12月3日(金)夜8時からは、「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!SP」【開かずの金庫3連発&20歳女学生が驚きの遠距離通学】を放送。「テレ東プラス」では、11月12日に放送された番組の中から、「驚き遠距離通学 なぜそんな遠くから通っているんですか?」の内容をプレイバックします。
遠距離通学者がいると聞き、リポーターのワタリ119がやって来たのは、神奈川県横浜市の東戸塚駅近く。こちらの堀井さん(取材当時20歳)が驚きの場所から通っているということで、早速帰宅に同行します。しっかりした体つきの堀井さんですが、実はこれも学んでいることに関係があるそう。
夕方4時29分、学校最寄りの東戸塚駅から横須賀線で東京方面へ。乗ること8分、巨大ターミナルの横浜駅で京浜東北線に乗り換えますが、横浜駅を出発してわずか2分、東神奈川駅で下車。これにはワタリも「まだ2分しか乗ってないよ。小刻みすぎるって」と驚き。
JR横浜線で八王子方面へ。すると東神奈川駅から3駅目の新横浜駅でまたもや乗り換えし、東海道新幹線・名古屋行きの「こだま」に乗車します。帰りは基本的に立ちっぱなしという堀井さんですが、混んでいる時は新幹線でも座れないことがあるそう。
東戸塚駅を出て約1時間10分、静岡県に突入。新幹線は西に進み続け、夜6時18分、静岡駅で下車。ここが堀井さんの最寄駅です。気になる定期代は、学割でも3ヵ月で約25万円。一部は親御さんが払ってくれていますが、実は静岡市には市内在住の学生や社会人に交通費などを支援する様々な制度があり、堀井さんはそれを活用しています。
駅からは原付バイクで帰るとのことで、3分歩いた場所にある駐輪場へ。駐輪場代は1年で13,080円。ワタリはタクシーでついて行くことに。
静岡駅からバイクで走ること25分、ようやく自宅に到着。片道2時間30分、往復5時間の遠距離通学です。堀井さんは両親と2人の兄の5人家族。
夜7時30分、家族と一緒に夕食をとります。食べ盛りの息子のために、今夜のメニューは大盛りの唐揚げ。「タンパク質を多めに摂るように、低カロリーな鶏肉のささみや胸肉は、お弁当にも夕飯にも出ることが多い」とお母さん。この気遣いも、堀井さんが学んでいることに関係があります。
中学・高校と陸上部で活躍したスポーツマンで、幅跳びで東海大会に出たこともある堀井さん。2人の兄は地元で就職し、「自分だけが経済的な負担をかけたくない」という思いから、遠距離通学を決意しました。「つらいと思う時もありますが、自分の夢に向かって親もお金を出してくれているので、弱音を吐かずに頑張ろうと思っています」。
翌朝。今度は通学に密着するため、再び堀井さんの家へ。お母さんも毎朝5時に起き、お弁当を用意してくれます。体作りに気を使っている堀井さんの朝食は、サンドイッチとオートミール。食べ終えると、バイクや電車を乗り継ぎ、2時間30分かけて神奈川県の東戸塚駅へ向かいます。いったいどんな学校に通っているのでしょうか?