ランチタイムだけ「ラーメン屋」に変身するお店…って、どういうこと?

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夜は居酒屋、昼はラーメン屋

「海鮮居酒屋 魚炉魚炉 総本店」は、夜は本業の居酒屋として、昼はラーメン屋に暖簾替えして営業しているお店です。

ランチで提供しているのは、あさりとホタテから取った貝出汁スープを使った、海鮮居酒屋ならではの“醤油らぁ麺”。

居酒屋ならではの醤油らぁ麺居酒屋ならではの醤油らぁ麺

出汁のきいた、さっぱりスープが美味しいと人気を集めています。
元々お昼に刺身定食を出していた頃は、ランチの月商は50~60万円でしたが、お昼だけラーメン屋になることで月商は240万円に。売上げが約4倍アップしました。

「昼だけラーメン」のお店は他にも!

本業が居酒屋であるにもかかわらず、お店がランチタイムに美味しいラーメンを出せるのは、ラーメンのプロデュースを手がける“株式会社 テイクユー”が関わっているから。レシピを考案するだけでなく、ラーメンに使用する素材の組み合わせも考え、ベストな素材をお店に提供するため、夜の本業が忙しい他の業態のお店でも仕込み不要で簡単に独自のランチラーメンを作ることができます

たとえば「海鮮居酒屋らしいラーメンを出したい」という魚炉魚炉には、“貝出汁ラーメン”を提案。

貝出汁ラーメン貝出汁ラーメン

お店で作った貝の出汁を生かせるよう、やや細めの全粒麺・鶏チンタン・かえし(醤油・塩)などの素材を組み合わせて提供しています。

この他にも、若い男性向けのラーメンを要望する“串カツ名代”に対しては、ニンニクをきかせた二郎系の味に寄せたガッツリラーメンを提案するなど、お店に合わせてプロデュースしています。

二郎系の味に寄せたガッツリラーメン二郎系の味に寄せたガッツリラーメン

テイクユーは、美味しいスープや麺を作る工場とのネットワークを活用し、素材の組み合わせ方を調整することで様々なお店の要望に対応。試作を繰り返して増やしたレシピは1000種類以上にのぼり、現在は20店舗の居酒屋などにランチラーメンの素材を提供しています(※2021年5月放送時)

実はテイクユーの社長は元々、ラーメンチェーン店のオーナー。「自ら麺やスープを提供する本部を作りたい」という思いから起業をしたそう。売上げが大幅にアップした魚炉魚炉をはじめ、独自のラーメンをランチタイムに提供するお店がこれから増えていきそうです。

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