大久保佳代子「私もすっかりハマってしまいました」ガムシャラに頑張る姿に感動:Dreamer Z

公開: 更新: テレ東プラス

Z世代のスターを発掘する「夢のオーディションバラエティー~Dreamer Z」で放送中、EXILEや三代目J SOUL BROTHERS らが所属するLDH史上最大規模のオーディション「iCON Z~Dreams For Children」。明日5月21日(土)日本武道館で、デビューへの扉を開くグランプリが決定します。

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「テレ東プラス」では、オーディション開始からスタジオで候補生たちを見守ってきた大久保佳代子さんにインタビュー。注目ポイントや候補生たちへの思いなどをお話をうかがいました。

武道館へ向けての注目ポイント

――いよいよ日本武道館でのファイナル審査でグランプリが決定します。ここまでオーディションを見守ってきてのご感想は?

「芸能オーディションですが、やっていることはアスリートですよね。身体能力と才能を持ち合わせ、さらに努力できる人だけが勝ち上がることができる。本当にすごいオーディションですよ。開始当初は『ダンスや歌が好きな男の子たちが集まってるな』くらいの印象でしたが、見守っているうちに私もすっかりハマってしまいました。審査を経て徐々に自信がついてきたのか候補生たちの顔つきもどんどん変わってきて、プロ意識も出てきましたね」

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――大久保さんといえば、「CROONERZ」推し。このグループの魅力はどんなところですか?

「年長者が多いグループなので、それぞれに背負っているものがあってグッときました。しかもボーカリスト集団でメンバーの半数はダンス初心者なのに、毎回、課題曲が難しくて。やっぱり厳しい状況のグループほど応援したくなりますよね。CROONERZを取り巻くドラマにはいつもハラハラドキドキさせられます。

全員が唯一無二の個性を持っているのも魅力ですよね。ギレルメ(マサユケ トマジ 西村)くんはスター性があって顔もキレイ。目が合ったら腰が砕けるんじゃないかしら(笑)。トラック運転手の仕事を辞めてオーディションに挑んでいるところも応援したくなるし、デビューしたら人気が出そうですよね。

どこか自信なさげだった沓野広翔くんの成長にも驚きましたね。猛特訓を経て、プロデューサー陣にも褒められて、最近では自信のある顔つきになってきました。きっと、『もう不安とか言ってる場合じゃない』というくらい追い込まれてるんでしょうね」

dremerz_20220520_003_2.jpg――中高生の個性派が集まったグループ「LIL LEAGUE」は、どんな印象ですか?

「年齢も個性もバラバラですが、年長組の中村竜大くんと岩城星那くんがグループを引っ張っているのが良いですよね。2人は個人総合ランキング1位&2位のライバル同士でもあるので、しっかり意見を言い合いつつ、ちゃんとお互いを認め合っている。大人になるとプライドが邪魔してなかなかな自分から折れることができないですが、彼らはまだ純粋だし、本当にグループを良くしようと努力してる。お互いを尊重していて、いい関係だなと思います」

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――ローティーン中心のグループ「KIDMATIC」はいかがですか?

「リーダーの佐藤峻乃介くんは、15歳なのに冷静に周りを見ていますよね。本当は人見知りなのに『グループを引っ張っていかなきゃ』と成長して。私が母親だったらたまらないですよ」

――木梨憲武さんも番組でよくおっしゃっていますが、お2人は親のような目線で見守っていらっしゃいますよね。

「そうですね。オーディションですから厳しいこともたくさん言われてきて。私としては『ちょっと鞭が多すぎない。もうちょっと飴をあげてもいいのに』と思ってしまいますが、プロデューサーやトレーナー陣は、今後のことを考えて敢えて厳しくしている部分もあるんですよね。これくらい乗り越えられなければプロとしてやっていけない。もちろん分かってはいるんですが...やっぱり『かわいそう。誰かフォローしてあげて』と思っちゃうのが親心ですよね(笑)」

――候補生たちの親睦会は「もっと尺を長く」とおっしゃっていましたが、どんなところに注目しましたか?

