水が出ない!? カリスマ日本人美容師が語る、インドの美容院事情とは?

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1,000人以上の弟子を育てたカリスマ美容師

世界で2番目に人口の多いインド。ここでサロンを構え7年目になる徳見さんは、かつて大阪で30年以上活躍し、年収1,000万円以上・1,000人以上の弟子を育てたカリスマ美容師です。

カリスマ美容師の徳見さんカリスマ美容師の徳見さん

そんな徳見さんですが、日本での常識が通用しないインドに悪戦苦闘していると言います。

インドのヘアー事情

あまり髪型を変えない文化があるインド。毛先を揃える程度のため、多くの人が路上の理髪店を利用しています。カット料金(シャンプーなし)は日本円で60円ほど(2020年7月時点)です。

インドの路上理髪店インドの路上理髪店

一方、徳見さんの店はカットでおよそ5,000円。高価格を貫く理由は、インドにはない高い技術と日本式の丁寧なサービスに自信があるからこそです。

インドでの戸惑い

「文化が違うところで自分の力量を発揮するのは大きな夢で、刺激になる」と話す徳見さんですが、文化の違いに戸惑うこともあるそう。

例えば水量。インドでは、政府が配給する水をタンクに溜め込み各部屋に水を流して使用するため、水の量に限りがあります。そのためシャンプーの時に、突然水圧が弱くなることも…。

水圧が突然弱くなる水圧が突然弱くなる

また、とてもクレームが多いのが「パーマ」。

パーマのクレームが多いパーマのクレームが多い

女性の髪は“長いストレート”という風潮が根強いインドでは、パーマの知識があまりありません。さらに不満をはっきり伝える文化があるため、日本人のお客さんの3倍丁寧に説明し納得してもらった上で施術しても、クレームを受けることがあると言います。

文化の違いに戸惑いながら、なぜインドで美容師を続けるのでしょう?

人生の最後のステージをインドで

以前勤めていた会社がインドに支店を出す話があり、インドにやってきた徳見さん。しかし、その話が白紙に。「このまま帰るわけにはいかない。インドで自分の腕を試してみよう」と考え、インドで開業することを決意しました。

インド人に自分の技術を伝えたいインド人に自分の技術を伝えたい

最初は出張美容師から始めた徳見さんは、お客さんたちに大変喜ばれ嬉しかったことから「人生の最後のステージはここにしようかな」と語ります。

日本で身につけた技術を、異国文化をミックスさせてお客さんを喜ばせる。徳見さんの挑戦は続きます。


7/26放送の「BACKSTAGE」

CBCテレビ:BACKSTAGE(バックステージ)

日曜よる11:30~