阿部寛主演『ドラゴン桜』最強助っ人も登場!東大受験&売却問題の行方は

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毎週日曜よる9時、TBS日曜劇場で放送中の阿部寛主演ドラマ『ドラゴン桜』。偏差値32で経営破綻寸前の龍海学園を舞台に、学園再建のため元暴走族の弁護士・桜木(阿部寛)が “東大専科”の生徒たちと真剣に向き合いながら、東京大学合格を目指す姿を描く本作。ついに最終回が6月27日(日)に放送されるが、今回、最終回の見どころやクランクアップの様子などを紹介する。

生徒たちの大きな挑戦と大人たちの思惑

2005年に放送された前作ドラマの原作である「ドラゴン桜」(2003年~2007年連載/講談社)の15年後を描く続編「ドラゴン桜2」が原作になっている本作。今の時代の日曜劇場でやるべきエッセンスを入れたドラマオリジナルの展開を盛り込み、東京大学合格を目指して奮闘する東大専科の生徒たちの家庭問題や、物語の舞台となる龍海学園の売却問題なども色濃く描いてきた。最終回で見どころとなってくるのは、東大専科のメンバーが合格できるのか、そして元理事長を中心として画策されている学園売却問題の行方だろう。

6月27日(日)に最終回を迎える阿部寛主演『ドラゴン桜』6月27日(日)に最終回を迎える阿部寛主演『ドラゴン桜』

東大専科のメンバーは、姉学園近くの「ラーメン瀬戸屋」の息子で、両親を亡くし1人で店を切り盛りする姉と一緒に暮らす瀬戸輝(髙橋海人[King & Prince])、何かに本気で打ち込んだことがなかったが初めてのめり込めるものができたイマドキ女子・早瀬菜緒(南沙良)、ケガによってバドミントンでの大学推薦を諦めるも新たな目標を見つけた岩崎楓(平手友梨奈)、専科に入って新しいことに挑戦する勇気を得た天野晃一郎(加藤清史郎)、優秀ゆえに見下す癖があったため周りから浮いていたが専科に入って臆病な一面も出せるようになった藤井遼(鈴鹿央士)、家庭の問題が落ち着き東大受験することが出来るようになった学園文系トップの小杉麻里(志田彩良)、発達障害を抱えながらも東大専科で才能を開花させた(細田佳央太)、そして桜木や専科のメンバーを陰ながら支え、途中から練習生として入ってきた“愛しきヤンキーコンビ”小橋(西山潤)&岩井(西垣匠)だ。

成績が思うように伸びずに苦悩したり、家族との関係に思い悩んだり、焦燥する自分の心と向き合ったり、さまざまな壁を乗り越え、自分で決意して東大受験に向けて勉強に取り組んできたメンバーたち。受験をすることになった理由も目標も勉強する環境もそれぞれ違うが、桜木や水野(長澤まさみ)、特別講師らからいろんな勉強方法を学び学力を上げ、問題を抱える仲間を思いやり支えることで人間としても大きく成長してきた。

6月27日(日)に最終回を迎える阿部寛主演『ドラゴン桜』6月27日(日)に最終回を迎える阿部寛主演『ドラゴン桜』

第9話では東大受験の第一関門となる大学入学共通テストに臨んだ専科の面々。2日間の試験の後に行われた桜木達による採点では、菜緒が738点、楓が752点、天野が801点、小杉が810点、健太が803点と好成績をマーク。残念ながら小橋と岩井はそれぞれ492点、484点と合格点に達せず今年の東大受験は諦めることになったが、ここでまたも厚い壁にぶち当たったのは藤井と瀬戸だった。719点と点数が伸び悩んだ藤井は、桜木の言葉により理科二類から文転して文科三類を受けることを決意し、620点と厳しい点数が出てしまった瀬戸は今年の東大受験を諦め来年受けると言って専科から離脱してしまった。

