令和の「人生ゲーム」はSNSを競う⁉ 進化するロングセラーおもちゃたち

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令和版人生ゲームで競うものとは?

「人生ゲーム」は1968年の誕生以来、“お金を増やした人が勝ち”というゲームでした。しかし、令和に入って新たに登場したのは、お金ではなく“SNSのフォロワー数”を競う「人生ゲームプラス令和版」。

人生ゲームプラス令和版人生ゲームプラス令和版

“世の中にお金に執着しない人が増えた”という見解から、「最もフォロワーを増やしたインフルエンサーが勝ち」という新ルールが生まれました。

マス目のイベントには、「裏アカがバレて大炎上」「朝起きたら昨日の寝る前のつぶやきがバズって大拡散」など、SNS世代が共感するトラブルや“あるある”が書かれているのも特徴です。

SNS世代が共感するトラブルや“あるある”SNS世代が共感するトラブルや“あるある”

人生ゲームはもともとアメリカで生まれた「THE GAME OF LIFE」が発祥で、当初マス目の内容はアメリカ版を直訳したものでした。その後、1983年に「お歳暮」「正月休み」など日本オリジナルの内容に変更したことをきっかけとして、日本の家庭に一気に浸透しました。

以降も人生ゲームは「時代を映す鏡でなければならない」と、「フリーター」「ふるさと納税」などの時世を反映したトレンドワードをマス目に取り入れながら、進化を続けています。

黒ひげが5体に増えた!?

1975年に発売された、黒ひげくんの入った樽に剣をさして遊ぶゲーム「黒ひげ危機一髪」。最新版では、黒ひげくん人形がなんと5体に増えています。

黒ひげくん人形が5体に増加黒ひげくん人形が5体に増加

さらに、飛び出す高さも約5倍にパワーアップ。飛び出した人形が当たっても痛くないように、人形の頭はラバー素材で作られているので安心して遊べます。

現在は「黒ひげくんを飛ばしたら負け」というルールで知られていますが、当初は逆。敵に捕まり縄で巻かれて樽に入れられた黒ひげくんを、剣で縄を解いて助ける設定で、人形を飛ばした人が勝ちでした。

発売当初は人形を飛ばした人が勝ち発売当初は人形を飛ばした人が勝ち

ところが、あるテレビ番組で“飛ばしたら罰ゲーム”という企画が登場。「飛ばすと負け」というイメージが世の中に浸透したため、1995年にルールが正式に変更されています。


12/8(火) の『この差って何ですか?

この差って何ですか?

火曜よる7:00~