芸能界の大御所を「姉さん」呼び?謎とモノに満ちた家に暮らす夫婦の価値観とこれから:家、ついて行ってイイですか?(明け方)

公開: 更新: テレ東プラス

4月4日(月)に放送した「家、ついて行ってイイですか?(明け方)」(毎週月曜深夜)では、「二木の菓子 ビック館」(東京・上野)で出会ったつねのぶさんのお家について行きました(2021年1月13日取材)。

今回の企画はプラカードを提げた番組スタッフが店内でインタビュー、買い物代をお支払いするかわりに家について行くというもの。「池尻」のロゴの入ったブルゾンを着ている男性に声をかけると「アメ横は大昔から来ている」と、ノリ良く答えてくれました。年齢を尋ねると「4」!?。「何ですか4って?」と思わず聞き返すと「セブンフォー、74歳」。実年齢よりかなりお若い印象で、さっそく、取材のお願いをすると「面白い部屋だよ~」と、快諾していただきました。

池尻にお住まいのつねのぶさんは、16歳~68歳まで「電気屋さん」を生業にしていたそうで、あのアミューズメントパークの電飾を担当もしていたこともある元職人さん。

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お住まいの築50年のマンションに到着しました。玄関のドアを開けると入口が布(のれん)で覆われており、その奥には...モノがぎっしり!! 「狭い所に入る覚悟を持って」と、妻のかおるさん(63歳)が迎え入れてくれました。

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リビングには趣味で集めた缶ビールの空き缶が山のように積まれており、壁にはパッケージが好きで集めたという"観賞用"のチリソースが所狭しと飾られています。「骨董品を集めるのと一緒」と、つねのぶさん。

かおるさんは元アクセサリーデザイナーで、現在はビーズのアクセサリーを作って販売、講師などもしているそうです。

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ラックにかかった服にも「池尻」のプリントを発見! 「池尻めっちゃ好き♪ 渋谷の隣だから」と上機嫌のつねのぶさんは、ミシンをかけるのも趣味だそう。さっそく手作りのマスクをスタッフにプレゼントしてくれました。

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辞書も山積み状態...「捨てるのも惜しい。いつまた使うかわかんない」。「叔母がくれた」という一番上のボロボロの辞書は、なんと昭和8年初版のもの!

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おもむろに夕食の用意を始めたつねのぶさん。キッチンにはこれまた壁じゅうに料理器具が吊り下がっています。実は40年ほど前に乃木坂でカフェのマスターをしていたことがあったそうで、その時の常連さんの中にかおるさんがいたんだとか。「この子かわいいなって。好みだった。すごい人気者だったもん、お店で」とおノロケが...。

さらに、「黒柳徹子姉さんとかいつも来てくれた」そうで「『紅白歌合戦(NHK)』の司会をやってらした時に、打ち合わせをしていた」といいます。このご夫婦タダモノではないようです...。

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天井まで積み上げられた箱の中身は、ほとんどがかおるさんの仕事道具だそうで「パッとは出ないけど、何の材料が入っているかは全部把握している」といいます。奥の6畳間は寝室かと思いきや、衣裳部屋。かおるさんが1000万円はつぎ込んだというメガネコレクションもありました。

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唯一の足場が、かおるさんの寝るスペース。ご覧のとおりピッタリハマります。ちなみに、つねのぶさんはリビングのテーブルの下が寝床なんだとか。ちゃんと寝返りも打てるそうです...。

結婚して37年目。つねのぶさんが夕食の準備をしている間、夫の印象についてかおるさんのお話を聞きました。

「結婚する相手は面白いおじいさんになる人がいいと思ったんです。歳取ってしょぼんじゃう人は嫌だなって思っていたら、期待通りのおじいさんになっています」と、笑うかおるさん。2人とも「子どもの頃から収集癖があった」そうで、趣味もピッタリ。

「価値がないものの中にも、自分たちが価値があると思えるものがあれば集めている」と、かおるさんが言うと、「こんだけ場所取っているんだから。それが価値になるんだな」と、つねのぶさんが応じます。同じ価値観を持つ夫婦ゆえに今のこのお部屋が生まれたんですね!

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元料理人らしい手際の良さで、よしのぶさんが作ってくれた料理をいただきました。

お布団が敷けないほどモノがひしめいてはいますが「お城だよ。お城」というつねのぶさんの発言に、かおるさんも「やっぱりね、ゴミじゃなくて自分が好きなものに囲まれている安心感がある」と返します。

「モノを集めるのは若いっていう感じ。生きている感じ。物欲がなくなったら終わりのような気がする」というかおるさん。ご夫婦の若さの秘訣を垣間見た気がします。

「あと10年生きられたらいいな。そのためには荷物全部片付けなきゃ。要するに終活だな。処分!処分!ショブン♪」と、最後はつねのぶさんが、聞き覚えのある昭和のヒーローものの主題歌の替え歌で締めてくれました(笑)。いつまでもご夫婦仲良くお元気で。ごちそうさまでした!

次回の「家、ついて行ってイイですか?」は、ゲストに岩井勇気ハライチ)を迎えて、【◯◯に人生を捧げる"熱狂的マニア"4連発】をお届けします。

【深夜の日暮里】
深夜の日暮里駅で...プレステの帽子被り●●柄のバッグ持つ...44歳男性のご自宅へ!
自宅には圧巻...1500本超えのファミコンソフトが山積み!
ファミコン、PCエンジン、...懐かしレトロゲームが続々!
スーパーマリオのソフトが6本も!? 同じソフトをハードオフで買っちゃうワケ。

【深夜の横浜】
深夜の横浜駅で...ディナーショー帰りのマダムに遭遇! なんと御年91歳!
実は50年来...郷ひろみの大ファン! 今日もディナーショー帰りで...
自宅には郷ひろみのグッズだらけ...レアグッズも続々!?
亡き夫は国立病院の事務顧問...夫が妻の「推し活」を応援し続けたワケ。

【深夜の三鷹】
深夜の三鷹で...日本語ペラペラ! 着物姿・40歳アメリカ人女性のご自宅へ!
自宅は築90年!しかも茶室付き!? 着物やお茶を嗜む...日本人過ぎる暮らし!
実はドラマ『相棒』の元助監督で...⁉20歳で来日し20年...日本を探求し続ける日々とは!?

【深夜の新橋】
深夜の新橋で...ベロベロサラリーマン34歳のご自宅へ!
タクシーの中で既に超ご機嫌...タクシー運転手とLet it beを熱唱!?
自宅には奥様とかわいい3人の子ども達が...しかし、帰宅し事件勃発!?

どうぞお楽しみに!