6月27日(日)に最終回を迎える阿部寛主演『ドラゴン桜』6月27日(日)に最終回を迎える阿部寛主演『ドラゴン桜』

そんな中、最終話ではついに東大に入れるかどうかが決まる2次試験に挑むことに。文転して新たに国語と日本史に取り組んでいる藤井はもちろん、共通テストでは好成績だったメンバーたちもここで確実に学力を発揮し合格できるのか・・・そして瀬戸は本当に今年の受験を諦めてしまうのか。視聴者も手に汗握る合格発表を迎えることになるだろう。

また、第9話の終わりに公開された予告には「最強助っ人登場!」という心躍る文言も! 桜木と話していた水野が振り返って笑顔を浮かべる姿からして“もしや!?”とワクワクするキャラクターの登場に期待が高まる。

6月27日(日)に最終回を迎える阿部寛主演『ドラゴン桜』6月27日(日)に最終回を迎える阿部寛主演『ドラゴン桜』

そしてもう一つの大きな問題の行方も気になるところ。理事長・龍野久美子(江口のりこ)の父である元理事長・恭二郎の計画により、学園売却問題が着々と進んでいた。売却されてしまえば、学園と桜木、水野が交わした約束通り5人以上の合格者を出しても東大専科はなくなり、生徒たちの母校もなくなってしまう。水野法律事務所と生徒たちの未来に暗雲がかかってしまっているのだ。

久美子や校長の奥田(山崎銀之丞)らと共同戦線を張った水野はなんとか売却を阻止しようと学園の寄附行為を調べ、とある方法を導き出し元理事長たちとの話し合いの場に出向くが、そこでまさかの事実が判明。恭二郎側に桜木が最も信頼する弁護士・岸本(早霧せいな)がついており、さらに水野の後輩だった坂本(林遣都)、桜木の元教え子・米山(佐野勇斗)も手を貸していたのだ。

6月27日(日)に最終回を迎える阿部寛主演『ドラゴン桜』6月27日(日)に最終回を迎える阿部寛主演『ドラゴン桜』

さらにこれまで味方だと思っていた教頭・高原(及川光博)も売却に賛成しており、水野が導き出した解決法も潰してしまい、学園売却まで王手がかかっている状態。東大専科のメンバーが何人合格するかもカギになってくるこの問題で、“必勝法”を新たに導き出すことが出来るのかに注目だ。

阿部寛、長澤まさみが生徒たちに見守られクランクアップ!

生徒だけでなく視聴者の心にも刺さる金言を与え、さまざまな人間ドラマを見せてきた本作は、桜木と水野によるシーンでクランクアップ。無事に撮影を終えると、一足先にオールアップしていた生徒たちが駆け付け約4か月間の撮影の終わりを迎えた。

生徒たちの姿に喜んでいる様子の長澤は「今回は先生である弁護士でもあるという役で、今までに演じたことない役柄でした。16年前と同じ役ではあったのですが、新たな水野直美として現場にいたように感じています」と撮影を振り返り、「そんな中で水野という人物を無事に演じ切れたのは、阿部さん、生徒役の皆さん、スタッフの皆さんがいて下さったおかげだと思っています。約4か月間、本当に充実した日々を送らせていただきました。良い経験になりました、ありがとうございました」と笑顔で挨拶した。

そして、阿部も「この役は16年前にやったんですけど、今こうやって再び日曜劇場の枠で最後までやり切れたことは皆さんのおかげだと思っています」としみじみ語り、「福澤監督をはじめスタッフの方々、支えてくださりありがとうございます。この役をやる勇気をくれたのは長澤まさみさん演じる水野でした。生徒たちも一生懸命頑張ってこれから大きく羽ばたいていってくれると信じています。皆さん、本当にありがとうございました」と感謝の思いを全員に伝え、無事にクランクアップできたことを喜んでいた。

そんなキャスト、スタッフの熱い思いが詰まった『ドラゴン桜』の最終回がついに6月27日(日)よる9時から放送される。東大合格を目指し奮闘してきた専科のメンバーたちの頑張りが報われるのか、大人の思惑が交錯する学園売却問題の行方、そし“最強助っ人”とは誰なのか!? ぜひその目で確かめていただきたい。

番組概要
[番組名]
日曜劇場『ドラゴン桜』
[放送日時]
毎週日曜よる9:00~9:54(※6月27日[日]放送の最終回は15分拡大)

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