オードリー×佐久間宣行 スペシャルインタビュー!「あちこちオードリー」が多くの人の”きっかけ”に

テレ東プラス

achikochi_20211214_001.JPG
オードリー若林正恭春日俊彰)とゲストがぶっちゃけトークを繰り広げる「あちこちオードリー」(毎週水曜夜11時6分放送)。放送後にはトーク内容がネットニュースに取り上げられるなど話題となり、昨年10月に開催された初のオンラインイベントは4万人以上が視聴、今年8月の第2回は同時視聴者数6万人超え(アーカイブ視聴も含めると8万4000人以上!)など数々の記録を更新してきた。

同番組待望の初DVDが、12月15日(水)に3巻同時発売される。ゲストがさらけ出すヒリヒリとした感情と魂揺さぶる熱~い仕事論などなど...事前アンケートも打ち合わせもないため、トークバラエティの枠を超え、もはやトークドキュメンタリーの様相を呈してきた「あちこちオードリー」のDVDは、これまで視聴してきた人もそうでない人も必見の充実度だ。

DVD発売を記念して同番組でMCを務めるオードリーと佐久間宣行プロデューサーに緊急インタビューを慣行。DVD化の経緯や見どころ、2019年10月土曜お昼にスタートしてから3年目に突入した番組の進化、そして深化についてうかがいます。

待望のDVD化!

――まずは佐久間さん、今回のDVD化の経緯を簡単にお願いします。

佐久間「ローソンエンタテインメントさんからご提案いただきました。担当の2人組が"マニア"と呼んでも差し支えないくらい『あちこちオードリー』の大ファンで。『この番組の面白さを布教したい』と、ものすごい熱量でやって来たので、じゃあやりましょうと」

若林「へ~、初めて聞きました」

佐久間「2人ともオードリーと俺のラジオ(『オードリーのオールナイトニッポン』および『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』)も聴いてくれてて」

春日「うれしいねー」

――DVDはセットのメニューにも掲げられる番組の標語をなぞった「ライターにすげぇ観られたくないSP」「イージーとハードの狭間SP」「ラジオじゃねえんだぞSP」の3巻が発売。

佐久間「3本に収録されたラインナップに至るまでにも担当者が何10パターンも案を出してくれて。とにかく熱量がすごかった。土曜の昼に始まって、放送時間帯もコロコロ変わりましたし、見逃した回があるという人も多いと思うので、DVD化の申し出はこちらもうれしかったです」

――特番を経て、2019年10月に土曜昼からレギュラー放送を開始。その後、火曜深夜1時台、水曜夜11時台と放送枠が変わるごとに激アツのトークが展開されるようになり、ファンも増えた印象です。

佐久間「DVD化のインタビューにかこつけて聞くけど、スタート当初こんな番組になると2人は思ってた? 完全にフリーのトーク番組なわけじゃない? 昔はもうちょっとカンペを出してたけど、最近はもう一切、カンペも持たなくなって(笑)。この番組は特殊な育ち方をしてるよね」

若林「どこからか急に今の感じになりましたよね。でも振り返ってみると、第1回目から番組のカラーは何となく視聴者に伝わったのかな、と思いますけど。小木(博明・おぎやはぎ)さんとホラン千秋さんがゲストで、かなりしゃべってくれたから。すごかったですからね、ホランさんが(笑)」

春日「小木さんもハジけてましたよね」

――月~金曜でニュース番組のキャスターを務めるホランさんのバラエティ番組出演しかり。小木さんが単独で出演されるのも珍しいですよね?

佐久間「そうですね。台本がないと、小木さんってこんなにすげぇんだって(笑)」

――通常のトーク番組は事前にスタッフがゲストと打ち合わせをして、それを基に台本を作って収録しますが、それをしてないんですよね?

佐久間「してないです。若林くんとちょっと話をするくらいで。最近は若林くんが『これ聞きたいんですよね』って言ってくるから『いいんじゃない』と。あとは、俺らは収録中、ゲストに顔が見えるところでよく笑うくらい。それくらいしか、最近の『あちこちオードリー』ではやることがないです(笑)」

番組の転換期となったゲスト回

achikochi_20211214_002.JPG
――番組の転換期、キーになる回はありました?

