西麻布のイタリア料理店「リストランテ アルポルト」片岡護シェフは、イタリア料理界の巨匠。あさりと春野菜を使った、片岡シェフ流「ボンゴレ・ビアンコ」の作り方を教えてくれました。

「ボンゴレ・ビアンコ」の作り方

【材料】(1人分)
パスタ(細めがおすすめ、片岡シェフは1.4mmを使用) … 80g
アスパラガス(ピーラーで皮をむき、縦に細く切ったもの) … 1本
菜の花(茎の下の方は小口切り、葉の部分はザク切り) … 3本
ミニトマト(半分に切ったもの) … 5個
うるい … 2本
そらまめ(サヤから出して皮をむいたもの) … 8個
あさり … 200g
にんにく(みじん切り) …小さじ1/2
鷹の爪 … 1本
塩 … 少々
こしょう … 少々
白ワイン … 30cc
パセリ … 適量
アンチョビペースト … 5g
オリーブオイル … ①で使用:大さじ2、仕上げ用:適量
【作り方】
① フライパンにオリーブオイル(大さじ2)を引き、にんにく・鷹の爪を入れたら火をつけ強火にします。
② 香りが立ち始めたら、あさり・ミニトマト・パセリ・白ワイン・こしょうを加え、強火で1分ほど炒めます。

③ アンチョビを加え、あさりが開くまでフタをして弱火で5分ほど蒸し焼きにします。殻が開いたら火を止めておきましょう。(※この時、汁が残った状態で火を止めましょう。あとで絡めるパスタに吸わせます)

④ 鍋に湯を沸かし、塩を入れたら、パスタと一緒にアスパラ・菜の花・そらまめを茹でます。パスタは表示時間より15~30秒ほど短めに茹で上げましょう。(※茹でる湯に入れる塩は、あさりが塩分を含むため、通常より少なめに。湯の量に対し0.5%)。

⑤ ③に④を加えてよく混ぜたら、火を止めてうるいを加え、さっと和えます。(※うるいは食感を残すため、最後に加えます)
⑥ オリーブオイル(適量)・こしょう(お好みで少々)・パセリを加え、皿に盛り付けたら完成です。(※盛り付けるときは高さを出すと見栄えが良くなります。)
【ポイント】
① アスパラは固い皮をむくと口当たりが良くなり、茹で時間も短縮。また、縦に切ることでパスタと一緒に巻いて食べることができます。繊維に沿って縦に切るため、シャキシャキ感も楽しめます。
② パスタと野菜を一緒に茹でることで、パスタに香りが移ります。

“春の訪れ”を告げる旬の野菜とあさりのハーモニーを楽しめる絶品パスタ、おうち時間にぜひお試しください。