「パフォーマンス中はみんなカッコいいのに、親睦会で見せる"学校の昼休み"みたいなわちゃわちゃ感がいいですよね。ボーイズラブ的なものに興味はないと思っていましたが、ポッキーゲームをやり始めたところはキュンとしちゃいました(笑)。CROONERZは、ケツバットとかしている他のグループとはちょっと違って大人でしたね。オシャレなキャンプ飯を作っているところを見て、『女の子に振る舞ったことがあるのかな?』と想像しました(笑)。普段はレッスンや練習の連続で大変な毎日だと思うので、親睦会のようにみんなで腹を割って話せる機会がもっとあればいいなと思います」

Z世代に贈る言葉

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――生まれながらにしてデジタルネイティブである"Z世代"が集まったこのオーディション。大久保さんは、Z世代をどのように思われますか?

「Z世代は感情を表に出さず、穏やかでいい子が多いという印象です。だけど、ここまで本気で歌やダンスをやってきた子たちだから、本当は野心やプライドの塊だと思うんです。だからこそ、どんどん揉めて欲しいですね(笑)。本気だから相手に対する怒りも出てくると思うし、ぜひぶつかり合って成長してください」

――いよいよ日本武道館のファイナル審査。大久保さんとしてはどんな結果を予想しますか?

「HIROさんはじめプロデューサー陣は、頑張っている子を切り捨てないと信じたいです。でも、ここまで頑張ってきたからこそ、ちゃんと選んであげて欲しいという気持ちもあります。最終的には1つのグループがデビューして、他のメンバーはLDHに準所属という形もあると思うので、どうにか面倒を見てあげて欲しいです」

――大久保さんとしては、やはりCROONERZのグランプリを願いますか?

「そうなったら絶対泣いちゃいますね。武道館という華やかな舞台で踊っているところを想像するだけでグッときますから。でも、それぞれが魅力的なので、どのグループが1位になってもおかしくないです。みんな仲間意識が強くて、自分以外の人のために涙を流すことができる。あの年齢でそれができるのはすごいと思います」

――大久保さんが彼らの年代の時は、どんなことをされていましたか?

「当時は芸能の道に進むことは全く考えてもいなかったのですが、地元の愛知県から東京に出るために、ガムシャラに受験勉強しました。その時の自分にできること、やるべきことを精一杯やっていたので悔いはないですね」

――最後に、候補生をはじめ、このオーディションを楽しみにしてくれているZ世代の若者にメッセージをお願いします。

「今はとにかく目の前のことに飛び込んで、全力でやるべき。私もそうでしたが、このくらいの年の時は根拠のない自信があるんですよね。それを武器に、若いうちは多少失敗しても、やりたいことをやってみるべきだと思います。

iCON Zの候補生たちも、エネルギーが満ち溢れている年齢なので、それを思いきり爆発させて欲しいですね。普通に生きていると、人がこんなにガムシャラに頑張る姿を見ることないですから。眩しくて胸がギュッと締めつけられるし、感動をもらっています。候補生たちには『こんな気持ちを味わわせてくれてありがとう』と伝えたいです」

大久保さんの家にいとうあさこさんが来た時、番組を一緒に観たそう。その日は、LIL LEAGUEのパフォーマンスの放送で、「こんなにレベル高いの!?」と食いつくいとうさんに、大久保さんは「ちょっと待って、他にもCROONERZっていうグループがあってね」と布教したそうです(笑)。

大久保さんも注目するファイナル審査は、明日5月21日(土)! 5月29日(日)・6月5日(日)に、テレビ東京の「夢のオーディションバラエティー~Dreamer Z」で放送します。

【プロフィール】
大久保佳代子(おおくぼ・かよこ)
1971年5月12日生まれ。O型。愛知県出身。幼馴染みの光浦靖子とお笑いコンビ「オアシズ」を結成し、1992年デビュー。「めちゃ2イケてるッ!」(フジテレ系)で注目され、芸人とOLとの二足のわらじが話題に。絶妙な下ネタを交えたトークで人気となり、バラエティには欠かせない存在に。「上田と女が吠える夜」(日本テレビ系)、「ノンストップ!」(フジテレビ系)、「ゴゴスマ」(CBC/TBS系)、「TikTok Presents 大久保佳代子とトレンド遊び」(TBSラジオ)、「あさこ・佳代子の大人なラジオ女子会」(NHKラジオ第一)などレギュラー番組多数。

(取材/編集部  文/みやざわあさみ)

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