コロナ禍で運動塾コーチが挑戦する「オンライン」縄跳び教室とは?

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新型コロナウイルスの影響により、オンライン指導を始める教室が増えました。これまで2000人以上の子どもに体育を指導してきた草柳さんの運動塾「湘南 Golden Age アカデミー」も、その一つです。縄跳びの特訓過程に密着し、オンライン指導での工夫を探りました。

「オンライン」縄跳び教室の仕組みは?

草柳さんのオンライン教室では、週1回、子ども達が取り組む「宿題」を示した動画を送信します。

宿題動画宿題動画

動画に基づき、子ども達の練習する様子を親が撮影してコーチに送り、コーチは気になる点を親にアドバイスして、やり取りします。

ポイント① 「親・子ともに」やる気にさせる

オンライン教室で子どもに直接指導するのは、親です。オンラインで意図を伝えるのは難しいものですが、コーチと親がコミュニケーションをしっかり取り合うことで、効果が出やすいそう。

保護者とのコミュニケーションが重要保護者とのコミュニケーションが重要

また、草柳さんは、子どもだけでなく親の頑張りも認めることをとても大切にしています。親も褒め、親子ともにやる気にさせるのが、成功への近道といいます。

ポイント② 的確なポイントを指導

草柳さんが練習動画を確認しているなかで、ジャンプ後に足裏全体で着地していることがわかった生徒がいました。すると次のジャンプが遅れ、回す縄のスピードに追いつかず引っかかってしまうそうです。

そこで、まずジャンプに集中してもらうため、縄を使わずにつま先でジャンプする練習に取り組んでもらいます。

つま先ジャンプの練習つま先ジャンプの練習

つま先だけで着地する癖がつくとジャンプのテンポが速くなり、引っかかることが少なくなりました。

ポイント③ 「前向き」になる声掛けをアドバイス

年齢の低い生徒の中には、集中力が続かなかったり、いら立ってしまう子どももいます。そこで、小さい子どもには、常に前向きになるような声掛けが必要と親にメールでアドバイス。

前向きになる声がけをアドバイス前向きになる声がけをアドバイス

「おしい!」「すごーい!」などと声を掛け、やる気を引き出すそうです。

遠く離れた場所から親にアドバイスを送り、子どもを指導する草柳さん。オンラインの運動塾には、草柳さんの経験から生み出されたアイデアがつまっていました。


7/26放送の「BACKSTAGE」

CBCテレビ:BACKSTAGE(バックステージ)

日曜よる11:30~