花屋の常識をひっくり返す「青山フラワーマーケット」の儲かり戦略がスゴイ

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花を"衝動買いしたくなる"戦略で成功

従来、プレゼントやお祝いなど、“目的買い”での利用が多い花屋さん。
しかし、駅ナカ・駅近にある「青山フラワーマーケット」は、自宅用の購入や衝動買いを狙った2つの戦略で大成功しています。

戦略① 手に取りやすい「ブーケ」にして販売

青山フラワーマーケットでは、注文を受けてから作るのではなく、あらかじめブーケに束ねたものを店頭に並べています。

あらかじめブーケに加工あらかじめブーケに加工

完成品は通りすがりの人でも手に取りやすく、パッと衝動買いしやすくなっています。

なかでも生活シーンに合わせて展開したミニサイズのブーケは、看板商品に。

ブーケはミニサイズも展開ブーケはミニサイズも展開

ダイニングブーケ・キッチンブーケ・グラスブーケがあり、小さな場所に簡単に飾れると人気です。

さらに店頭では、ブーケに合うオリジナルの“ちょうどいいサイズのグラス”を販売。思わず花と一緒に買ってしまう人が続出しています。

ちょうどいいサイズのグラスを販売ちょうどいいサイズのグラスを販売

小さなブーケやオリジナルグラスは、「大きな花束は買いにくい」「家に花瓶がない」という男性客にも気軽な点が好評です。

戦略② 目を引くレイアウトでアピール

一般的な花屋さんでは、色とりどりの花を混ぜて並べていますが、青山フラワーマーケットでは同じ種類・色の花を固めてレイアウト。インパクトが生まれ、通りすがりのお客さんにもわかりやすくアピールしています。

同じ種類・色の花を固めてレイアウト同じ種類・色の花を固めてレイアウト

また、店内に冷蔵庫がないことも特徴のひとつ。
一般的な花屋さんには、花の寿命を延ばすための冷蔵庫が設置されていますが、青山フラワーマーケットは花を早く売りさばくため、必要ありません。

駅ナカにあるお店は、お客さんが「店内に滞在する時間は短くても何度も来る」ことが特徴で、一度ファンになったら定期的に来店してくれます。
青山フラワーマーケットは、全国に117店舗を展開し、そのうち100店舗以上が駅ナカ・駅近に出店。売上高は10年間でおよそ1.8倍に増加、年商約78億円と絶好調です(※2021年5月放送時点)

 

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