恋愛と性をこじらせたイマドキ男女の赤裸々ラブコメ、ドラマParavi「来世ではちゃんとします2」(毎週水曜深夜0時40分放送/テレビ東京ほか)が8月11日(水)スタート!
過激で体当たりな演技と誰しもが心に刺さるストーリーが話題を呼び、恋に悩む女性たちから共感の声が殺到! 今作も、5人のセフレと関係を持つ性依存系女子・桃江をはじめ、BLオタク、魔性のタラシ、処女厨、風俗ガチ恋......など、こじらせた人々が再び恋愛と性に悩みます。
こじらせメンバーの"魔性のタラシ"担当! 自覚なく、自分の好きな女性をことごとくメンヘラ化してしまう"メンヘラ培養沼"こと松田健を演じる小関裕太さんをインタビュー。松田を演じたことでの変化や、つい素が出ちゃう(!?)ラブシーンについて、さらに小関さんが「来世ではちゃんとしたい」こともうかがいました。
"色気がある"の声がうれしい!
――2020年1月クールに放送されたシーズン1の反響はいかがでしたか?
「配信のランキングで日本だけではなく海外でもたくさん観られていることを知って、国外にまで届く作品になっていたことに驚きました。あるイベントで『僕が演じた中で一番好きな役は?』という質問をしたら圧倒的に松田くんが1位で、女性からの『自分が傷つくのも分かっているけど、近づいちゃう......』という意見もあって。松田くんってうらやましい人物だなと思いました」
――さすが、沼らせる人・松田くん! 視聴者も沼にハマってますね。そんな松田くんですが、小関さんから見るとどのように映っていますか?
「僕は恋愛でも人付き合いにおいても、相手がどう思うか、自分がどう思うか"感情"を大事にするのですが、松田くんは感情が最優先ではなく先に欲がある。急に『会おう』と言ったら相手がどう感じるのか、今、相手は何をしているかとかはあまり考えずに、自分が"会いたいから会う"という人ですね。単純化されていてすぐに行動に移せるのはちょっとうらやましいところもあります。ただ、松田くんみたいな人は女性にはオススメしないです(笑)」
――松田くんを演じたことで何か変化はありましたか?
「これまでは"かわいい"とか"真面目"と言われることが多く、もちろん良い意味として言ってくださっていることも分かっているのですが、ちょっともどかしく思っていたところもあったんです。でも松田くんを演じてからは、"色気がある"と言われるようになりました。これはすごくうれしい。
実は、それまで"大人っぽく見られたい""色気を出したい"と思って、黙っていた方がいいんじゃないかとか、ちょっとだらしなくしてみるとか、前髪を重くした方がいいのかとか、いろいろ頑張っていたんですよ(笑)」
――これまでの努力が松田くん役で花開いたんですね!(笑) 色気といえば松田くん役ではラブシーンも多いですが、小関さんの素が出ちゃうこともあるんですか?
「松田くんに関しては僕と真逆の人物なので出ないですが、前クールの『ラブコメの掟~こじらせ女子と年下男子~』(テレビ東京ほか)で演じていた真宮亮は結構自分に近いので、危険でしたね。素に近い役は、カメラを意識しないようにすると、どうしても"小関"が出ちゃう。カメラを意識しすぎると"演技"になってしまって......と、バランスが難しかったです。そう思うと松田くんは全く違うのですごくやりやすい(笑)」
――以前、「来世ちゃん」を見ると「なるほどな」と思うことがあるとおっしゃっていましたが、どんなところが?
「男性にとっては女性の気持ちを知る上で教科書のような一面があると思います。例えば、女性との距離感。仕事で上手くいかないときや体調があまりよくないときには、どんな風に声をかけてもらいたいのか、とか。桃ちゃん(内田理央)と梅ちゃん(太田莉菜)の心の声を聞いていると"なるほど"と思うことがいっぱいです。
あと、松田くんの行動はズルいですよね。特に桃ちゃんに対して、攻めるところは攻める、でも手を繋ぐのか繋がないかの距離感を保ったり、"誘っているのか?"と微妙なラインを醸しつつやっぱりいかなかったり。こういう行動が女性から見たらモテるんだと知りました」
――内田理央さんはじめ共演者陣と約1年半ぶりの再会となりましたが、みなさんいかがでしたか?