佐久間「DVDにも入れたけど、やっぱり東野(幸治)さんの回じゃない?」

若林「そうですね。東野さんが結構よくしゃべってくれて。"ああ、こんなコト聞いてもいいんだな"というのが何となくわかりました」

――東野さんが「俺もお笑いやっているという気もないし、テレビに映っているフロアディレクターの気持ちでテレビに出ている」との仕事論を語られて。そこからみなさん仕事に対する意外な本音を明かされるようになって、今に続くお笑い愛、バラエティ番組愛があふれた番組の流れが出来ていきましたね。

若林「自分以外、収録の度に反省する人っていないだろうなと思っていたんですよ。でも聞いてみると意外といるんですよね。"自分だけじゃないんだ"と思えたのが、この番組をやってからで。東野さんも伊集院(光)さんも、いつも完璧だから、そういうことを思っていらっしゃるんだというのが新鮮...というか驚きましたね」

――伊集院さんは、収録後に反省してタクシーには乗れないと7kmもの道程を歩いて帰り自分を打ちまくることもある、と。

若林「まさか帰りにあんなに落ち込んだり考えたりしてるなんて思わなかった。それぞれいろんな仕事との向き合い方があるんだな、と知ることができました」

春日「反省もどこまで潜っていくのかそれぞれ深さの違いはあるでしょうけど。普段は収録が終わっても『あそこはどうだった』とか話さないですからね。そんなに反省するほど、みなさん考えてらっしゃるんだな、と思いました。私はいつでも仕事の後はオールOKなので(笑)、普通にすごいな~と感心するだけなんですけど」

――ベッキーさんも、「笑っていいとも!」ご出演の後は反省ばかりで「帰り道は楽しかったこと一度もない」と心の内を明かされていました。

春日「そんな深い話、芸人同士で集まった飲み会でもしないですからね。自分の術というか、仕事に対する向き合い方とか。それが聞けるのはこの番組ならではですよね」

佐久間「向井(慧)くんを見てても思うんですけど、いろんな人のきっかけになってる番組なんじゃないかな。もちろんオードリーのきっかけにもなってると思うけど、向井くんのここ最近の爆発も、この番組がきっかけになっていると思っていて」

――これまで見せてなかった向井さんの"反省大王"の一面が明らかになりました(笑)

若林「その後、向井くんは闇キャラに限界を感じて"光で構える"と言っていましたが、この番組では闇を出してくれる」

佐久間日向坂46の4人(加藤史帆佐々木美玲富田鈴花渡邉美穂)が来たときも、きっかけになっていると感じて。オードリーと日向坂が、普段ああいった話をすることないじゃない?」

若林「そうですね、(オードリーがMCを担当する)『日向坂で会いましょう』でも本番以外は話さないですし」

佐久間「特に富田さんとか、この回の放送後、明確にバラエティで活躍するようになってるからね。あとDVDには入っていませんが、松田(好花)さんが出演した回で合計4回号泣しているんです(2021年9月1日放送/佐々木久美潮紗理菜松田好花上村ひなの)。あれ見た他局の人からよく聞かれるんですよ、『松田さんってどんな人?』って」

春日「こんな変わった趣味を持ってます、とか、いわゆるテレビ的な切り口じゃないですからね、この番組は」

佐久間「そう、こんなに人柄を聞いてくれる番組って他にはないから、いろんな人にとって次につながるきっかけになっているんじゃないかと思っていて。もちろんオードリーの人柄あってのことなんだけど。それがうれしい反響だなと思います」

――Creepy Nuts(2020年1月18日、1月25日放送)もそうですよね。テレビへの不満をまくし立てるDJ松永さんに、若林さんが「テレビの仕事増えるぞ」と。その後、予言通り急増しました。

佐久間「あの当時は(松永が)今みたいになるとは思わなかったもんね」

春日「確かに松永がこの番組で一番、変化があったゲストかも知れないですね」

若林「『この仕事は酔狂、作ってるやつは酔狂ですよ』ってキラーワードを放ったばっかりに(笑)」

春日「あの後、パラリンピックの閉会式に出てるんだもんね。笑っちゃうよね」

若林「あの時は、スタジオに"何かが生まれる"雰囲気がすごくあって。カウンターのパンチが繰り出される空気であふれてましたね。『お前そんなにしゃべったら逆に仕事来るぞ』って言ったらそれ以上になっちゃって」

