意外に大変な“松茸採り”の真実、教えます

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“山のダイヤ”ともいわれる「松茸」。しかしそれを採るのは、かなり大変ということをご存じでしょうか?

決して簡単ではない松茸採り

① 危険を伴うため、“オモチャの銃”を持っていく?

松茸採りを始める前に、火薬で音が鳴るオモチャの銃を鳴らします。これは、音と火薬のにおいでクマを威嚇するためだそう。

オモチャの銃を使うオモチャの銃を使う

実は松茸のシーズンは、冬眠前のクマが食料を蓄えようと活発に動き回る時期でもあります。道中では、クマが木の皮をむいた形跡などを目にすることも。

クマが出る可能性もクマが出る可能性も

オモチャの銃のほかにも、クマ避けの鈴をリュックにつけたりするなど、対策はしっかり行っているそう。

② 見つけるのが難しい

松茸の生える場所を“シロ”といい、松茸採りの世界においては、この場所のことを決して他人には教えないそうです。

松茸の生える場所“シロ”松茸の生える場所“シロ”

それはたとえ、師弟関係であっても同じとのこと。各自、自分が松茸を見つけた場所を記憶し、毎年採取しているとのこと。

さらに現実問題として、泥棒が入る場合もあります。目につく松茸は殆ど盗まれてしまうことから、見つけ出すのが困難を極めるときもあるそう。

泥棒が入る場合も泥棒が入る場合も

時期や気象状況などによっても価格が変動する松茸ですが、高級食材であるのにはこうした要素も含まれているとのことです。

教えてくれたのは、“松茸名人”

松茸の収穫の大変さを教えてくれたのは、キャリア40年の松茸名人・松下さん。「松茸は生きがい」と話し、松茸料理を出す自分のお店を持つほど、松茸への愛情は本物です。

松茸名人・松下さん松茸名人・松下さん

ちなみに松下さんいわく、“カサが開いた松茸”は、香りがより強く出て美味しいそう。

“カサが開いた松茸”は、香りがより強く出て美味しい“カサが開いた松茸”は、香りがより強く出て美味しい

また、茎が太く、押したときに硬いものは、中身が詰まっているため歯ごたえがあって美味しいとのこと。松茸を食べる際の参考にしてみてください!


11/29放送の「BACKSTAGE」

BACKSTAGE

CBCテレビ:日曜よる11:30~

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