変色せず腐らないというメリット
温泉や旅館、ホテルなどでよく見かける竹垣。
実は、日本にある竹垣の約8割には、人工の竹が使われています。プラスチックでできており、天然の竹と違って変色せず腐らないというメリットがあることから支持されています。

さらにその中でも、国内にある竹垣の約半分には、タカショーという会社の人工の竹「エバーバンブー」が使われています。天然の竹にも負けない品で、日本各地の有名旅館でも採用されています。
「本物以上に本物」を目指したこだわり
タカショーのエバーバンブーは、「本物以上に本物でないとダメ」という社長の信念のもと、15年以上の歳月をかけて完成。表面には、筋がついているというこだわりようです。

人工の竹は、特殊な強化樹脂を銀閣寺の竹垣をイメージした元型に合わせて成型。
元型には、2年がかりで京都の山奥で見つけた“竹垣にふさわしい天然の竹”が使われています。本物の竹が型に使われているため、完成した人工の竹垣は幅や隙間が1本ずつ違います。

また、仕上げに地元の漆職人が手作業で色と汚しをつけるため、本物の竹のような風合いが生まれます。

タカショーは、会社全体で170億円の売上げがある、和歌山県海南市にある庭用品の最大手メーカー(※2020年11月放送時点)。人工の竹の次は、より市場規模の大きな“人工の木”に挑戦しています。
12/20(日)の『がっちりマンデー!!』
がっちりマンデー!!
日曜あさ7:30~