3万円の寿司を4000円で提供”最高のおいしさ”を届ける挑戦:ガイアの夜明け

公開: 更新: テレ東プラス

一方、コンビニ業界4位の「ミニストップ」は、これ以上トップ3に水を開けられまいと、他にはない弁当の開発に挑んでいた。そこに現れたのが、「ミシュラン」の星を持つレストラン「sio」(東京・渋谷区)の鳥羽周作シェフ。「フォーブス ジャパン」が選ぶ今年の100人(2021年)に、大谷翔平選手らとともに選ばれた注目の人物だ。

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「ミニストップ」の依頼を受けた鳥羽さんが打ち出したのは、“タレ”を主役にすることだった。「タレ弁」は、第1弾・第2弾ともに「ミニストップ」で発売中。予想以上の売れ行きだという。しかしなぜ、ミシュランの一つ星シェフが弁当の開発をするのか。今度は、激ウマののり弁を作ると意気込んでいた。

イタリアンとフレンチで修行を積んだ鳥羽シェフが生み出すのは、ジャンルにとらわれない自由な発想の料理。31歳で料理の世界に入り、10年で星を獲得した鳥羽シェフの一皿は「イノベーティブ(革新的料理)」と呼ばれている。

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コロナ禍の新たな取り組みとして、YouTuberデビューも。“家で簡単にできて、とびきりおいしい”レシピを発信し、チャンネル登録者数は4月22日現在で約31万人と、星を持つ料理人の中で国内トップ3に入る人気だ。
鳥羽さんは「レシピを公開するとかYouTubeをやることで喜ぶ人がいたというのは、すごく価値のあること。レストラン以外にも、もっとやれることがあると気づけたのがこの2年間なので…」と振り返る。

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3月上旬、鳥羽さんは新たな挑戦に取り組んでいた。「sio」では今、朝9〜11時の間、2500円の「朝定食」を提供し、大ぶりの銀鮭の塩焼きがおいしいと評判を集めていた。
皮はパリパリなのに、中はふっくらジューシーというのが売り。鳥羽さんは、レストランの技が存分に詰まった焼き鮭を多くの人に楽しんでもらおうと、「のり弁」の開発に挑む。

開発を託されたのは、「sio」の厨房を仕切る中村俊也さんと木田翼さん。鳥羽さんは、塩味や甘味といった5つの基本の味を全て盛り込むことを宿題として課す。卵焼きは甘味、照り焼きの焦げは苦味など、さまざまな味が詰まった弁当にしたいと考えていたのだ。試行錯誤の上、完成した究極の「のり弁」とは…。

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