日本を訪れる外国人たちを空港で勝手に出迎えてアポなしインタビュー! そのまま密着取材を行う「YOUは何しに日本へ?」(毎週月曜夜6時25分~)。今回は「はじ〇(マル)! 何が出るかな?何が出るかな?YOUが日本で初めて〇〇した話!SP」。YOUたちの日本での「お初」に密着しまくる95分で、はたしてどんな面白YOUに出会えるのか?
【2019年6月24日放送】
成田国際空港で声をかけたのは、フィンランドから初来日したマルユットさん(右・当時58歳)&ヘイディさん(左・当時46歳)。来日の目的は「ムーミンバレーパーク」だ。母国の女性作家の代表作で大人気の「ムーミン」。当然、母国にはテーマパークはあるが、日本(埼玉県)にもオープンしたと聞いて飛んできたそう。
そんな仲良し2人組がバレーパークでどうしてもやりたいことは、開園記念で発売される「ムーミン」マグカップ(日本限定版)を手に入れること。「ムーミン」のマグカップは100種類以上発売されているが、20年前から集めるのにハマり、今ではほぼ全部持っているという。一緒についていきたいと言うと、快諾してくれたので密着決定!
空港から電車で約2時間半、飯能市(埼玉県)の「ムーミンバレーパークへGO! こちらは宮沢湖周辺の大自然を生かし、「ムーミン」に登場する建物や人物を完全再現したテーマパークだ。到着後はとにかく園内を散策して、建物を見たり、キャラクターを見つけたり、全員が登場するショーを見たり...と、やること満載。
「フィンランド人は日本の『ムーミン』アニメが大好きなの。アニメは日本で誕生したのよ!」と教えてくれたように、「ムーミン」(原作:トーベ・ヤンソン)は1945年フィンランドで誕生し、1954年に英国でコミックスの連載が始まった。その後、日本でアニメ化され大ヒットしたのをきっかけに、世界中で知られるようになった。つまり、日本はムーミンの第2の故郷なのだ!
散策を続けていると、飛行(・・)おに(・・)の気分が味わえる日本限定アトラクション「飛行おにのジップラインアドベンチャー」を発見(現在、一時休止中。7/2より再開予定)。「もちろんやりましょう!」と挑戦し、最高の体験を楽しんだ。そこで偶然にもYOUを撮影したという何人かの観光客に出会い、撮影画像を見せてもらって大喜び! 貴重なショットを譲ってもらうなど、旅先でのコミュニケーションを楽しんだ2人だった。
そしていざ、目的の日本限定マグカップ(4,400円税込)をゲットするぞ! マルユットさんは集めるワケについてこう教えてくれた。「マグカップを集めることで常に『ムーミン』の世界を感じられるわ。そして100歳になった時、こう言うのが夢なの。『ムーミンマグカップを買いにわざわざ日本へ行ったのよ!』」。まさにマグカップは日本に来た証なのだ。さあ、いよいよ売り場に到着だ!
......が、そこで衝撃の事実が判明。なんと、マグカップは「売り切れ」というお知らせを発見したのだ。あまりの残酷な出来事に、2人は一気に意気消沈したのだった。
【2022年現在】
あれから3年。2人に再密着するため、オンラインでマルユットさんのご自宅にうかがったところ、ヘイディさんと一緒に変わらぬ笑顔で迎えてくれた。5人のお子さんは巣立ち、北欧らしいステキなお部屋に、今はご主人と2人で住んでいるそうだ。テーブルには、番組スタッフのために用意してくれた朝食まで! マルユットさんは、「パンに卵とエビをのせた、フィンランドの朝食よ」と、母国メシを紹介してくれた。
さっそくお話を聞くと、「マグカップが売り切れだったことは一生忘れないわ! 本当にショックだったわ。『売り切れ』の文字を見た時は...」と、3年前の悲劇を振り返った。しかし、マルユットさんが「後日あなたたちがマグカップを送ってくれたのよね! ありがとう!」と、あの時の日本限定マグカップを見せてくれた。実は2人の帰国後、再入荷したマグカップをスタッフが購入し、お送りしていたのだ(ドヤ顔)!
オーダーメイドの専用棚に100種類以上のマグカップを美しく収めているマルユットさんだが、コンプリートまではあと2つ足りない。その1つは、誕生60周年を記念して、2005年に2005個を限定生産された「夢見るムーミン」で、お値段は約42万円!! もう1つは2004年のクリスマス用に400個限定生産された「Fazer」で、世界で最もレアな「ムーミン」マグカップといわれている品。お値段はなんと約154万円!!! マルユットさんは、いつか手に入れた時のために「一応2つ置く場所は最上段に空けてあるの!」と夢を語る。
ところで、あれから2回目の「ムーミンバレーパーク」旅行を計画したものの、コロナ禍で延期になったままだという2人。また行けたら前回見逃した建物やキャラが見たいし、今度はカヌーに乗りたいとも。そこで...そんなお2人に番組からサプライズしちゃうことに!
担当Dが、「お2人の代わりに僕たちがムーミンバレーパークにやって来ました!」と発表し、「ムーミンバレーパーク」からリモート中継をスタート。「お2人が現場にいるような感じを味わっていただきたいと思います!」と伝え、なんと2人の等身大パネルを抱えて園内へ(笑)。
この中継に2人は驚きつつ、「それはいいわね!」と大喜びしてくれた。カヌーに乗れなかった2人のために、担当Dがパネルと一緒に挑戦。前回会えなかったムーミンのママ、ムーミン、リトルミイ、スナフキンにも会え、たくさんの記念撮影コレクションもできた!
渾身のバーチャルツアーのサプライズに2人が大感激してくれたところで、リモート密着は終了。マルユットさん、ヘイディさん、また日本でお会いしましょう!!