当たるかも⁉︎ 人気の宝くじ売場のヒミツ

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本来、どこで買っても当選確率は同じはずの「宝くじ」。しかし、人が集まる売場には理由があります。日本で最初に宝くじを販売した会社、有限会社「八巻(やまき)」社長・恩田さんに、そのヒミツを聞いてみました。

人気の宝くじ売場にあるヒミツ

恩田さんが経営する販売所の中で、トップの売上を誇る「亀戸北口駅前売場」。ここには「開運長者亀」といって、亀戸にちなんだ“亀の子たわし”が設置されています。

“亀の子たわし”が設置されている“亀の子たわし”が設置されている

話によれば、これをつけて以降、当たりが出るようになったとか。宝くじや、宝くじを買う前のお金をさすってもらい、お客さんに験を担いでもらうそうです。

以前には、地元の神社で当選祈願をしたお札をサービスしたこともあるとのこと。

当選祈願をしたお札をサービスしたことも当選祈願をしたお札をサービスしたことも

また、宝くじ販売業の出発点となった「小岩駅南口売場」には、“大願成就”という言葉にかけて「福岩」が設置されています。さすって帰るお客さんも多いとか。

“大願成就”という言葉にかけて「福岩」が“大願成就”という言葉にかけて「福岩」が

ほかにも、良い売場では宝くじの販売員さんが重要といいます。
「(買った宝くじが)10億円に化けるんじゃないかと思ってもらえるような接客応対や、“夢応援”という意味では、ほかの商売とは違う」と話し、恩田さんは大切に考えているそう。

“ワクワク”を売る商売を目指して

もともと恩田さんの会社・八巻は、戦時中に戦費を集めるために作られた「勝札」を小岩駅前で販売したのが始まり。勝札販売所の第一号に国から認定されました。

その後、1945年10月に第一回宝くじが販売されてからは、70年以上にわたって宝くじを販売し続けています。

小岩が宝くじ販売の出発点小岩が宝くじ販売の出発点

社長の恩田さん自身も、週に3回ほど売場に立ち、宝くじを販売しています。

社長の恩田さん自身も、週に3回ほど売り場に社長の恩田さん自身も、週に3回ほど売り場に

「宝くじをどういう思いで買いに来ているかなど、(売場に立って)やらないと分からない」「お客さんにワクワクドキドキしてもらいたい。ワクワクを売る商売、そうでありたい」と語ります。

“お客さんから億万長者を一人でも多く出したい”という気持ちのもと、恩田さんは今日も働いています。


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