、買わないのも申し訳なかったのでひとつだけ購入して...まぁでも、そこまで悪気があるとも思えないんですけどね」

B穂「私は、幼稚園でのエピソードがたくさんあります。『家でお料理会するから来ない?』と誘われて行ってみたら、某有名な調理器具の販売会だったり、『儲かるみたいだから、一緒に健康食品のセールスをやらないか?』と誘われたり...。補正下着や生命保険のセールスもありました。
最初からそういう目的だということを伝えてくれればいいんですけど、そういうママって、肝心なことは言わないんですよね。セールスだと知ったら来なくなるからかもしれませんが。夫からは『脇が甘すぎるから、そういう人に近づかれるんじゃないの?』と言われました。納得(笑)」

C織「面倒なので普段は誘いに乗らない私ですが、1度だけ...。『材料費は3000円かかるけど、自分で好きなアクセサリーを作ってみない?』というお誘い。講師の先生もいて、ママ友がランチまで作ってくれたのでそれはそれで良かったんですけど、その後、怪しいヨガの動画を見せられて...。どうやらヨガサークルの勧誘やDVDを販売しているようでした。そのママとは、その時初めて時間を共にしたという関係だったので、その後はしっかりと断りました(笑)」

A美「先ほどB穂さんがおっしゃっていましたが、託児所代わりに利用してくるママも多いですよね。"なんでうちばかりなの!"と内心は腹が立つことも」

B穂「そういう人って、絶対に自分から『たまにはうちが預かるわよ』と言ってくれないんですよね。こっちはお菓子代だってバカにならないし」

C織「A美さんやB穂さんのように社交的で面倒見がいいママさんの場合、子どものゲームやおもちゃがなくなった...などのトラブルも多いと聞きます」

――なるほど。皆さんいろいろとご経験されていますね。

A美「最初に記者さんもおっしゃっていましたが、特に新米ママの場合、育児の経験もないし、学生時代や独身時代の友人は遠くに住んでるから、なかなかすぐには会えない。そうなると、近所に住んでいて、共に育児の大変さや心配事をすぐに理解し合えるママ友の存在ってだんだん大きくなっていくんですよね」

B穂「たしかにそうかも。気がついたら親密になっていたってよくあるパターン。ただ、お互い育った環境や抱えている背景にまでは踏み込まないから、よくよく考えてみると、つながりは子どもだけしかない、よく知らない人を自宅に招き入れているとも言えるかも。夫からは『そうやって、誰でもすぐに家に入れるのはよくないんじゃない?』とたしなめられたこともあります。
今は子どもたちも大きくなったので"寂しい"という気持ちは全くありませんが、子どもが幼稚園の頃は、私も寂しさがあって、毎週末、誰かしら自宅に呼んでご飯を食べていました」

C織「最近、洗脳事件などもありましたが、孤独や寂しさを抱えている時にママ友に優しくされたら『なんていい人なんだろう』と思って、どんどん依存してしまう気持ちはわからなくもないです」

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