空気と電気さえあれば、水を作れる機械って?
空気と電気さえあれば、飲料水が作れる驚きの機械「エアリス」。平均して1時間あたり、約500ミリリットルの水を空気から作ることができます。

エアリスは汚れた水をろ過するのではなく、空気中の水分を取り出しているので、水自体がもともとキレイ。
また、高性能のフィルターを使っているので空気中の微細な雑菌をしっかりブロックしてくれます。フィルターも汚れにくく、交換は年に1回程度でOKと便利です。

電気代は、月に24リットル水を作った場合でも約900円と低コスト。1日約30円で美味しい水が飲める、画期的な機械です。
コップの水滴から着想
エアリスを扱うアクアテック(株)がこの機械を開発したきっかけは、東日本大震災。
災害時に発生する停電や断水のうち、水道のインフラ復旧は電気に比べるとどうしても時間がかかります。そこで“復旧の早い電気を使って、水を作れないか”という思いから開発されました。
空気から水を作る基本的な原理は、“コップに冷たい水を入れると、周りの空気が冷やされ空気中の水分がコップにつく”という「結露」と同じ。

エアリスは、一定の温度差を保って結露させ続ける技術と、結露する部分の水をスピーディーに取り出す技術によって、大量の飲料水を作り出すことに成功しました。
さらには、従来の10倍の製水能力を持つ大型マシーンも開発。
飲料水以外にシャワーや洗い物にも使うことができ、災害時の避難所や工事現場での手洗い用として売れています。

今後は、エアリスなどのマシンの海外販売も視野に入れているそう。さらなる成長が期待されます。
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