パスタ料理の種類が豊富なイタリアでは、各地に“ご当地パスタ”があります。美食の街ローマは、カルボナーラ・アマトリチャーナのほか、日本であまり知られていない「カチョ・エ・ペペ」発祥の地。
番組でミステリーハンターを務めた“ローマっ子”のクリスティーナ・コンティさんが、その作り方を教えてくれました。
日本でも簡単に作れる!「カチョ・エ・ペペ」の作り方
少なめの湯でパスタを茹でることで、茹で汁を使ってチーズクリームを作る際になめらかな仕上がりになります。また、本来は香りの強いペコリーノ・ロマーノチーズだけを使いますが、パルメザンチーズを入れ、マイルドにするのがクリスティーナさん流です。

材料(2人前)
ペコリーノ・ロマーノチーズ … 100g
パルメザンチーズ … 30g
パスタ … 200g(長い麺タイプはソースが絡みやすいよう、表面がザラついたものを。表面に筋の入った太めのショートパスタもおすすめです)
胡椒 … お好みで適量(ホールのものを調理前に挽くか、包丁の腹でつぶして使うとより香りが引き立ちます)
塩 … 小さじ1程度

作り方
① 鍋に500~700mlの湯を沸かし、塩を入れたらパスタを茹でます。表示より2分程度短めに茹でましょう。
② パスタを茹でている間に、フライパンで胡椒を煎ります。

それからパスタの茹で汁を少し足し、煮立たせて香りを引き立たせておきます。

③ ②に茹でたパスタを入れ、さらに2分火にかけます。
④ 粉状にしたペコリーノ・ロマーノチーズ、パルメザンチーズにお玉2~3杯の茹で汁を入れ、ダマにならないようよく混ぜます。

⑤ フライパンの火を止め、④のチーズクリームをパスタに絡めたら完成です。

チーズが濃厚な「カチョ・エ・ペペ」は、赤ワインやビールにも合うそう。胡椒を少なめに調節すれば、子どもも食べられます。

卵や肉が贅沢品だった時代、“簡単に作れて美味しく食べられる”と一般市民に愛されてきた味。ローマで愛されるパスタを、ご家庭でも作ってみてくださいね。
4/10(土)の『世界ふしぎ発見!』
世界ふしぎ発見!
土曜よる9:00~