SPFが高い日焼け止めは...⁉実は間違っている「美肌から遠ざかるNG習慣」

公開: 更新: テレ東プラス

日々の習慣や、良かれと思ってやっていたことが、実は肌にとってNGだった!?

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毎回さまざまな専門家がレギュラー出演中の生活情報番組「なないろ日和!」(毎週月~木曜朝9時26分放送)から、肌育成スペシャリスト・川上愛子さんに「実は間違っている⁉美肌から遠ざかるNG習慣」についてお話をうかがいました。

美肌から遠ざかるNG習慣

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毎日のしっかり洗顔や、日焼け止め対策...美肌のためにやってることが、実は逆効果なことも⁉ 間違ってやってしまいがちな【NG習慣】をチェック!

【NG習慣1】毎日朝夜、洗顔料をしっかり泡立てて洗顔⁉
「洗顔しすぎはNG。お皿を洗った後のようなキュキュッとした肌になる状態は洗いすぎです。朝の洗顔は、夜寝る前にオイル類を使ってなければ水やぬるま湯でのすすぎ洗いでも十分。オイルなどを使った場合も弱酸性ソープで軽く洗う程度で。

夜の洗顔は、その日の汚れに合わせて洗浄剤を選ぶことが大切。強い落ちにくい日焼け止めなどを塗ったり、しっかりメイクをした日は固めの泡立ちですっきり洗える洗浄剤を、メイクをしなかった日は弱酸性ソープを、など使い分けましょう。また、洗顔後はすぐ保湿を!」(川上愛子さん、以下同)

オイリー肌が気になる場合はこれを試して!
「洗う順番も大事。洗浄剤を頬からおくのではなく、皮脂が気になる鼻やおでこから乗せるだけでも変わります」

【NG習慣2】毛穴の汚れや角質はスクラブ洗顔で落とす⁉
「肌や毛穴の汚れをこすって落とすのはNG。温めることで毛穴は開き、メイクなどの汚れも落ちやすくなります。ホットタオルやスチームなどで温めて、汚れを浮かせて洗顔しましょう。

スクラブでこするとツルツルになって気持ちいいですが、こすることで肌への刺激になる場合もあるため、やりすぎは、肌が乾きやすくなったり、シミ、たるみなどの原因にもなります。肌のターンオーバーは、一般的に45日程度、もちろん加齢とともにそれより時間がかかる場合も。角質を無理やりはがすと、その間、肌が無防備な状態になってしまいます。角質は自然にはがれ落ちるため、はがしすぎない方がいいです」

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【NG習慣3】毎日SPF50の日焼け止めを塗って、日焼け対策はOK⁉
「SPF数値の高いものは肌にもしっかり密着して紫外線から肌を守ってくれる優れもの。でも、しっかり付くからこそ、日焼け止めの成分を分解するための洗浄もきちんと行わないと汚れ残りの原因になる場合も。海や山に出かける時や、日中ずっと屋外にいる場合はSPF50がオススメですが、日常生活での日焼け対策ならSPF20~30で十分です」

"SPF"について正しく理解しよう!
「日焼け止めの表示「SPF」は紫外線のうちUV-Bを、「PA」はUV-Aの防止効果を示す指標。人の肌は約25分程度で赤くなるのが平均的といわれていますが、SPF50なら25(分)×50(SPF)=1,250(分)赤くなるのを防いでくれると計算されます。...が、それは正しく使用している場合です。汗をかいたり洋服にこすれたり、紫外線で日焼け止め効果が薄れたりと塗り直しももちろん必須」

日焼け止めを正しく使用するには?
「SPFの数値は"2㎠に約2㎎程度の厚さ"で塗った状態で測定したもの。伸びにくい、白残りするなどの理由で、必要以上にこすって薄く伸ばすと数値通りの効果は得られません。しっかり塗っても色が気にならないものを選ぶか、伸びにくいものは事前に肌を保湿してすべりやすい状態にしてから塗りましょう」

また、「SPF50の日焼け止めに、SPF20のファンデーションを塗っているからSPF70の効果!」と考えるのは間違い。実際は、それぞれの効果を足して2で割った程度の数値をイメージするくらいがベター。上記の場合なら(SPF50+ SPF20)÷2=SPF35程度とイメージしておきましょう。

【NG習慣4】化粧水はたっぷり使えば使うほど保湿はバッチリ⁉
「まず、化粧水は適量を使用しなければ意味がありません。高いから...などケチケチ使うのではなく、ご自身にとって"毎日適量を使用できる価格帯のもの"であることが、化粧水選びの最大のポイントです。

また、"適量"を超えたつけすぎは、"ふやけている"状態となり肌の負担となる場合も。化粧水の役割は、その後に使う美容液や乳液を定着させるために肌を柔らかくすることなどもあるので、つけすぎてもあまり意味がありません」

どんな化粧水を選べばいい?
「ヒアルロン酸やコラーゲンなどの水分ベール効果を感じるような保水性の高いものから、植物エキスなどさっぱり使用するものなど化粧水の特徴は様々ですが、保湿効果に大きな差はありません。使用感の好みや、その後に使う美容液や乳液、メイクなどとの組み合わせで選びましょう」

化粧水は、素手よりコットンを使った方がいい?
どちらも利点・難点があるので、肌の状態にあった方法で!
≪コットン≫利点:古い角質なども一緒に拭き取れる。
難点:コットン全体を化粧水で浸さなければいけないため量が必要。
≪ 手 ≫利点:化粧水の量が少なくてすむ。
難点:手荒れをしている人は、化粧水が手に吸収されてしまう場合も。

【NG習慣5】美容液だけは高価なものを!?
「肌ケア用品でお金をかけるべきは、クレンジングや洗顔料などの"洗浄剤"! 目的や自分の肌に合うものを探しましょう。メイク汚れが残っていると、せっかく高級な化粧水や美容液を使っても肌になじみにくくなります。汚れがきちんと落とせていることが美肌へのスタートです!」

どんな洗浄剤を選べばいい?
「洗い上がりにつっぱり感があるものは洗浄しすぎ、洗顔後にアイメイクなどこすらなければ取れないものは洗浄しきれていません。選択のひとつとして、メイクと同ブランドの洗浄剤は、自社のメイクを分解しやすいよう研究し作られているのでオススメ。ライン使いを進められるのは、実は理由があるのです」

洗浄剤は3パターン用意!
「できれば、"SPF50の日焼け止めを使った時"、"SPF20を使った時"、"何も塗ってない時"の3パターンの洗浄剤を用意して、使い分けるのがよりベスト。麻婆豆腐or目玉焼きを作ったフライパンを洗う際にクレンザーを使い分けるように、メイクをしっかりした日はしっかり洗浄できるもの、軽い日焼け止めを塗ったくらいの日は中間のもの、何も塗らなかった日は弱酸性のもので軽く洗う程度と、汚れの度合いに合わせて使い分け、肌への負担を減らしましょう」

NG習慣と、正しい肌との付き合い方をご紹介しました。毎日のケアの積み重ねで、美肌を育てていきましょう!

取材協力:肌育成スペシャリスト・川上愛子さん。科学的な視点でスキンケアを研究し、2万人以上を美肌に!素肌の持つ力で光り輝く肌を作り出す「洗いすぎない美容」の第一人者。厚労省後援「美容広告管理者養成講座」講師。著書に「こっそりマスク内美容」(主婦の友社)、「 肌が乾くクセを全部やめてみた。」(ワニブックス)、「皮膚常在菌ビューティ!」(ワニブックス)など。
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(取材・文/伏見香織)