そのまま食べられる&日持ちもするゆで玉子
キユーピーが開発した「そのままパクっと食べられるゆでたまご」は、殻がむいてありそのまま食べられるゆで玉子。その上、冷蔵で1ヵ月も日持ちがするスゴい商品です。

本来、茹でると雑菌が繁殖しやすく日持ちがしない玉子。コンビニで販売されている殻付きのゆで玉子でも数日しか持ちません。
そんなゆで玉子を殻なしで長く日持ちできる秘密は、殺菌作用を持つお酢の力を活用しているから。
パックにお酢を少しだけ加えることで、ゆで玉子を菌から守っています。

お酢を加えると味に影響しそうですが、味を酸っぱくすることなく日持ちできるよう、酢以外の原料とうまく組み合わせた絶妙な配合に成功。
マヨネーズの材料のひとつであるお酢を知り尽くしている、キユーピーならではの技術です。
20日も日持ちするポテトサラダも
ゆで玉子のほかにも日持ちする惣菜の開発に力を入れているキユーピー。「素材をあじわうポテトサラダ」は、冷蔵でなんと20日間も日持ちします。

通常なら冷蔵で賞味期限1~2日しかないポテトサラダを日持ちさせるには、真空パック後加熱殺菌を行うのが一般的です。
しかし難点だったのは、キュウリが入ったポテトサラダを加熱殺菌すると、キュウリが変色し食感もフニャフニャになってしまうこと。そのため、キュウリ入りのポテトサラダを日持ちさせることは不可能と言われてきました。

そこで、キユーピーは特殊なパック方法を独自開発。業界では奇跡という、キュウリの味を損なわずに日持ちさせることに成功しました。
キユーピーというとマヨネーズが有名ですが、グループで約500億円規模のお惣菜ビジネスも展開。
肉じゃがやナムルなどのスーパーで売られているお惣菜を多数手がけるだけでなく、独自の最新技術で、惣菜の日持ちに革命を起こしています。
【深堀】おまけのトピック:ポテサラが冷蔵で20日間日持ちするワケ
日持ちするポテトサラダを実現したのは、「冷圧フレッシュ製法」という独自の製法。
真空パックを水とともに専用の機械に入れ、4tの圧力をかけることで微生物の活動を抑えるというスゴい技術です。
また、一方向から力をかけると食材の形が崩れてしまいますが、水の中では全体から同じ圧力で押されるため、食材の形が崩れないというメリットもあります。

熱を使わずに微生物の活動を抑えられるこの製法は、ポテトサラダのほか、ごぼうサラダやにんじんサラダにも採用されており、今後フレッシュなサラダにも用いられる予定です。
ゆで玉子にポテトサラダなど、日持ちする惣菜をつぎつぎ開発しているキユーピー。独自の最新技術で惣菜はめざましい進化を続けています。
がっちりマンデー!!
日曜あさ7:30~