犬飼貴丈が祖母との感動エピソードを語る「帰りが遅い僕のために、毎晩、栄養満点のご飯を用意してくれました」

公開: 更新: テレ東プラス

――タイトルにちなんで…犬飼さんは“しろめし”に何を合わせたいですか?

「家系ラーメンです! ぜひ、しろめしとラーメンのセットでお願いします!(笑)」

――やんちゃなオーダーですね(笑)。これまでの人生で、食にまつわる忘れられないエピソードがあればお聞かせください。

「中学の時、帰りが遅い僕のために、おばあちゃんが毎晩ご飯を用意してくれたんです。僕が帰るとおばあちゃんはもう寝ているので、中学の頃は自分でご飯を温めて食べて、お風呂に入ってから寝るという生活でした。メニューは毎日“鍋”だったんですよ。鍋を火にかけて煮立ったら食べるだけ。簡単で栄養もあるし、食べ盛りだからいっぱい食べられて満足だし、とてもありがたかったですね。今でも僕は鍋が好きで、季節を問わず、自分で鍋を作って食べています」

――この作品は、「寅さん的要素」も楽しめると話題です。犬飼さんは小さい頃、おじいさまとよく「男はつらいよ」をご覧になっていたそうですが、寅さんのどんな部分に魅力を感じますか?

「普段は消息不明な寅さんが、フラッと現れて周りをかき回し、最後は失恋をして去り、またどこで何をしているのかわからなくなる…。子どもながらに理解できるユーモアのある物語が面白かったですし、寅さんのフーテンぶりに振り回される周りの人たちの構図も面白かったです。時代を感じさせる寅さんの佇まいも好きですね」

――お休みの日や仕事の合間など、プライベートでハマっていることはありますか?

「去年の末ぐらいからカレー店巡りにハマっています。スパイスカレーやスープカレーが好きで、仕事先の近くにおいしいお店がないか…よく探して食べに行っています。お気に入りのお店もあるんですけど、いろいろなところに行ってみたいなと思って…。市販のルーを使ってカレーを作ることはありますが、まだスパイスから作ったことはないので、いつか自分で時間をかけて作ってみたいですね」

――最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。

「深夜帯においしいものがたくさん出てきてお腹が空くドラマですけど、それだけではなく、人間の温かさや寂しさなどがゆったりじっくり感じられる作品だと思っています。毎週金曜の深夜、ほんわかできる時間を楽しんでもらえたら嬉しいです」

犬飼貴丈 プロフィール】
1994年6月13日生まれ。徳島県出身。2012年、第25回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリを受賞。2014年、ドラマデビュー。2017~18年、「仮面ライダービルド」(テレビ朝日)の桐生戦兎 / 仮面ライダービルド役で注目を浴びる。代表作に、「サレタガワのブルー」(2021年MBS)「ケイ×ヤクーあぶない相棒」(2022年読売テレビ・日本テレビ)などがある。

(取材・文/松下光恵)

【第6話 あらすじ】
究極のご飯のお供を求めて旅をする修行僧の米田たくあん(岡部大)。今回はぶりあん(犬飼貴丈)と一緒に逗子で修業。漁港で手伝いをしたお礼にもらった生しらすを堪能中、たくあんはぶりあんと同じお守りを付けた女性を見かける。それは、昔ぶりあんの元を去った母親だった! 口では会いたくないと言いながら、本当はお母さんにまた会いたいと思っているぶりあんの気持ちに気づいたたくあんは、必死に親子を繋げようとする。

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