「モチベーションの高さを感じました。前回の撮影中、まだ放送も始まってなくて反響も分からないのに、すでに続編をやりたいとみんなで話していたんです。今回は、観てくださった方に受け入れてもらえたことが分かった状態から新しい『来世ちゃん』を作れることがうれしくて。ワクワクしすぎて、シーズン2が決まってすぐみんなに連絡しましたから(笑)。
終盤に僕がすごく楽しみにしていた"夏を満喫できるシーン"があるんですが、それをどうやって作ろうかとみんなで話したことが印象に残っています。スタッフも含めて気心知れたメンバーで作品を作れるというのは貴重な経験ですね」
――シーズン2の見どころは?
「より個々のキャラクターが深掘りされています。これが続編の強みだと思うので、それぞれのキャラの化学反応を楽しみにしてください。
そして、やっぱり『来世ではちゃんとします』というタイトルが素晴らしいですよね。とくに最終話はこの言葉がグッと刺さるシーンがあるのでお見逃しなく」
小関裕太の"来世ではちゃんとしたい"ことは?
――小関さんが「来世ではちゃんとしたい」と思うことは?
「野球。チームスポーツの中でも、野球は特別なところがあると思うんですよ。『甲子園にいくぞ!』とか『この夏はもう帰ってこない!』とか、あの空気感は格別な気がして。もちろん今の人生を悔いてはいないですが、来世でもう一回"小関裕太"になれるなら、そういう時間を過ごしてみたい。子どもの頃からこの世界でお仕事をしているので、自分の知らなかった青春を味わってみたいんだと思います(笑)。
あと、日常的にも野球の話題って意外と多いんですよ。でも僕はよく知らないから『ホームランいいですよね』みたいなすごく浅~いことしか言えなくて(笑)。野球やっていたらそういう会話にもスマートに入れるのかな、と」
――来世で生まれ変わるとしたら、どんな人になりたい?
「スティーヴィー・ワンダー。あの曲たちを生み出すって、どういう感覚なんだろう。きっと僕たちが想像もできない色んな音が聞こえていると思うんですよ。耳の鋭さと超感覚はもちろんですが、ユーモアといい具合の危うさを持っていてすごく憧れます。『We Are The World』にも参加して豪華アーティストと一緒に歌ってみたいです(笑)」
――来世で女性に生まれ変わるとしたら、どういう女性になりたい?
「静かなんだけどモテる女性(笑)。会話の中心になっているわけではないんだけど、男性を含めみんなの心に残っている人。そういう女性って最強ですよね」
――自分が女性だったら、"小関裕太"のことを好きになると思いますか?
「好きにならないです。だって面倒臭いですから(笑)」
これまでの"かわいい""真面目"なイメージに、"色気がある"という新たな武器まで手に入れた小関さん。どう"面倒臭い"のか気になるところですが......。小関さん演じる松田に、またしても沼る女性続出の予感!?
Hair & Make-up:堀川知佳
styling:吉本知嗣
(撮影/uufoy 取材・文/玉置晴子)
【プロフィール】
小関裕太(こせき・ゆうた)
1995年6月8日生まれ。東京都出身。AB型。「天才てれびくんMAX」(NHK)テレビ戦士として活躍するなど子役として俳優活動をスタート。映画、ドラマ「わたしに××しなさい!」(2018年/毎日放送・TBS系)、映画「みをつくし料理帖」(2020年)、映画「ライアー×ライアー」(2021年)、ドラマ「知ってるワイフ」(フジテレビ系)、「来世ではちゃんとします」(テレビ東京ほか)などに出演。2022年5月上演予定、ミュージカル「四月は君の嘘」で主演を務める。
ドラマParavi「来世ではちゃんとします2」8月11日(水)放送の第1話は?
第1話
大森桃江(内田理央)は相変わらず5人のセフレと愛を営む日々を送っていたが、ついに結婚に焦りを感じ、婚活パーティーへ行くことに。しかし、普段から顔や稼ぎのいいセフレと遊んでいる桃江は冴えない参加者たちに全くトキメキを感じない...。そんな桃江の前に一人のイケメンが。すぐに意気投合したが、その日のうちに体の関係を持ってしまい...。
一方、桃江の同僚・松田(小関裕太)も相変わらず亜子(小島藤子)とセフレ関係を続けていた。いつも通り二人で眠っていたが、松田が目を覚ますとなんと手が縛られていて...!?