春日「テレビの不満を言ってたら、どんどん出る側になっちゃって(笑)」

若林「この間も『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)見てたら食リポやってて、めっちゃ上手いのよ(笑)。普通に、ちゃんとリポートしてて」

――2度目の出演時(2021年2月9日・2月16日放送)には、すっかりテレビの人になってましたね、松永さん(笑)。

若林「悩みが変わってましたからね。そういう変化も面白いです。2年間やってきた賜物ですよね」

春日がしゃべらなくなるゲスト

――春日さんが"イージー"じゃないゲストの時は口数が少なくなるのも、この番組の名物ですが、印象深い回はありますか?

春日「やっぱりDVDにも入っている伊集院さんの回になりますかね。ラジオもずっと聴いてましたし、とにかく尊敬していて。緊張から何もできなかったんですけど」

――オンエアでしゃべった時間が6秒でしたね。改めて伊集院さんに聞きたいことはありますか?

春日「そうなると私はないんですよ~」

佐久間「なんでだよ!(笑)」

春日「好きすぎるがゆえに間違いたくないんですよ。嫌われたくないんで。ガッカリされてもいいやと思う方にはいかせていただきますけど(笑)」

――それが春日さんにとっての"イージー"な方?

春日「そうですね、イージーなゲストさんであればガンガンいきますよ。距離感が近いというか、一緒に番組をやらせてもらってる方とか。例えば、蛍原(徹)さんとか(2021年2月23日・3月2日放送/蛍原徹×さらば青春の光)。"イージー"というか、優しいね、受け止めてくれる先輩という意味ですけど(笑)」

――では若林さんの印象深い回は?

若林「やっぱりベッキーが『いいとも』であんなに反省していたことですかね。一緒にやってたけど全く知らなかったですから。あと、伊集院さんが7㎞の道のりを反省しながら歩いて帰るって話は衝撃でした」

セットには若林が自分を戒めるためにも「不用意発言禁止!」「ライターがすげえ見てる」「ラジオじゃない」と注意書きがある。若林だけでなく、普段はテレビで話さないようなこともうっかり話しちゃうゲストが大勢いるのはどうしてなのか? 気になる番組の裏側は、明日公開の【後編】で!

achikochi_20211214_003.jpg
「あちこちオードリー」初のDVDが、12月15日(水)に3巻同時発売! DVDの"3巻セット"をご購入のお客様には、同時購入特典として「特製マスキングテープ」が付いてきます!

【DVD収録内容】
<出演者>レギュラーMC:オードリー
「ライターにすげぇ観られたくないSP」
<出演者>レギュラーMC:オードリー
ハライチ(2020年6月23日・6月30日放送)/ベッキー×又吉直樹(2020年2月29日・3月7日放送)/ニューヨーク×岡田結実(2020年10月6日・10月13日放送)/キングコング(2020年12月15日・12月22日放送)

「イージーとハードの狭間SP」
<出演者>レギュラーMC:オードリー
バカリズム×東京03(2020年8月4日・8月11日放送)/アンミカ×青山テルマ(2020年2月15日・2月22日放送)/伊集院光×柴田英嗣(2020年3月14日・3月21日放送)/東野幸治×SHELLY(2019年12月28日放送)/フワちゃん(2020年9月15日・9月22日放送)

「ラジオじゃねえんだぞSP」
<出演者>レギュラーMC:オードリー
日向坂46 おしゃべり4<加藤史帆、佐々木美玲、富田鈴花、渡邉美穂>(2020年12月1日・12月8日放送)/佐藤栞里×パンサー(2020年8月18日・8月25日放送)/Creepy Nuts×銀シャリ(2020年1月18日・1月25日放送)/アルコ&ピース×三四郎(2019年11月30日・12月7日放送)

予約受付開始日:2021年10月7日(木) 深夜0時~
発売日(お渡し日):2021年12月15日(水)
発売元:テレビ東京
販売元:テレビ東京
※ローソンLoppi/HMV&BOOKS online/HMV(一部店舗を除く)限定販売

《同時購入特典付き》『あちこちオードリー』DVD3巻セット
特典内容:特製マスキングテープ
価格:8,580円(税込)

・詳細・ご購入はこちら

(取材・文/橋本達典)