「リアル脱出ゲーム」って、なんで人気なの?
(株)スクラップの手がける「リアル脱出ゲーム」は、制限時間内に部屋に隠された様々な謎を解いて、閉じ込められた部屋から脱出するゲームです。

参加費用は1公演1人あたり800~約4,000円ですが「謎が解けた瞬間が気持ちいい」「脱出できて嬉しい」など、ゲームを楽しむお客さんが続出しており、これまでに740万人以上を動員しています。
人気の秘密① 絶妙な難易度
脱出ゲームの人気の秘密は、“制限時間ギリギリで残り1問を解けないくらい”という絶妙な難易度。

制作した謎は、内容を知らないスタッフがプレイして第3者の目で難易度を確認しています。さらに、オープン前には本番と同じ環境でテストプレイヤーを入れて、最終チェックを行います。
これには社長も入り、難易度や面白さに問題があれば、オープン前日でも内容を修正。参加者が楽しめるように、最後の最後まで難易度や演出等の調整が行われます。
人気の秘密② コラボ企画
リアル脱出ゲームは完全オリジナルのほか、東京メトロや遊園地などとコラボした企画もあります。なかでも、特に人気を集めているのがホテルとのコラボです。

例えば東京ドームホテル内で謎解きができるゲームチケット付きの宿泊券は、24,000~35,000円ながらほぼ完売状態。ホテルの稼働率は90%を超えるほど、人気です。
オンライン型の脱出ゲームも
リアル脱出ゲームを主催している(株)スクラップは、ミュージシャンの社長が立ち上げた会社。バンドのフリーペーパーの企画で謎解きを出題し始めたのが創業のきっかけでした。

会社では、年間40本以上の新作を開催。1人でも参加できる初心者向けのものもあれば、4~6人で謎解きを行うものなど、様々な難易度や設定のゲームがあるそう。

現在は新型コロナウイルスの影響もあり、店舗型だけではなくデジタル化したオンライン型のリアル脱出ゲームの展開も開始。2008年の創業から12年で売上げ38億円に急成長し、全国15か所にリアル脱出ゲームの専用施設を持っています(※2021年3月放送時)。
がっちりマンデー!!
日曜あさ7:30~