日本で作り手は3軒のみ!貴重な伝統食材「凍みこんにゃく」のお味は?人気旅館のしゃもを使った名物料理も続々登場!

公開: 更新: テレ東プラス

ニッポンの「リアルなご飯」にスポットをあて、「あなたのご飯見せてください」を合言葉にリポーターが旅を敢行する「昼めし旅」(毎週月~金曜 昼11時40分)。その土地ならではのお昼ご飯や人気店、魅力的なご飯を紹介します。

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2月9日(水)の放送は、茨城県大子町で昼めし旅。奥久慈の大自然に育まれた食材の宝庫として知られており、中でもこんにゃくを乾燥させた伝統食材、「凍みこんにゃく」が今の時期、旬を迎えています。そんな大子町でご飯調査するのは、お笑いコンビ・バイきんぐの西村瑞樹さんです(撮影日:2022年1月12日)。

凍みこんにゃくに奥久慈りんご...奥久慈名物づくしの愛情ごはん

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江戸時代からこのあたりの人々の保存食として親しまれてきたという凍みこんにゃく。今では貴重なものになっているそうで、日本に作り手が3軒しかないのだとか。今回はそのうちの1軒、「袋田食品」の有川彬規さんに話を伺いました。

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凍みこんにゃくの原料は、茨城県産のこんにゃく芋。まずは普通にこんにゃくを作って薄くスライスしたら、敷き詰めたワラの上で干します。昼夜の寒暖差を利用して、夜凍らせたこんにゃくを昼に自然解凍。これを約2週間繰り返すことで、味染みが抜群に良くなるそうです。

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出来上がった凍みこんにゃくは、同じ敷地内にある売店などで販売しています。売店に併設されたレストランでは、凍みこんにゃくを使った料理も味わえます。

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大人気のメニューは凍みこんにゃくの炊き込みご飯。さらに意外なメニューも。それは凍みこんにゃくを使ったピザ!

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オリーブオイルに漬けた凍みこんにゃくをピザ生地にたっぷりのせて薪窯で焼き上げています。おいしい凍みこんにゃく料理を堪能したところで、例のお願いを...。

「あなたのご飯、見せてくださ~い」!

交渉成立! さっそく有川さんのご自宅へ。

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まずは、奥久慈鮎の塩焼きから。流れが強い久慈川で育った鮎は身がしまり、香りもいいそうです。焼いている間にもう1品作ります。

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こんにゃくと、凍らせておいた大根を切って、鍋に入れて出汁と醤油とみりん、酒、上白糖で煮込みます。大根は凍らせておくことで味が染み込みやすくなり、煮込み時間を短縮できるんだそうです。仕上げにごま油とかつお節を入れると旨味が増すそうです。

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続いて、奥久慈りんごを使ったサラダを。奥久慈りんごは完熟してから収穫するため甘くて、みずみずしいのが特徴だそうです。さらに甘みを引き立てるためにヨーグルトとマヨネーズ、ハチミツを混ぜ、サイコロ状に切ったりんごとサツマイモをそこへ投入して和えたら出来上がりです。

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こちらが有川さん家の昼ご飯。

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親戚からおすそ分けしてもらったという漬物に、凍みこんにゃくの味噌汁も並びます。

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食後には、奥様の美紀さんお手製の奥久慈りんごのフィリングを使ったデザートも。有川さんと美紀さんはまだ新婚ホヤホヤだそう。末永くお幸せに! ありがとうございました。

絶品! 奥久慈しゃもの〇〇を使ったけんちんうどん

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続いては常陸大子駅のすぐ近く、ある名物料理が人気の「玉屋旅館」へ。戸井田勝子さんにお話を伺います。全7室で、1泊2食付き8,800円~。家庭的な雰囲気が人気の宿です。

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こちらで人気なのが、全国の地鶏の味の品評会で1位に輝いたこともあるという「奥久慈しゃも」を使った弁当。「科学万博-つくば'85」の年に水戸から大子までSLが走ったことからお土産として始めたそうです。

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ほかにも、「しゃも親子丼」(1,280円)や、寒い冬に大人気の「しゃも鍋」(2人前3,500円)も。人気のしゃも料理をいただいたところで、例のお願いを...。

「あなたのご飯、見せてくださ~い」!

交渉成立!

まかないを見せていただくことに。まずはカレー作りから。

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豚バラ肉をひと口サイズに切り、野菜、水と一緒に鍋に入れて煮込みます。炒めないことでサッパリと仕上がるのだとか。さらにもうひとつのこだわりが、数種類のルーを入れること。

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煮込んでいる間にもう1品。けんちんうどんを作ります。使うのは余った奥久慈しゃもの
皮。いったん茹でてアクをとった皮を炒め、ゴボウ・里芋・ニンジン・大根を入れてさらに炒めます。味噌と醤油で味を付けたら豆腐とネギを入れ、茹でたうどんと合わせれば出来上がり。

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こちらが玉屋旅館のまかない。

西村さんもご相伴にあずかりました。4種類のルーをブレンドしたカレーは「一晩寝かせたようなコク!」。けんちんうどんは、「皮の脂で野菜を炒めているから、野菜にもしっかりしゃもの風味がついていますね」とそのおいしさに感嘆した様子。味わい深いまかない、ごちそうさまでした!