和洋折衷の美しいホテル
美しく重厚な和風の外観を持つ、「奈良ホテル」。これまでアインシュタイン、チャップリン、ヘレン・ケラー、オードリー・ヘップバーンをはじめ、さまざまな有名人が宿泊してきました。

大正・昭和と海外から数多くの賓客を招いたことから、“西の迎賓館”と称されています。
足を踏み入れると、館内は一転して“和洋折衷”の作りになっています。客室には御簾が掛けられ、その下にはベッドが。

室内には100年近く使われているという、クラシカルな洋風家具も残っています。

迎賓館としての役割
奈良市にある奈良ホテルを設計したのは、辰野金吾。東京駅や日本銀行本店も手がけたことで知られる建築家です。
実は建設当時、日本への外国人観光客が急増。館内は海外からの人々が過ごしやすいように作られました。

一方、外観は「奈良の景観に合うように」と和の作りにしたそうです。
フロントの前には“鳥居で囲われた暖炉のオブジェ”が置かれ、ホテルのコンセプト・和洋折衷を表現しています。

政府から迎賓館としての役目を求められた奈良ホテルには、各国の王族・皇族・国家元首ら要人が宿泊。やがて国賓のみならず、さまざまな有名人が訪れるようになりました。
歴史を重ねてきた趣のある奈良ホテル、一度訪れてみたいですね。
スポット情報
奈良ホテル
奈良県奈良市高畑町1096
※新型コロナウイルスの影響など、営業状況については事前にご確認ください
※また、緊急事態宣言中のため不要不急の外出はお控えください
1/30(土)の『世界ふしぎ発見!』
世界ふしぎ発見!
土曜よる9:00~