新築でもリフォームでも、屋根に庭が作れる?
コロナ禍でおうちにいる時間が増えたことで庭ブームが起こり、庭にまつわるビジネスが注目されています。なかでも話題なのが、自宅の屋根の上に庭を作れるサービス。

土地がなくて家の周りに庭が作れなくても、本来は屋根になる場所に庭を作ることができます。新築時に屋根に庭を作ることはもちろん、リフォームして作ることも可能です。
屋根の上に庭を作るための工夫
屋根の上に庭を作るということは、土を入れ、芝生や草木を植えて水を撒かなければならないため、普通の屋根より重くなります。

そこで、庭の重みで天井が抜けないよう、通常の半分程度の重さの土を使い、軽くて丈夫な屋上専用タイルなどを使用。
屋根の雨漏りや水漏れの原因の多くは、“屋根と土台を固定するクギやボルトの劣化によってあいた穴に水が浸入してしまう”ことで起こります。そのため、庭の土台は特殊な金属板をはめ込むことで、クギやボルトは使わずに設置されています。

さらに屋根庭には、気にならない程度の勾配がついていて(約3度)、土台にまで染み込んだ水が排水口に流れるようになっているので安心です。

屋根に庭を作るサービスを行っているのは、福岡県にある栄住産業。これまで全国で約1万5千軒を手掛けており、施工数は15年で60倍に増加しています。売上げも約45億円と絶好調。
都内15坪の場合、屋根を庭にする工賃は新築なら約200万円から、リフォームは約300万円からが相場です(※リフォームの場合は元の屋根をくり抜き、しっかりと平らにならした後、基準をクリアするよう補強を入れて庭を作ります)。なかなか高額ですが、住んでいる地域によっては緑化助成金が最大500万円(※東京都港区の場合)出ることもあり、場合によってはかなりお得に屋根庭を作ることができます。
12/20(日)の『がっちりマンデー』
がっちりマンデー!!
日曜あさ7:30~