ひざこぞうの由来は…“ゾウ”!?
栃木県の日光には「輪王寺大猷院(りんのうじだいゆういん)」という寺院があります。その場所にある夜叉門には、鬼神たちの像があり、中には“ひざこぞう”という言葉と関係のあるものも存在します。
それは、「烏摩勒伽(うまろきゃ)」と呼ばれる鬼神の像です。

よく見ると、膝当ての部分がゾウの顔になっており、これが“ひざこぞう”という言葉の由来になったといわれています。

日光東照宮のそばにある、輪王寺大猷院とは
実は、輪王寺大猷院は、徳川家康の孫・家光の廟所(墓所)でもあります。

「死後も家康に仕えたい」という家光の遺言から、日光東照宮のそばに建てられています。
建物全体は、江戸時代最高の職人たちが手掛けたもの。ただし「東照宮を凌いではならない」という遺言もあって、控えめで落ち着いたつくりになっています。

2020年は家光の没後370年目になるため、普段は本殿の奥にあって拝むことのできないご尊像が御開帳になっているそう。日光に行く機会があればチェックしたいですね。
スポット情報
輪王寺 大猷院
栃木県日光市山内2300
※営業状況については事前にご確認ください
じょんのび日本遺産
日曜あさ6:00~