Z世代のスターを発掘する「~夢のオーディションバラエティー~Dreamer Z」(毎週日曜夜9時放送)。6月19日(日)は、新企画「スケボー新世代スター発掘オーディション」が始動! 一次審査Aグループの模様をお届けした。
審査基準は、いかに"ヤバい"か
東京オリンピックで正式種目に採用され、世界を熱狂させたスケートボード。このオーディションではスケボー文化の原点「ストリート」にこだわり、スポーツ競技とは一線を画したスタイルで開催する。「審査会場」は競技場ではなく「実際の建物や路面」、「審査基準」は点数では人の心を動かすカッコよさ="ヤバさ"で競い合う。優勝者は名だたるプロスケーターたちとともにアメリカツアーに参加する権利が得られる。
前代未聞のオーディションに、東京オリンピック金メダリストの堀米雄斗選手も注目。「スケボーも盛り上がってきて、オリンピックを目指す子たちが増えてきて嬉しい。僕はストリートも大好き。ストリートにもカッコいい子がたくさんいると思うので、そういう子が海外で活躍できるチャンスができれば」と期待を寄せる。
多数の応募からビデオ審査を通過したのは12名。一次審査からファイナルまで計4回の審査を受け、最後に勝ち残ったスケーターが優勝となる。
一次審査の舞台は、廃墟ホテル。12人を4人ずつ3つのグループに分け、それぞれ違う場所で審査を行う。
Aグループが挑むスポットはレストランの搬入口。高さ45cmの段差と金属製の車止めを使って技を仕掛けてもらう。披露した技を、審査員が「ヤバい」と認定したらMAKEが成立。4 人が順番に挑戦し、成功したMAKEの数が8回になったら審査終了。ポイントはMAKEを成功させた数ではなく、いかに「ヤバい」MAKEを決めたか。どんなMAKEが飛び出すのか!?
●エントリーNo.001 上村颯(21)
目立ってなんぼ、神出鬼没のパフォーマー。「単純にテレビに出たくて応募しました」という彼は、「スケボーはひとつの文化。自分を表現する芸術に近い」と語る。
一次審査では、あまり人のやらないトリック「ノーズロック ヤンクアウト」を決めMAKEを獲得。さらに人とは違う反対側から唯一無二のトリッキーな技に挑み、難易度★★★★★の「F/S 50-50」を決める。これぞ"ヤバい"!
●エントリーNo.002 大場蓮(19)
インストラクターとして、子どもたちにスケボーの楽しさを教えている大場。「結果はどうあれ楽しんで、スクールの子たちに見てもらえれば」と。
なかなか技が決まらず苦戦するが、後半で車止めが縦方向になると、「ビッグスピンF/Sボードスライド」でMAKE!
●エントリーNo.003 中村拓磨(17)
元サッカー選手で、スケボー歴4年目のダークホース。「技術も大事ですけど、技の見せ方やスタイルって、その人にしか出せないのでスケボーで一番大事だと思っています」と。
「B/S180フリップ」や、「ハードフリップ」で完成度の高いMAKEを決め、他の出場者からも「うまーっ!」と歓声が。
●エントリーNo.004 柿谷季輝(18)
変わったセクション(ルートにある障害物)が好きで、「誰も使ってないような、"ここやる!?"みたいなところを攻めるのが好きですね」と、怖いもの知らずな一面を持つ。
難易度の高い「ワンフットノーズバンプ」を決め、MAKEを獲得。脅威のコントロール力で、「B/S180ヒールフリップ」や難易度MAXの「ワンフットB/S5-O」も華麗に成功させた。
二次審査進出者2名は!?
二次審査進出は、1位・上村と、2位・柿谷に決定! 他のスケーターとは違う"ヤバい"技を連発した上村は、「怖いし、腰とか打っちゃってめっちゃ痛いし、心は折れかけるんですけど、メイクしたい気持ちの方が大きくて。だからこそ、メイクした時にテンションが上がる」と笑顔でコメント。
柿谷は、発表の瞬間、上村と拳を合わせ、「あんなにトリックして2位かって、ちょっと厳しかったですね。次の審査はかなりヤバいスケーターが上がっていくんで、スタイル出して負けないように頑張ります」と気合充分。
Aグループのスケーターたちの驚きの"ヤバい"技は、「ネットもテレ東」でチェック! 次回放送は、Bグループが体育館の大階段で審査に挑む。