海外からも視察殺到!全自動どら焼き機って?
デパートにある名店やコンビニ、スーパーなど、国内で売られているどら焼きの95%以上を作っている「全自動どら焼き機」。

この1台で、均一な焼き色と形のどら焼きを1時間に2400個も作ることができます。
海外ではパンケーキ製品を作るのに使われており、コロナ以前は国内外の和菓子や洋菓子メーカーが、週に6~7社も視察に訪れるほど注目されているマシンです。
なぜ注目されるの?全自動どら焼き機のスゴいポイント
どら焼き作りで一番大事なポイントは、上と下の生地をぴったりと合わせること。全自動どら焼き機のスゴさは、ズレなくぴったり合った、完璧などら焼きを作れる点にあります。

その秘密は、「位置決め装置」。生地を合わせる前など、大事な工程の前で細かい位置をコントロールする装置がたくさん付いているので、ぴったり上下を合わせることができます。

さらに、位置決め装置が生地にくっついてしまうことがないように、少量のアルコールをたらすという工夫も。「単純な技術のように見えて、他社には絶対マネできない」と社長が自信を持っています。
1960年から売れ続けているスゴいマシン
全自動どら焼き機を開発したのは、食品加工機械を製造する老舗メーカー「株式会社マスダックマシナリー」。
1台4000万円という価格ながら、1960年の発売以来約60年売れ続け、世界30ヵ国で約1600台を販売している超ロングセラーマシンです(※2020年10月放送時。タイプにより値段は変わります)。
長年にわたり需要が減らない秘訣は、菓子メーカーによって微妙に異なる材料や形に合わせて機械を微調整し、きめ細やかに対応しているから。

さらに、株式会社マスダックマシナリーは、海外では珍しい日本の「蒸しケーキ」をヘルシーな「蒸しドーナツ」として海外で販売するようすすめ、大ヒットさせています。
これからも世界で広く活躍していきそうです。
がっちりマンデー!!
日曜あさ7:30~