毎週土曜夜10時放送中「新美の巨人たち」。
このたび4月から、番組を彩る新たなオープニング&エンディングテーマを、音楽プロデューサー、編曲家、そして「東京事変」のベーシストとして活動する亀田誠治氏が手掛けることが決定いたしました!
しかも2曲とも番組のために制作された書き下ろしです。タイトルは、「カミーユ」(オープニング曲)と「雨のカフェテラス」(エンディング曲)。
「いつも音楽やアートに僕は感謝の気持ちを持っている」という亀田氏が「新美の巨人たち」をどうとらえ、音楽を通してどう具現化したのか? その楽曲は4月2日(土)の放送で明らかとなります。
そして、楽曲にあわせて番組オープニングCGもリニューアル! 今注目の【鎌倉・鶴岡八幡宮】の美に迫る4月2日の放送は、新しい音楽&CGもお見逃しなく!
さらに、亀田氏のインタビューが到着! 今回の依頼についてや楽曲の制作工程、アートへの思いなど、たっぷり語って頂きましたので、今回その一部をご紹介します。
なおインタビュー動画は、テレビ東京公式YouTubeチャンネル限定で特別公開中! 制作の舞台裏に迫った貴重な映像もお届けします。順次アップしていきますので、どんな工程を経て楽曲が完成したのか、ぜひ放送と共にご覧ください!
【亀田誠治氏インタビュー】
――依頼を受けた時の印象は?
今まで辻井伸行さん、そして上原ひろみさん...歴代ラインナップのそうそうたるお名前を告げられ、「あ、この並々ならぬ期待は、きっと僕が関わっていくことに意味があるに違いない」と感じながら、一番印象に残っているのは、「『新美の巨人たち』が4月から新しく生まれ変わっていく。そこを亀田さんに今までの番組とこれからの番組をつなぐ架け橋になってほしい」と言われたことです。そこから、新しくてどこか懐かしいとか、自分の中でいくつかのキーワードが生まれてきて、それをオープニング、エンディングそれぞれの風景になぞらえていこうと考えた次第です。オープニングの方はある意味快活なもの、エンディングは落ち着きのあるもの...というような具体的な注文は、1回目の打ち合わせの時にされました。
(これまでの放送を)観た上でも、実際、曲を作るときに思い浮かべる風景は、番組を見ている人にアートが寄り添っている、そんな日常――そこに尽きるというか。自分も生活の中でいろんな瞬間に、音楽だったりアートだったり、いろんなものにヒントを得たり、救われるというか癒される。渇いた心に水やりをしてもらっているような気持ちになります。本当にいつも音楽やアートに僕は感謝の気持ちを持っていて。やっぱり自分の作る作品も、もしくは自分が関わっていく、関わらせていただく作品も、受け取る人の生活の中にすっと入って寄り添っていくものを常に作りたいと思っています。これはバンドのプロデュースをするときも、ソロのシンガーのプロデュースをするときも、僕が常にモノを作るとき、音楽を作るときに一貫してポンっと入るスイッチなんです。
――曲が完成するまでの経緯についてお聞かせ下さい。
今まで「新美の巨人たち」を見てらっしゃった方々に対しても、新しく見はじめる方々にとっても、入り口がすごく新鮮で、どこか懐かしいみたいな、そんな入り口がさまざまなところにある曲にしたいなと思いました。オープニングは、まずピアノでポロポロとメロディーを考えて作り始めて。イントロのフレーズを思いついたら、もうそこから先は水が流れていくかのごとく、メロディーができていたという感じです。懐かしい気持ちって、やっぱり今までどこかで見てきた風景とか、どこかで聞いた音とか、どこかで会った人とか、そういうところからインスパイアされると思うんですね。それは作り手の僕らもそうですし、受け取る側の視聴者の皆さんもきっとそのはずで、皆さんが生きていく中で、出会ってきた風景や人や音やそういったものをイメージしながら...ある意味日常ですよね。そして自分が音楽を通じて体験してきたこと、それ以外に人生の中で経験してきたこと――小さい時から大人になる今までに体験したものを、全部フィルムにして、もう一回立ち返って戻っていくみたいな...何かそういうイメージです。
最初の打ち合わせでの「『新美の巨人たち』をより多くの人に、より多くの世代に届けたい」というプロデューサーのお言葉は、やっぱりすごく響きました。なるほどと。自分がここにいる意味、呼ばれた意味っていうものがあるなと。これはもう自分が普段から作っている音楽をそのまま、この「新美の巨人たち」にマッチさせていけばいいんだなと思いました。ですから僕の中では何か無理して頑張ったとか、今までなかった扉を開いたとか、そういう感覚ではなく、自分らしくというか、今まで自分が編み込んできた自分の音楽たちと同じ気持ちで関わらせていただいています。
――最後に視聴者へ一言お願いします。
このたび新しくなった「新美の巨人たち」のオープニングとエンディングの音楽を担当させていただいております。新しくなった「新美の巨人たち」で皆さん、アートそして音楽をもっともっと身近に感じてください。
■林祐輔プロデューサー(テレビ東京 制作局)
昨今、我々を取り巻く環境が劇的に変化する中、番組が扱うテーマ、内容も日々変わって行きます。それに合わせ今回、タイトル曲をリニューアルしたいと考えました。候補として、数々の有名ミュージシャンの名前が挙がり、どの方も良くて決められない、という状況に。。。
その時、一つのことに気づきました。「これらのミュージッシャンたち全員に関わっている人がいる」
その人こそ亀田誠治さんです。日本の音楽界を牽引する音楽プロデューサーに曲を書き下ろしてもらえば、その視座の高さから、きっと番組が目指す方向と同じ、素晴らしい曲ができるはずだ、そう直感が働きました。そして、出来上がった曲を聴いた時、それは確信に変わりました。この春から、新たな装いの「新美の巨人たち」を是非お楽しみください。
≪番組概要≫
【番組名】
「新美の巨人たち」
毎週土曜よる10時~10時30分放送(BSテレ東は毎週土曜よる11時30分~)
【4/2放送内容】
[春の行楽シリーズ① 鎌倉・鶴岡八幡宮]
訪れる参拝客は年間1000 万人以上。鎌倉殿・源頼朝が築いた、武家の古都の象徴「鶴岡八幡宮」は、800 年以上にわたり鎮座する街の守り神。歴史も、文化も、街づくりも、すべてはここから始まったのです。今回はそんな「鶴岡八幡宮」の美と古都・鎌倉の知られざる物語に迫ります。武士が造り上げた古都の美と浪漫を求めて...いざ、鎌倉!
アートトラベラー:渡辺いっけい / ナレーション:冨永愛
※BSテレ東は4月9日(土)放送
【放送局】
テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送
【概要】
アートを訪ねる旅人=アートトラベラーが作品と出合う美術旅へ!旅人が作品と対峙した時、何を感じ何を語るのか...?モノの見方が変わる!かもしれない美術番組です。
【テーマ曲】
作曲・編曲 亀田誠治
オープニング曲 「カミーユ」、エンディング曲 「雨のカフェテラス」
【公式HP】
【公式Twitter】
@binokyojintachi
【公式Facebook】
@binokyojintachi